折り紙教室あれこれ

折り紙教室あれこれ

ワタクシSeanの学校でお昼休みを利用した課外授業として折り紙を教えてるのはこのブログをお読みくださってる皆様はご存知で。
既に3学期に突入しておりますブリュッセルの学校ですが、3学期に入ってワタクシの折り紙教室の生徒はグッと減りまして現在6人。しかも全員が2年生という横並びなのである。別に低学年向けとしてるわけじゃないんですが(去年は結構学年にバラツキがあった)今年は2年生、特に2Dのクラスにやけに人気で6人中5人がD組です。実は今学期は他に4年生一人と6年生一人がいたんだけど4年生の女の子は2学期お休みして3学期に復帰するので席をキープとなっていたところ、3学期開始前日の夜になかなか返事が来ないので打診をしたらママから「今回はやめときます〜」って軽くお返事が。コラ、ちょっと、2学期始まる前には折り紙教室が大好きだから3学期にまた続けたい、なんて言ってたからこっちも特に生徒募集かけてなかったのにドタキャンかい(怒)。まあ、向こうも他人事なんでこっちの事情なんて知ったこっちゃないだろうが前日にやめとくはないだろうとアナタ常識ないわねって思いっきり嫌味をメールで送ってやりましたわ。
さらに飛び級6年生のArthur。この子は何かと問題アリの子だったんですがPâquesのヴァカンス前の2学期最後のクラスのときに子どもたちのランチタイムを待ってたワタクシのところにいきなりやって来て「マダム、ボク3学期はやらないからボクの両親に返金しないといけないよ」といきなりのたまった。え、いきなりなんですか。この子は最初っからヤル気満々で登録も一番乗り、3学期の分も支払い済みになっていたんですが、2学期は他の生徒との折り合いが悪くて(4年生女子と喧嘩を何度も繰り返す)10回のクラスの内2−3回しか出席してなかった。でもお母さんが病気で入院とかでさめざめと泣いたりしてたので(これも今考えれば演技疑惑)彼の態度を親御さんに言うのも気の毒だと思い特に何も言っておりませんでした。が、この時のArthurの態度はそりゃもうふてぶてしくてガキのくせして大人のワタクシに向かって金返せとはいかがなものかと。私がどうしてやめるのかと聞くとただもうやりたくないの一点張りで理由を言わない。そのまま課外授業を採ってる生徒たちがランチをしてる廊下に行って見張りの女性にこれこれこういうわけでと話をするとこの見張りの女性から思わぬ情報がもたらされることに。このArthur、1学期からワタクシのクラスから度々脱走してそのまま帰ってこないときが何度もあったんですが、その際にこの見張りの女性に見咎められるとワタクシに追い出されたと言って校内をフラフラしていたらしい。いや〜ビックリ。ワタクシ追い出すどころか脱走しそうになるところを止めてたんですけども。これまでもランチは皆と一緒に食べはするものの折り紙一式を持ってこなくて家で自分でやるから折図をくれと言ったりするのも度々だったんだけどこれも今考えれば計画的だった模様。次々と嘘八百があからさまになるなか子どもたちや見張りの女性を前に逆ギレして開き直っちゃうし(ふてぶてしさはとても小学生とは思えぬ)、見張りの女性を入れてすったもんだした挙句ワタクシがそれならお家の方に話すしかないと言うと「ボクのママはガンなんだよ、どうだ満足かい!」と方言する始末。ううむ、この子供の心の闇を見た気がいたしましたわ。結局Arthurはクラスに参加せずそのままお昼休みへ行ってしまい、ワタクシは残った子どもたちを連れて折り紙教室。クラスが終わって帰るときに見張りの女性に会ったのでArthurとの経緯を色々話したんですが、それはちょっと目に余るので校長先生に話したほうが良いということになりついに校長先生登場ですわ。で、最終的には校長先生がArthurの両親と話すということで手打ちになりましたが本当に話したかどうかは不明です。でもね、3学期分を返金するって言ったって子供が金返せと言うからハイ分かりましたお返しいたしますとは行かないのが大人の世界。両親から何らかのリアクションがあるまでワタクシはな〜んにもしませんわよとヴァカンス中も様子を見ていたけど一向にメールが来る様子がないのだ。なんだお金返してほしくないの?なんて思ってたらこれまたヴァカンス終了の前日かなんかにやっとパパからメールが来た。まあ、そういうことなら返金はキッチリいたしますけども(もうcredit noteまで用意しておりましたのでね)ここでもワタクシはチクリと彼らの息子の行状を書いておきました。いやはや、世の中いろんな子供と親がいるもんですね。こんな少人数の子供を週に1回だけしか見てないワタクシでも困難なんだから先生は一体どんだけ大変なんだろうかと想像しちゃいますよ。
そして昨日のクラスのこと。子どもたちの中に折り紙大好き💖な女の子が二人おりまして、そのうちの一人Alixという子が恐らく親が買い与えたと思われる折り紙用のヘラを2種類持って来ておりました。
こんなのと
これは普通に売っております。ボーンなのでちと高い。
こんなの

問題はこの尖ってるやつ。
このヘラは折り目をきっちりつけるためのものんですが、そんなに複雑なものを折らせてるわけでもなし、ただでさえ遅々として進まないのにヘラでいちいち折ってたら時間がかかるのでアナタはまだこれを使う必要はないと思うわよ、と何度か注意していたワタクシです。が、昨日はまたそれを持ってきていたAlix、2つあるうちの1つ、先が鉛筆のように尖ってるタイプの(写真下)で常々これは危ないな〜と思ってたそのスティックをぶんっと後方に振り上げたんですが、そのすぐ後ろにあのトロいUlysse(すまぬ、Ulysse)の顔が。いや〜ヒヤッといたしましたよ。目に突き刺さっちゃったらどうするんだ(怖)。これってやっぱり監督してるワタクシの責任になるのよね、この娘の親御さんは保険入ってるのかしら、ワタクシは入ってるけどどうなるんだ、みたいなことが一瞬にして頭の中を駆け巡りましたわ・・・。すぐさまAlixには注意しましたが、うんうんと頷きながらもじと〜っと上目遣いで見られていや〜これは悪いと思ってないな〜と・・・。あまり親御さんに告げ口したくはないがこういう場合は致し方あるまいと昨夜メールしましたら、そういうものを学校に持って行っていたとは知らなかったし、今日のことも聞いてない、すぐに取り上げます、という旨の返事が返ってきた。まあ、そうだろうね、普通。Alixには「もしUlyssの目がアナタのせいでつぶれちゃったらアナタ一生Ulysseの面倒を見ないといけなくなるのよ」と言い聞かせたんだけど、直後に「え〜一生だって〜」なんて言ってたのできっと分かってないね。
ま、そんなこんなのワタクシの折り紙教室、子どもたちは楽しくやってるみたいです。若干一名どうにもこうにも出来ない子がいて他の子の足を引っ張りまくりではあるが終わる頃には多少マシになって欲しいと願うワタクシなのである。

この手のヘラはわりとこっちでもポピュラーみたいです

でもマーサ・スチュワートってセレブなヘラね(笑)。
Alixが振りかざしたのはどっちかって言うとこっちの方


この左から7番目にある先が尖ってるやつが似てるかな〜。彼女のはもっと尖ってて十分武器になります(笑)。

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