ハンブルク駅現代美術館でヨーゼフ・ボイスを観る

ハンブルク駅現代美術館でヨーゼフ・ボイスを観る

ベルリン2日目もさらなる弾丸ツアー。
まず午前中一発目は前日夕ご飯前に確認しておいたハンブルク駅現代美術館へGoGo。
Hamburger Bahnhof Museum fur Gegenwart

ここにはアンディ・ウォーホールやらヨーゼフ・ボイスやらロバート・ラウシェンバーグやらの現代アートがてんこ盛りだって言うんでワタクシそりゃ楽しみにしておりました。
ハンブルガー・バーンホフとはハンブルク駅ということで、ここは元駅舎を改装した美術館だそうな。前日の下見のときも美しい外観の建物だったんで期待値マックスざんすよ


19世紀末後期ネオクラシック様式の巨大な建物。
いや〜キレイね〜。しかし10時半頃なのに既に外は暑いざんす。早速中に入ってレセプションで入場チケットを購入。ドイツでは子供料金が14歳までに設定してあるところが多かったんですが、ここはどうやら18歳以下は無料らしくSeanは無料で入れました。このときSeanは小さめのリュックを背負ってたんでこういう美術館ではありがちのリュックはNGということでクロークに預けてくださいと言われたんでハイハイ了解しましたわとクロークに行ってみると担当のお兄ちゃんがワタクシが差し出したちっこいリュックを前にえ?みたいな表情で固まってるんで「あの〜受付で預けるように言われたんで預かってくれます?」と言えばお兄ちゃん「こんな小さい荷物は預かれないんだけどごにょごにょ」となったんで、いや預けないと中入れないんで!とゴリ押しで預かってもらいめでたく入場。
まずは一番最初にある大ホールへと


さすが駅舎だっただけあるだだっ広い空間。
なにやら遠くからどんどんどんどんと音が聞こえてくるんで近づいてみる。更に声も聞こえてくるんでこれも何かのインスタレーションなんであろう。この中央にでんと鎮座するテントみたいなものがそのインスタレーションと思われるんでぐるりと裏に回って中に入ってみると中央にスクリーンが裏表両側から見られるように下がってて階段状の真っ赤な客席があるんで、Seanと正面の半ばあたりに腰を落ち着けて鑑賞することに。実はワタクシたちインスタレーションの説明もロクに読まないでいきなり中に入ったんでこれが一体どういう内容なのか把握してなかったんですけども、いや〜見てたら結構グロかったりするの。なんというか、血とか肉とか宗教っぽいのとかそういうのが次から次へとこれでもかこれでもかと映されて、いやなんかね・・・ちょっといきなり現代アートの洗礼を受けた感がありましてお腹いっぱいになっちゃったワタクシ、隣で神妙に観ているSeanに「もういいよね?」と聞いてみたらそうだねと言うんで途中で退出いたしました。Senaにはちょっと刺激が強かったんじゃないだろうか・・・。このスキャンダラスなインスタレーションを作ったのは誰なのかと説明を読んで見ればPauline Curnier Jardinというフランス人でして、タイトルはFat to Ashes。もうとにかくね、食肉用の豚か牛かなんかを切り裂く場面とか宗教的な儀式で女の子の服をナイフで切ったりとか何かとバイオレントでこういうアートは賛否が分かれるんじゃないかと。でもこのホールは天井がものすご〜く高くて一見の価値アリ。鉄骨系大好物のワタクシにはツボでございましたわ。
途中には昔の駅の名残の駅名が


いいねえ、このタイルの色といい駅名のフォントといいワタクシ好み。
さて、気を取り直して他のアートも観てみようじゃないのといくつかの小部屋を観て回る


廊下もシンプルでドイツ的な感じがいたしますね。
この廊下に沿って小部屋がいくつもあるんですが、どの部屋を観てもなんかエコに関するアートっぽい展示で、どんだけ観ても有名な作品が出てこない。不思議だな〜どうなってんの?と思って学芸員の人に聞いてみたらここは企画展をやってる部分だそうで、ず〜っとこの手のエコ関係の展示なんだそうな。そうか、延々これじゃどうよとSeanに聞いてみると、もういいかな〜と言うんで途中で切り上げてもと来た道を戻ってレセプションで常設展はどこで観られるんですかと質問してみれば、現在改装中で常設のアートは全部地下に保管されてる状態なんだとか。なんと・・・!これはアレざんすね、コロナで入場者も少なくなってるんで改装工事しちゃいましょうかっていうあのパターンざんすね?いやいや・・・知ってたら別の美術館行きましたわ・・・。まあでもせっかく入場料払ったんだし、さっさと出ちゃうのももったいない。じゃあ何か常設のアートは観られないのかと聞いてみればヨーゼフ・ボイスの展覧会をしてるのでそこでなら彼の作品を観られますよ、と言うので早速展覧会の方へと移動したワタクシたち。
するといきなりヨーゼフ・ボイスのアートがお出迎え


フェルトにやり投げのやりがぶすっと。
ヨーゼフ・ボイスと言えばフェルト、ですからね。今年は彼の生誕100年ということでそれを記念した展覧会みたいです。
ワタクシのようにファッション業界の端くれにはヨーゼフ・ボイスのフェルト帽や独特のファッションがお馴染みなんですが、彼のスタイルに影響受けたデザイナーもたくさんいるんじゃないかと思いますね。当時の写真やビデオを観てもやっぱり独特のセンスの着こなしでカッコいいんです


う〜ん素敵。
もちろんアートも素晴らしいのだ


これは何枚もの黒板に書かれたメッセージを積み上げたインスタレーション。
こちらは岩


周りの空間とのギャップがイイ感じ。
とっても贅沢にスペースを使って展示してあります。
大型の作品ばかりじゃなくてデッサンとか習作も展示


これはワタクシのお気に入り。
なんとなく今はなきColetteのロゴっぽいような


丸1個足りないか(笑)。
そして最後はやっぱりコレで〆


え、良く分かんないって?
コレよ


ヨーゼフ・ボイスのスーツ。
これはやっぱりフェルト製みたいざんす。オシャレ〜。
常設展は観られなかったけどヨーゼフ・ボイスの展覧会が観れてまずまず満足出来て良かった良かった。
出口はこちら


天井のフレスコがまたキレイでね。
正面はレストラン。雰囲気お良さげで高くなさそうだったんだけど、今回は先を急ぐんで残念ながらパス。
ガイドブックでは半日くらいあっという間みたいなことが書いてあったんでビビってたんだけど、常設展示がなかったんで割とサクッと2時間弱くらいで終了。次に来る時は全貌を観られるかな〜。

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