火垂るの墓はNGらしい・・・

火垂るの墓はNGらしい・・・

終戦記念日あたりになると毎年とは言わないまでも良くTVで放映されるのが「火垂るの墓」ざんすね。

ワタクシが日本語を教えている生徒さんと週に2回のレッスンのうち1回は日本のカルチャーや歴史など、日本についてのレクチャーをする事になっております。これが結構ワタクシにも良い勉強になるんですが、今回は第二次世界大戦の日本についての話を、とのリクエストを受けまして。まあ、どうして戦争になったのかとかそのへんのことはその気になればネットでいくらでも調べられるんで、もうちょっと当時の普通の日本人はどうしてたかっていうことについての方が良いんじゃないかと考えたワタクシ、じゃあ終戦記念日のお約束、火垂るの墓を観てもらってそれについてディスカッションしてみようということに。
幸いYouTubeで英語字幕付きのフルムービーがあったんでリンクを貼って「これ観といてくださいね〜」とメッセージを送っておきました。
さて、レッスン当日、生徒さんに火垂るの墓は観ましたか?と聞いてみると二人共(生徒さんはご夫婦)浮かない顔で「ううう〜ん、観たんですけどね・・・」とごにょごにょ。あら?どうしちゃったの?とよくよく聞いてみれば、途中まで観て(清太と節子が意地悪な叔母さんの家を出ていくところ)それ以上観ていられなくなって止めてしまったと。ご主人は「いや〜もうあの二人がどうなっちゃうのか分かるんで、これ以上気の毒なところを観られなくなっちゃって・・・」と。片や奥さんの方はなんと知り合いにあの映画は悲惨すぎて観ちゃダメよ!と言われたそうな。いやはや・・・。一応半分くらいまでは観たものの映像が頭にこびりついて良く眠れなかったそう。そうか〜、そこまでトラウマになっちゃうとは思ってませんでしたわ。ワタクシ自身はこの映画はもう何度も観てるんで、それこそ最初に観た時は子どもたちが気の毒で可哀想で涙なしには観てられなかったもんですが、こんだけ何回も観てるとだんだん冷静に分析しながら観るようになるもんで、どう考えてもあの叔母さんはひどい奴だとは思うものの、清太の身勝手さが目についてあの叔母さん同様にイライラしちゃったりいたしましたね。
とりあえず彼らは最後まで映画を観なかったんでラストまでを説明したんですが、結局清太と節子は地縛霊になって無限ループをしているんだということで、彼らはどうして清太が死んでいくところからオープニングになったのか分かったというオチ。
ところで、火垂るの墓について調べていたときにポスターがコワイというトピックがありまして、ナンダナンダと思って見てたところ、2018年に高畑勲監督が亡くなったのを受けて放映されたのをきっかけに公開時のポスターが話題になったそうな。
コレなんですけども


左が公開時のポスター、右が解析されたポスターの画像。
ポスターの方ではじっくり目を凝らして見ないとよく分からない、でもそう言われてみればなんとなく、位の感じなんですが、解析された画像を見ると空にB29らしき飛行機の影が。
これがTwitterでかなり盛り上がったらしくて、蛍の光に囲まれた兄妹の更に上からB29の焼夷弾が降ってくる(ちゃんと蛍の光は丸く、焼夷弾の火は細長くなっているという念の入れよう)というまさに火が垂れてくる、つまり火垂るというね。制作のスタジオジブリではノーコメントなんだそうな。でも、このポスターを手掛けた人はよく考えたよな〜と思わず感心してしまったワタクシなのでありました。

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