ポストテロのブリュッセルエアポート

2016/07/07Bruxelles.Comments: 1

皆様、日本からこんにちは。
涼しいブリュッセルから名古屋のセントレアに到着したのが5日の朝。4日の朝のブリュッセルは14度程度だったのでまあまあ涼しかったんですが到着して飛行機のドアから外に出たらむわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っと熱気の洗礼を受けまして、久々に日本の夏を体感した次第です。でもさ、今梅雨ですよね、日本って。去年は蒸し蒸ししてたもののもうちょっと涼しかったし、7月の初めのあたりは涼しくて長袖が必要だったくらいなので（お陰でカーディガンやら長袖をガッツリ持参）この調子じゃ噂通り今年はきっと相当暑い夏なんじゃないだろうか。
さて、ポストテロとあってブリュッセルエアポート、通称Zaventemの出発カウンターを通るのがちょっと怖かった。まあ、それはあの惨状の映像を見れば誰しも同じ気持ちになるとは思うんですがね。6月初め頃は結構時間がかかるという話だったのでZaventemのウェブサイトで情報を見てみると通常2時間前に到着のところ3時間前にはチェックインをするのが望ましいという話。そうか、4時間前っていうことはもうなくなったわけだ、と若干ホッといたしました。しかし、これまでいつもPaulに送ってもらうときに出発ロビー前のkiss & rideという荷物を下ろしたらサクッとお別れするゾーンは完全廃止になり、見送りお迎えの人たちはパーキングの建物から先は入れないということになっているらしい。つまり飛行機のチケットを持ってないと入れないということですね。でもね、今回も去年に引き続きフランクフルトから同じフライトだったMibさん一家、渋滞を避けるため電車で空港まで来たそうなんですが（あ、でも渋滞らしい渋滞は空港直前の検問の所だけでしたが）

こんな風にね。
今回は後発でお見送りのご主人、Mibさんがチケットを見せたらハイハイ〜っとするっと入れちゃったそうで、さすがベルギー人、いい加減だよね〜と苦笑したワタクシたちであった。って、まあ笑い事じゃないんですがね。
さて、問題の出発カウンターに至るまでの道のりですが、噂通りテントがありましてね

奥にある白いテントがそれなんですが。
指示に従って二つある通路をただ通るだけなんですが、テントの中は黒い布が両側に貼ってあってそりゃもう殺風景な通路でして、何か検問があるかといえばそういうわけでもなくただ通り抜けるだけ。しかし、きっと通り抜けるだけってことはないでしょうからきっと赤外線カメラとかそういう類の物がどこかに装備されてて怪しい物を携帯している輩がいたりすると、外にいるカラシニコフを携えた兵隊さんに尋問受ける、という流れなんじゃないだろうか。ワタクシたちはこのテントのゾーンを難なく通りぬけ晴れて出発ロビーへ。
あの天井がバラバラ〜っと落ちて足の踏み場もない状態になっていたのもこの通り

すっかり元通りに。
ざっと見た感じではテロの傷跡は見当たりませんでしたね。あのとんでもない状況から良く元通りにしたな〜とこれがベルギー人の仕事だけに妙に感心してしまいました。でも全カウンターが使えるようになったのは6月に入ってからの事だったので色々と大変だったらしい。
時期的にヴァカンス開始したばかりとあって混んでるかな〜と思いきや、わりとサクッとチェックイン出来てしまったし、パスポートチェックも荷物検査も行列もせずスムーズ、と思ったら金属反応して身体検査されているワタクシの前方でSeanがお兄さんに止められてるではないの。ちょっとちょっとどうしたんだと見てみれば、いつも連れて行くぬいぐるみ2匹を抱えたSeanがお兄さんを前に苦笑いしてる。ナンダナンダと思ったらお昼の時に飲ませようと思って忍ばせておいた豆乳のチョコレートドリンクが今まさに没収されんとするところ。小さいパックだったから大丈夫だろうと思ったら１００mlを超えていたらしく残念ながら豆乳ドリンクは没収となりました。
アクシデントらしいアクシデントはこれだけで、あまりにもさっさと終わっちゃったので、ま〜時間が余ること余ること。2時間位Seanと二人でキャンディークラッシュ（iPadとiPhoneのね）やって過ごしましたわ。
そんなわけで、ビクビクしていた割に普段よりもちゃちゃっと出来てしまってちょっと拍子抜け。でも返す返すもあのひどい状態だった空港が元通り綺麗になって本当に良かったです。
本日の実家方面は朝から30度近く、お昼を過ぎると35度超えで真夏のような暑さで家の中にいても熱いったらありゃしない。Seanは暑すぎて上半身裸。ああ、できればワタクシもそうしたい・・・。北国から来たワタクシたちには少々厳しい夏の始まりです・・・。