ブリュッセルのBDウォールアート – 裏話編

ブリュッセルのBDウォールアート – 裏話編

なんともう3月になっちゃいましたね・・・。つまり1年の6分の1が過ぎてしまったということで、ああなんかこうして毎日が矢のように過ぎていくわけですね・・・(遠い目)歳取るのも早いわけだ。
昨日は4年に1回のうるう年でしたが特になにか特別な思いもなく、アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオがやっとオスカー獲ったってのがやけに感慨深かったってことくらいですかね。いや〜良かったよね〜獲れて。ワタクシレオ様ファンというわけじゃないがノミネートされる度に落ち、で気の毒よの〜と思っておりました。助演女優賞でケイト・ウィンスレットとタイタニック再び!とはならず、流石にアカデミーもセンチメンタルじゃなかったみたいですね。しかし、ここで獲れなかったらこの先どんな役やったら良いのかもう選択肢がないくらいの気合の入り方だったから、これで気が抜けておバカな役とかやってくれるんだろうか、などと思ったり。
さて本日は不定期にワタクシがコラムを書いているLatteで久しぶりにコラムを投稿したのでその話題を。
ブリュッセルにお住まいの方ならどこかで必ず目にしてるはずのBDウォールアートですが、ワタクシが今回トピックで取り上げたのがコレ。主にセンターに集中してるので歩いてると「おっと」という感じで目に入ってくるアレです。Latteではもともと文章に気をつけたり編集が入ったりしてるのでワタクシの書きたい放題ってわけには行かず(お上品に行かないとマズいですからね)若干不完全燃焼気味なんですが、ここでちょっと裏話的なところをご紹介。
まず元のLatteの記事はこちらでチェックしてくださいましね。
BDはbandes déssinésの略で平たく言えばマンガですね。でも絵本みたいにキレイで老若男女のファンが凄いの。本屋さんに行くといい大人が床に座り込んで子どもと一緒に読みふけってるのをよく見かける。BD専門店やフィギュア売ってるお店もやたらあるし、さすがBD大国のベルギーだけあるな〜という感じ。我が家にもPaulが子供の頃に読んでたらしいボロボロのBDがありますが、どうやらTintinはPaul家ボスのBéné宅にあるらしい。Seanに譲ってやればいいのにねえ。ま、彼女は結婚したのも子供出来たのも早かったしあそこんちには男の子供二人いるから(でももう大学生だけどさ)力関係で長男のPaulには行かなかった模様(笑)。
そのTintinの壁画(ウォールアートって言うと長いので直訳で壁画で行きます・笑)ね〜。実はGare du Midiのコンコースにもあるんだけど(確か国際線の乗り場方面)なんとなく違うんじゃないかと思って今回はパスしましたが、ブリュッセルに来た観光客がまず見つけるのはこれでしょうね。
で、ワタクシがpick-upしたのはコレ

写真1
割と地味(笑)。
実は自他ともに認める方向音痴のワタクシ、コレ見つけるの結構手間取りましてね〜。コラムには「見つけやすいです」なんて書いてますがこの壁画にたどり着くまでにかなり手こずりました(汗)。まずは1回めのトライでWさんとランチをこの界隈でした時に既にこのコラムのアイデアがあって、Wさんにお願いして2つほどは見つけたもののど〜〜〜〜しても今回の目玉であるTintinが見つからなかったんです。なんだよ〜こんなにわかりづらいところにTintin描くんじゃね〜よ〜(怒)と憤慨しておりましたが、その後しばらくして再度挑戦してみたらあっさりと見つかりましてね。これは恐らく正攻法のGrand Placeから小便小僧方面へ普通に歩いて行ったからだと思いましたです。ああ、なんという方向音痴・・・(泣)。ま、普通の方でしたら簡単に見つかります。
他にポリスのすぐ向かいの壁にはコレ

写真2
このBDは全然知らないけどワタクシ的には周りの風景としっくりマッチしていて大人の雰囲気で好み。
この壁画とTintinのは今回の取材で初めて見ました。いかに私がセンターの観光エリアを歩いてないっていう証明ですね(汗)。
こちらもすぐに見つかる目立つ壁画

写真3
これはブリュッセルに来た当初にこのすぐ斜め前にあるヴィンテージショップによく来てたのでお馴染み。
こちらもワタクシにはお馴染み

写真4
そのココロはメインの通りからの抜け道で小さいレストランとかあったりするので目印的な感じ。でも落書きがされてるのが悲しいですが。全くこういう不届き者がいるのがムカつきますね。これがバンクシーのでもやる奴はやるのだろうか・・・。
こちらのは毎週土曜日に行くmarché BioのAteliers des Tanneursへ行くルートにある壁画達

写真6
最近この道は通らなくなっちゃったんだけど、その理由はコレにアリ

写真5
この壁画の写真を撮ったのは確か去年の年末か今年の始め辺りだったような気がするんだけど、既に見てお分かりのように隣の土地が工事中。っていうかこの壁画自体隣の建物が壊されたところに描かれたっぽいんですがね。(つまりこの土地は相当長く放置されていたということで)
ひとつ前の写真の壁画の道を通らなくなった理由というのが、この壁画の隣の土地をガンガン工事したお陰でいつも通ってたこの土地の前を通る道が通りぬけ禁止になっちゃったんですの。それこそ交通標識が立ってガチで一方通行どころか歩行者オンリー(この通りの住人はOKと思われる)になってしまったのである。工事はドンドン進むわけで、ちょうどこのコラムを書き終えたところで通りかかったらついに建物を建て始めるらしく土台ができ始めていた。それを見てPaulと「ここに普通の建物が建ったらあの壁画どうなっちゃうのかしらね〜」と話していたものでしたが、先週土曜日に通りかかったらなんと壁画の半分ぐらいが隠れるくらいにまで増殖中!これは真剣にこの壁画が隠れる日も近いのではないかと。一応コラムにはお隣が工事中に付き見納めになるかも、とは書いておきましたがこれほどまでに早く作業が進むとはベルギー人の仕事ぶりを知ってるだけに思いもよらず。なんだその気になればやれるんじゃないのアンタ達、などと妙に感心をしたものですが、実はこの壁画群、ブリュッセル市の肝いりで壁画業者(そういう会社がちゃんとある)が請け負って作られたものでして、こんな風に隠す、というか抹殺しちゃって何か問題は起こらないんだろうか。市の許可を得るのは必須だろうかと思うけど請け負った業者の方は作品がこんな風にされて怒んないかな〜。建設をする側は一体どんだけお金払ったのかしらなどと下世話な心配などしてしまうワタクシなのでありました。
いずれにしてもブリュッセルのウォールアートはまだまだ他にもあるので、お暇なときには是非ご覧あれ。

その請負業者、Art Mural asblのサイトの地図はコチラ↓
http://www.art-mural.eu/html/bdbruxplan.html

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Comments:5

  1. ありがとうございます♪
    頑張ります!!

  2. う~わ…(>.<)
    やはり夜は絶対出歩けない界隈ですね。
    目ぢから発揮します!ありがとうございます!
    ちなみに、日中は、歩く分には大丈夫な感じでしょうか? 後半は、南駅構内から行けそうなホテルなので安心ですが、前半のホテルを変えようか検討中です(^^;

  3. メールもちゃんと届いていますよ♪
    確かにGare du Midi周辺は怪しいエリアなのは間違いないです。テロに武器を売る密売人がいるとか、ヤクの売人がいるとか、もっと身近なところではスリやら物乞いやらがいるとかありますしね。でも、駅の構内はテロ以降警戒が厳しいのでそれほど心配することはないと思います。タクシー乗り場は外になりますが、乗る人達は主に国際線から降りた人達が多いので一緒に降りた人たちでタクシー乗り場に行く人達に付いて行きましょう。まずは目ヂカラをキリッとさせてまわりにガン飛ばしてるとあまり近づかれないと思います(これは長い海外生活で一度もスリに遭ったことがないワタクシの経験からですが。ただこれはワタクシの目付きがコワいだけなのかも・汗)。お試しあれ!

  4. こんばんは!GWにブリュッセルに女子一人旅なので、ブログを参考にさせて頂いてます。
    ありがとうございます(^v^)
    チョコレートやマーケットなどの他にウォールアートも楽しみの一つです♪
    すみません、ちょっとお聞きしたいのですが、楽しみでワクワクしてたのですが、ここにきて色々調べてみると、最初に3泊泊まる予定のホテルが、マーケットが好きなのでジュドバル広場のすぐ近くのホテルなのです
    が、空港から南駅まで鉄道。南駅からタクシー(正規の表示タクシー)で行こうと思ってます。南駅にたぶん夕方5時~6時には着くはずですが、その時間帯はその周辺は安全でしょうか?すごく気を付けるつもりですが調べても最新情報がなくてしかも南駅の治安の悪さの情報しかでてこなくだんだんドキドキしてきました(苦笑) 一人なのでよけい不安に。
    ベルギー在住の方に聞くのが一番いいかなと思いもしお分かりでしたら宜しくお願いします。
    ぶしつけにすみません。他に知る術がわからなくて。。  
    (コメの仕方ちょっとわかってないです。表示のメールの所に自分のメール入れたら皆さんにわかっちゃうのかしら(苦笑)

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