🎄Joyeux Noel！🎄

皆さん、メリークリスマス！
今年のイヴのディナーはワタクシとPaulの共同作業となった我が家。
内訳はワタクシがアントレとデザート、Paulがメインということで、さ〜今年はちょっと楽させてもらおうかな！と思っておりましたらとんでもなかったのであった・・・。
まずは作り置きできるデザートから先に作ろうと、これまで２回練習して万全の体制で挑んだワタクシ。しかし、仏の心でSeanのリクエストをうっかり聞いちゃったところに落とし穴が・・・。ええ、スイーツづくりビギナーは基本に忠実に、という大原則をすっかり忘れちゃってたワタクシざんす（汗）。レシピはまじりっけなしのロールケーキのところ、クリスマスだからとオールショコラでやってみたらアラ大変。スポンジの方はまあうまく行ったものの、クリームが・・・（泣）。ショコラだって言うんで湯煎したショコラを適当に（ここがいけないのね）大体180グラムくらい入れて通常の3倍のクリームを拵えたところ、なんとなくうまい具合にホイップできたぜ！とスポンジに塗りたくっていざ丸めようとしたらどうよ。なんか楕円形になっちゃったんですわ。え？え？どうしちゃったの？と一度丸めたのを恐る恐る巻き戻してみたらなんとなくクリームがゆるい。おっかしいな〜ちゃんと角立ってたのにどういうこっちゃと再度気を取り直してぐいっと力を入れて巻いてみたら今度は巻いた両サイドからだら〜っとクリームが流れ出るという有様。も〜うこうなったらしょうがないラップでグイグイに巻いて冷蔵庫で冷やし固める作戦に。これが功を奏したか、なんとかクリームはうまい具合に固まってこれ以上の流出は止められた模様。
そして冷蔵庫で固めること1時間以上、そろそろ良かろうと言うことで今度は上塗り。勿論同じクリームを使うんでこのクリームも一緒に冷蔵庫で保管したヤツざます。まあ多少固めだけどバタークリームと思えば、ね？
そして完成したのがコレ

まあ、こんなもんですかね・・・。
どうもスイーツは苦手意識があるだけになかなか納得の行く完成度に達しないワタクシです。それでも一応下の方にはマロンを細かく刻んだのをまぶしたり、上にはショコラを削ったのをふりかけたり（これらは荒隠しとも言う）色々と頑張ってはみましたが、結論としてワタクシにはシンプルで素朴なのが一番じゃないかと。次からはフツーのにさせていただきますわ。
さて、お次はアントレ。
Paulはサーモンのタルタルがいいんじゃないのと言ったけど、なんとなくありがちな気がしたんで今回は同じサーモンでもスモークサーモンのムースにしてみました。
まあ、このムースはやたら簡単でして、スモークサーモンとバターをハンドミキサーでなめらかになるまで混ぜたら出来上がりなんざんす。しかし、ここでどうしても自分に高いハードルを課したくなるワタクシ、土台のトーストを丸・ハート・星の型抜きにするという暴挙に。
いや〜これがまあ難しかったのなんのって。特に星が・・・（泣）。最初は星は予定になくて、でも2つっていう偶数が日本人としてなんとなくどうなのと思っちゃってつい一つ足してみよう、どうせ足すなら星なんて良いんじゃね？と余計なこと思いついちゃったもんだからもう。この型抜きしたトーストに一つずつアボカドのマッシュを重ね、そこにさらにスモークサーモンのムースを重ねるという超地道な作業をちまちまとやってたんですが、2皿目のところでレイヤーしたブツが落下！思わず叫んじまいましたわ・・・。それでも苦労してなんとかリカバリーして小一時間。やっと出来たのがコレ

上に乗っかってるのはイクラもどきのマスの卵。
しっかり見るとアラが分かっちゃうんですけども、このイクラもどきのお陰で表面が乱れてるのが分かんなくなって見栄え的にはちょっとUPした感じ。でも星が・・・（泣）。しかし、これがまたやたら美味しかったのだ。スモークサーモンのムースが少し余っちゃったんで型抜きしたパンの端切れを漬けてアペロに食べてね〜とSeanとPaulに渡したら秒殺ならぬ秒完食で、そりゃもう美味しかったらしい。なのでワタクシの涙ながらの努力も十分報われたという次第ざんす。
さてメインはPaulのオマールとホタテのWaterzooi（ワーテルゾーイ）。どうやらBelgo Cookbookからインスピレーションを受けたらしい。

Waterzooiというとクリームでちょっとこってりという感じなんだけど、このレシピはビスク・ドマール（bisque d’homard）を使うのがミソ。オマールを入れるだけにオマールのスープに泳がせようってことか。このレシピだと材料を下茹でして最後に全部を合体させれば出来上がりという手が込んでるのか込んでないのか良く分からないけど、結果としてそれほど難しくないというところがPaul向き（笑）。
出来上がりはこんな風

やっぱりオマールが入ると豪華に見えますね〜。
お一人様はコチラ

この尻尾のところに沢山身が詰まってるのだ。
勿論ハサミもいただきましたぞ

こうやってスルリと身が出ると妙な達成感が（笑）。
この金槌で叩くのはブルターニュのカニ専門店Le Crab Marteauを思い出しちゃいます。

う〜んプリプリ♪実はこれカナダ産の冷凍なんざんす。でも十分美味しいんで特に大枚はたいて生きてるのを買わなくても良いんじゃないの？と思ったり。
野菜もたっぷりでバランス良し。結構お腹いっぱいになるんだな、これが。
そして最後はワタクシのビュッシュで〆

まあこんなもんなんじゃないですかね。
ちょっとクリームが少なく見えるのは流出事件のせい。でもしっとりして美味しかったんでもうこれは全然OKざんす。
今年も家族水入らずのイヴのディナー。来年もまた3人でディナーかな〜。さ〜て、残すは大晦日のディナーのみ。

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