初めてのQuai Branly
昨夜はすんごい嵐で荒れておりました、ブリュッセル。
どうやらアイルランド方面からやって来たÉowynなる嵐の余波だったらしく、今日もまだ風がゴウゴウとやけに強いのである。でも風で雲が払われるのかお天気だけは良くてリビングは暖房なしでもぽかぽかで気持ち良いざんす。
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さて、Fondation Louis Vuittonでポップアート三昧の翌日、次はどこへ行こうかと頭を捻ったワタクシたち。開催中のエクスポジションを物色したところ、これぞというのが今ひとつ見つからず、悩んだ結果ワタクシたち家族がまだ一度も行ったことがないMusée Du Quai Branlyへ行ってみようということで落ち着きました。
シラク元大統領の肝いりでできたこの美術館、できた当初は建物の外壁を覆う植物で話題になり、ワタクシも一度は直に見てみたいもんだと思ってはいたものの、展示物のアフリカのマスクだのそういうのがいまいち趣味じゃないんでなかなか食指が動かないまま早数年。数年なんて言ってますがそろそろ開館してから19年にもなるというね。
そんなわけで行って参りました、Quai Branly
ちゃんとシラクさんの名前入っとります。
どうもフランスの大統領って自分の名前を施設に残したいみたいで、シラクさんも勿論お気に入りのアジアとアフリカに特化した美術館には我名を刻んだということでさぞや草葉の陰で満足であろうね。そういや任期を1期だけで終了したオランドさんは残してないざんすね。今のマクロンは今んとこそういうのはまだみたいだけどどうするんだろうか。目立ちたがりゆえ、どこかにねじ込んできそうな気がしないでもないが、今更新たな建造物って作る余裕あるんだろうか。
今回のエクスポジションはZonbi。ええ、あのゾンビざんすよ。でも所謂ホラー映画のゾンビというよりはハイチのブードゥー教にスポットを当てた展示なのである。
人気のエクスポジションだと結構混むという話を聞いてたんだけど列に並ぶこともなく空いておりましたね
Jean Nouvelleデザインのファサードはカラフル。
Elisabethの情報によると暗くなるとお庭に仕込んであるLEDランプが灯ってなかなか幻想的な雰囲気になるんだそうな。確かにちょっとアフリカのサバンナっぽい植物が植わってて気分はアフリカ。
展示室の方へ向かう廊下もちょっとした仕掛けが
いろんな言語のフレーズが流れるように浮かんでは消え。
なんだかポエティックで素敵なのだ。
ではまずはゾンビの展示から行ってみよう
まあ、これはアレざんすね・・・。
呪いの人形ですかね。でもこうやって見るとカワイく見えたりして(笑)。
展示はハイチのブードゥー教の儀式を中心に生活に根ざした死者に対する畏敬とか生贄とか死者を蘇らせる術とか、まあそういう事象のオンパレードなんだけど、アートとして見ればカラフルで楽しげだったり
これはまだ比較的新しいアーティストの作(2005年)。
やっぱりこういう宗教にはセレモニーは必須でして、衣装も展示されておりました
この現職のカラフルさがアフリカ。
アフリカの人たちのよそ行きの服って、勿論着こなしも含めてなんだけどオシャレなんだな〜。ワタクシたちにはとても着こなせないファッションでもサラリと着こなしてしまうのがスゴいのだ。
そして展示の最後にかかるあたりにはこんなのも
幹に人形が括り付けられているのね。
これは呪の儀式というか現場を再現したもの。この人形の中には呪を込めたい相手の私物(装身具とか髪の毛とか)が入ってるんだけど、実際に使われた人形がた〜っくさん展示されてて怨念こもってるな〜とちょっと背筋寒くなりました。この先にはビデオとかあったんだけど、ワタクシはサラリと見て終了いたしました(だってコワいんだもの)。
ゾンビの世界に浸った後は(笑)常設展へGoGo
どど〜んと迫力。
吹き抜けの空間にでっかい木の彫像がいくつも並ぶ様はまさにアフリカざんす。
木でできた楽器なんかも多数展示
どうやらこれは笛らしい。
こんなでっかい笛をどうやって吹くのであろうか。でもって音はどんな感じなのかしらと想像をたくましくしちゃうワタクシ次から次へとアフリカのマスクやら装飾品やらで好きな人には堪らん展示であろうかとは思うんだけど、アフリカもんがいまいちなワタクシには段々食傷気味に。
やっと一息ついたのはアジアの展示になってから。
やっぱり日本は外せないざんすね、シラクさん
風情があっていいねえ。
他にも日本の工芸品やお約束の鎧兜なんかも展示してありました。
他のアジアの国のものも
パッチワーク的なテキスタイル。
やっぱりワタクシはテキスタイルには何かと惹かれますね〜。
最初の方はElisabethといっしょに見て回ってたんだけどアジアの展示ではぐれまして、そしたら方向音痴のワタクシ、案の定迷っちまって皆のものを待たせてしまうというポカをやらかしてしまったんだけど、あまりにアフリカンでお腹いっぱいになっちゃったワタクシざんす。でも展示スペースは素晴らしかったので一見の価値はあるかと。
観終わったらお約束のミュージアムショップ
静岡茶が並んでてちょっと感動いたしました。
でもパッケージから言ってこれは観光客向けのヤツであろうね。他にも色々あって日本好きのフランス人には堪えられないんじゃないかと。
最後に建物の外壁を愛でようじゃないの
やっぱり画期的。
まあ冬場なんで緑のこんもり感が今一つではあるものの、なかなか迫力あります。このPatrick Blancの壁を使った所謂緑の壁はここが発端となってちょっとした流行になりましたね〜。
ま、多分もう一回来るかと聞かれたらう〜んどうかな〜と。でもジャルダンをじっくり見ることができなかったんで、なんならジャルダンだけお散歩しに来たいかも。
Musée du quai Branly – Jacques Chirac
37 Quai Jacques Chirac, 75007 Paris, France
tel: +33 1 56 61 70 00
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