車麸でオニオングラタンスープ
三寒四温、のようなブリュッセル。いや、三寒三温かもしれぬ・・・。
寒い時は暖かいものを食べたい、これはまあごくフツーの欲求ですね。しかし、熱々のスープや鍋を食べ慣れている我々日本人にはフーフー言いながら食べるところにこの喜びがあるわけですが、猫舌が多いと言われるこっちの人間にしてみるとこれはもう拷問でしかないらしいです、ハイ。
我が家の男子達は揃いも揃って猫舌。ワタクシにとって暖かいと思うものがヒ〜っとなるくらい熱いと言う。ね〜鍋とかシチューとか熱いうちに食べるから美味しいんじゃないの?アンタ達一体どんだけ猫舌、と毒づきながらもやっぱり温まりたいので先日Paulがいなかった夕ご飯でオニオングラタンスープを作ってみました。さ〜猫舌のSeanは食べられるか。
今回のオニオングラタンスープはこれまでのとちと違う。どこが違うってパンを使ってないの。じゃあ何使ったのっていうと車麸。ええ、先日車麸で照り焼きをやってからと言うもの車麸ファンになっちまいましてね。何となくパンに食感が似てるからいいんじゃないかと。そしたらやってる方がいらっしゃるもんですね。ウチはバゲットとか常備してないのでこの車麸をパン代わりに使うというのはなかなか良いアイデアだと思いましたよ。ただし、手元に車麸があればの話ですが(こっちで売ってないのだ、車麸)。
前回は車麸を戻すのにやたらめったら時間がかかっちゃったので、ここは学習能力のあるワタクシ、ハナっからお湯をフライパンに並べた車麸に注いでふやかしてみましたらアラあっという間にふやかった。やっぱりこれはフライパンが肝でしたね。
そんなこんなで後は普通の手順でサクッと作って(スープにふやかした車麸を入れて出汁を吸わせるのが肝心)出来たのがコレ
まあ、見た目車麸ですが(笑)
いやこれがアッツアツでさすがのワタクシも口に入れるのをしばし待つくらいのアッチッチ度でして、オーブンから出したらちょっと待ってサーブしたほうが良いかもしれぬとちょっとばかし反省しましたです。でも美味しいんだ、この熱いのが
見よ、この色!
何も言わなければオニオングラタンスープにどうして豚の角煮が入ってるんですかと突っ込まれそうなビジュアルですね(笑)。
この車麸がもっちもちで(あっつあつだけど)そりゃもう美味しいんですわ。大したもの入ってなくてもコレだけでもう満足っていうレベルとでも言おうか。ワタクシがフーフーやりながら美味しく頂いておりましたら隣でSeanが固まっておりまして。「キミ、どうして食べないの?」と聞くと「熱すぎて食べられないの〜」と泣きが入った。ああ、キミ猫舌だったね・・・。どうにもこうにも無理というので冷めるまでちょっと待つというSean、でもワタクシばっかり食べ進むと最後に一人で居残りみたいになっちゃうとかわいそうだし、ワタクシも一緒に冷めるのを待つものの、これがなかなかSeanの適温まで下がってこない。これを待ってたらワタクシの適温を大幅に下回ってしまいそうだったので遂に奥の手を出すことにいたしました。
コレよ
保冷剤(笑)。
これは猫舌のパイセンPaulに良く使う手なんですが、保温じゃなくて保冷ってどうなの。アイスクリームじゃないんだからさ。
本人はこれでも頑張ってるつもり
一応ピースをしてますが顔が引きつっております。
それでも美味しかったのか完食しました。最後の方はそりゃもうぬるかったに違いない(だって〆にスープを器から飲んでたし)。
あまりのSeanの猫舌ぶりに猫舌の人が熱いものを飲み食いするにはどうしたら良いものかとググってみたところ、どうやら飲み方に問題ありということらしい。所謂猫舌の人は舌先を熱いものに付けてしまうんだそうで。舌の中では先端に熱さを感じる部分があるのでそこでいきなり熱さの洗礼を受けるため口に入れられないということ。じゃあ、平気な人はどうしてるかと言えば舌先を下の前歯の裏側に付けて舌を丸めるような形にしているから先端が熱いものに触れないのでサクッとクリア出来るということだそうです。なるほどね。ワタクシはまるでそんなこと気にしておりませんでしたがどうやら無意識にやってたみたいです。一応Seanには舌を歯の裏側に付けてね〜と説明したものの、さてできるのかどうか。これは次回熱いスープかなんかを作ったときに男子諸君にトライさせて検証してみようかと思っとります。
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フランスなら美味しいバゲットがそこら辺で買えるから車麸なくても大丈夫ですって(笑)。
これすっごく美味しそう!!まねしたいけれど車麩ない上に、我が家にも猫舌1匹。