自家製ステーキタルタル(フィレ・アメリカン)

自家製ステーキタルタル(フィレ・アメリカン)

今日はコロナのせいで3月からず〜〜〜〜〜っと延期になっていた補習校の卒業式。いや〜もうできないかと思ってましたわ。やるにしても7月になるなんて誰も予想してなかったんじゃないかと。これも先生方のご尽力のお陰でございます。
さて、毎週日曜日のランチはミータリアンの食卓。今回もPaulが気合入れてママから仕込んできたレシピで挑むのはステーキタルタル。おっと、これはフランス語読みなんで日本式だとタルタルステーキざんすね(ま、順番違うだけね・笑)。ステーキタルタルってのはカフェとか庶民派のレストランなら大体あるメニューなんですが、言ってみればユッケみたいなナマのミンチ肉を味付けして食べるっていうのだと思っていただければ。
実はワタクシがこのステーキタルタルがフランスでの呼称だということを知ったのはこの数年のことなのである。だってスーパーに行ってもお肉売り場は完全スルーなんで何が売ってるかなんてとんと知りませんからね。しかし、アメリカンというハンバーグの種みたいなのがあるんで、きっとベルギー人はハンバーグ用だからアメリカンなんて言うんであろうと思っておりましたら、サンドウィッチにもアメリカンというのがあるんで、なんだろうと見てみたらこのミンチ肉がはさんであったというね。だからベルギー人ったらハンバーグのタネを生で食べるのか〜!などとちょっと引いちゃってたところベルギーではfilet américain – フィレ・アメリカンと言えば要はフランスのステーキタルタルとほぼ同じものだそうな。ただ、このフィレ・アメリカンとしてベルギーで独自の発展をした模様なので(内容はそれほど違いはないものの)ベルギー人はどうやらそれなりにプライドがある様子。そもそもステーキタルタルもレストランによって混ぜる材料がまちまちだったりするんで結果として生のミンチが何らかのスパイスやソースと混ぜてあってステーキのような形状をしていたらそれはステーキタルタルまたはフィレ・アメリカンということで。このフィレ・アメリカンについては詳しくはこちらの解説を読んでいただければよろしいんじゃないかと。
学校の給食にも出るくらいベルギー人には超ポピュラーな食べ物と言うだけあってアメリカン用のソースが売ってるということで、今回Paulはできてるソースを使用。彼のママはこのソースミックスを自分で作るとな。
お肉は勿論ビーフ


なんか、毒々しい色合いざんすね・・・。
ワタクシ、生肉を直にまな板に乗せると臭いが取れないと嫌なんで「ねえねえ、どうしてまな板にお肉を直接乗せちゃうわけ?」と聞いてみたら「だって僕のママはこうやってやってるんだよ」だそうだ(しかも彼女のまな板は木製)。ワタクシ的にはボウルで混ぜたほうが混ざりやすいんじゃないかと思うんですが、自分の母がやってたとおりに再現するのであれば仕方あるまい、と臭いの方の処理は自分でヨロシクと目をつぶることに。
このオレンジ色したソースにはマヨネーズ、ソースアングレーズ、マスタード、エシャロット、ヴィネガー、ウースターソースなどなどが既に混ざっていて、これをまずミンチ肉の上にゴムベラで塗り塗りっと乗せるんですが、その後ケイパーを足してまな板の上でこねこねとやるわけざんすね


本当にこれでちゃんと混ざるんであろうか・・・。
ワタクシがParisに住んでた頃、アンティエーズ(フランス領アンティーユ諸島系)の友人がArts et Metièresのメトロの前にあるカフェでステーキタルタル(フランスなのでね)をオーダーした時のことを今でも鮮烈に憶えてるんですが、だいたいカフェなんかでステーキタルタルをオーダーすると出来上がったのにフリットがガッツリ付いて後はグリーンサラダがちょろちょろみたいなのが出てくるのがお約束なんですが、そこのカフェはわざわざ大理石のようなプレートに生ミンチ肉を乗せて混ぜる材料を小さな入れ物に入れてワゴンかなんかで席まで持ってきてくれてその場でギャルソンがライブで作ってくれたのであった。しかも、この友人の彼女はステーキタルタルが好物だったみたいで、ギャルソンの手さばきをうっとりと見つめながらここのは全部入ってるわね(complet – コンプレ)と喜んでたのを憶えております。で、そのコンプレのステーキタルタルには上に書いた材料は勿論、タバスコやみじん切りのコルニションも入っていたような。なので、ウースターソースとタバスコ追加したら?とアドヴァイスさせていただきました。
さて出来上がりはこんな感じ


まあ、Paulの盛り付けなんでちょっとアレなのはご勘弁を(笑)。
Seanは人生初のステーキタルタル


あの〜生肉なんですけども。
さらりと食べてるんで「どう、美味しい?」と恐る恐る聞いてみれば「うん、美味しいよ♪」と簡単明瞭なお返事で黙々と食べておりました。さすがベルギー人だけあるな〜と感心してしまったワタクシです。だって、日本人の子供だったらさすがに生肉は躊躇しないかしら。あ、しない?それよりも前にワタクシは生の肉をスーパーでサクッと買ってきてそのまんま食べちゃうほうがスゴいなと。食中毒とか心配しないの?とPaulに言ったら「そんなの、フッ(あるわけないでしょ)」の一言で終わった(笑)。Seanによれば、売店でもフツーにサンドウィッチアメリカンが売ってるんだそうな。いや〜ワタクシはたとえお肉OKでも怖くて食べられませんけどもね。
そんなわけでSean的には一番ハードルが高いだろうと思われた(というか勝手にワタクシが思い込んでた)ステーキタルタルakaフィレ・アメリカンは難なくクリアだったということでめでたしめでたし。

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