apéroとは長いものである(南仏の場合)

apéroとは長いものである(南仏の場合)

土曜日のこと。補習校の校門当番ということでいつもより早起きを強いられたPaul、夜中にはSeanにおしっこで起こされ、熟睡できなかったらしく「疲れてるんだよ・・・」と夕方まで寝込んでおりました。当然ピザは作りたくないと主張。なによ〜いきなり〜何作るか考えてなかったわよ〜。などとブツブツ言いながら考えていた夕方5時半頃、いきなりSeanのマブダチCésarパパFrédから携帯に電話が。「突然だけどapéro(アペロとは食事前のカクテルタイムですね)するから来る?」って。あら。や〜ね〜ワタクシが夕食作るの嫌だわと思ってるのが分かったのかしら。なんてことはおくびにも出さずに「ちょっと待ってね〜Paulに聞いてみるから」とPaulにどやと聞くとベッドから「OK・・・」との返事。いやきっと内心嬉しかったろうと推察できる。そんなわけで7時半過ぎ頃からapéroでCésar宅へ行くことが決定したのであった。そしたら、臥せってたPaulがおもむろに起き出してきて臨戦態勢になってるじゃないの。なによアンタ、ゲンキンね(笑)。起きてきたんならまずはSeanをお風呂に入れてくれとお願いを。
実はapéroといえば普通は夕食前のカクテルタイムでアペリティフを飲みながらおつまみをつまむのが普通なのであるが、Césarんちのapéroはアペロと言う名前のタパスディナーと言って良いものなのである。なので、このapéroは延々夜遅くまで続く。これって南仏特有なのかな〜。なにしろCésarの両親は生粋の南仏人(実家はLa Ciotat)。彼らのapéroは7時半か8時ごろから始まって12時近くまでというのが定番です。いいね〜このユルさ、南仏っぽくて。
そんなわけで彼らのお宅に到着。SeanはCésarと遊べるので大喜びで、そんなおこちゃま達をよそに我ら大人たちはおしゃべり。そうこうしてるうちにお隣さんや去年までSean達と同じクラスだったGaspardの家族がやって来て一層賑やかに。
さてみなさん揃ったところでapéro始めましょうか。ワタクシここんちのapéroの何が好きかってFrédが作る南仏料理の数々。なにしろ南仏だけにオリーブオイルとニンニク満載でニンニクラヴァーのワタクシにはパラダイス♡
今回はまずこれから

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タコのオリーブオイルとニンニク和え。まさにワタクシに直球ど真ん中の一品。
タコって北の方の人達はあまり食べないのでスーパーではなかなかお目にかからないので貴重だったりするんですね。Frédが言うにはスペイン人はタコをよく食べるのでスペイン人の魚屋さんだったら普通に買えるんだそうで。なるほどね。タコがそこそこ柔らかくてああ美味しい。シアワセ♪
お次は南仏のスーパーで普通に売ってるaccras(アクラ – マルティニークの名物)

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うま〜♪
このアクラ、ヴァカンスで南仏に行くとスーパーで良く買っては食べました。スーパーで売ってるのは塩味がかなり効いてるのが多いんだけどFrédのは塩味抑え目でクミンが効いててワタクシはこっちのほうが断然好み。レシピを教えてもらったので今度作ってみようかな。
最後はFréd十八番のtourte(トゥルト)

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前回のはトマトとタコ以外にオリーブなんかも入ってたな〜。得意料理だけにさすがの美味しさ。
いや〜しかしこの日は飲みましたね〜。最初はシャンパーニュでみんなで2本空けたあとはPaulがお土産に持っていったBandolの赤。いつもはシャンパーニュは沢山飲まないワタクシも軽かったので進められるままに飲んじゃいました。
最後はCapucineのデザート

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自分の分の写真をすっかり撮り忘れたのでこれは子どもたちの分。これはオレンジのケーク。
本当はグラサージュをかけるらしいけどワタクシはない方がウレシかったりするのでこれで全然OK。
素朴系でワタクシ好みの味でした。
大人たちがおしゃべりしまくってる間、子どもたちはTVゲームにDVD三昧。ま、こういう時だけだから特別ね。いやはやしゃべりまくりましたわ。楽しいapéroをありがとう!今度はウチでね〜。

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