Blue Valentineでディナー

Blue Valentineでディナー

あの夏のような暑さはどこへやら、すっかり涼しくなってしまったブリュッセル。
まさか、これで夏は終わりなんてことはないでしょうね・・・(コワい)。
さて、Bastilleをぷらぷらと散策しつつホテルに戻ってしばし休憩、7時半に予約をしたレストランへタクシーで駆けつけたMちゃん&ワタクシ。
向かった先はRépubliqueに近いBlue Valentineというレストラン。ここは去年12月頃にMちゃんがLondonのお友達と一緒に来てそりゃもう美味しかったので是非Izumiちゃんを連れて来たい!と熱く語ってくれたので、そうかそんならひとつ、と予約した次第です。
7時半の予約に若干遅刻気味ではあったものの、さすがこのあたりは夜が遅いとあってまだまだこんな具合


空いております。
レストランということだったけど、内装を見るとなんとなくcaféかbarだったのをそのまま居抜きしたような感じにも見え。
早速窓際に陣取って(実はMちゃんが前回来たときも同じ席 – テーブルの向きが縦向きか横向きかの違い)メニューをもらい物色、というところでMちゃん用に英語のメニューはないかと聞いてみると残念ながらないという。そうかそんならワタクシが訳すかな、と思っていたらスタッフの女性が「ちょっと待ってて、厨房から日本人連れてくるから」と奥へと消えた。実はMちゃんが前回来た時、Mちゃんのお友達でParis在住のお友達が一緒で、そのまたお友達がここの日本人シェフということで連れて来てもらったんだそうな。そのシェフの手になる料理がMちゃん曰く繊細で味から盛り付けから完璧だったの〜♪だったそうで、そりゃもうワタクシたち期待に胸膨らませておりました。
そんなわけで厨房から日本人が、と聞いておおシェフ自らメニューを説明してくれるわけ?と思っておりましたら、可愛らしい日本人女性が。あらアシスタントなのかしらとMちゃんの前回の話をしていたら、なんとお目当てのシェフの男性は今年になってからMontparnasseのレストランに移ってしまったそうで。いや〜Mちゃんビックリ&ガッカリ。その移った先のMontparnasseのレストランもショックのあまり名前を聞いたが記憶になく。ああガッカリ。腕が良いと引き抜かれるのよね・・・。
じゃあかわりのシェフはと言えばベルギー人だということで。ほ〜ベルギー人なの。
そう聞いてからじっくりとメニューを見てみるとデギュスタシオンっぽいメニューがあってそれが10皿で60ユーロとやけに強気のメニューになってる。Mちゃんが食べたのもメニューだったみたいだけどこういうメニューじゃなかったらしい。
じゃあアラカルトで、と改めてメニューとにらめっこ。
その間にお通しとして出てきたのがコレ


まっくろけでよくわかんないですけども(笑)。
実はコレ、竹の炭のチップス。え、炭って食べられるんですかと仰るなかれ。備長炭をお米を炊く時に入れたりしますよね?あれと同じセオリーだと思うんですがどうでしょうね。
実はこの炭を食べるっていうのがちょっとしたブームになってるらしくて、Parisに行く前にたまたまどこかで真っ黒のバゲットがあるという話を読んだワタクシ、おお、これがその炭の入ってる食べ物ってわけねと合点したわけです。ちなみに、その真っ黒なバゲットってのがこのレストランからほど近いUtopieというパン屋さんで売っております。どうやらこの炭(charbon actif)ってのがデトックスに効くという話らしいですぞ。
炭と聞いておおっと思ったんですが、どれどれと食べてみればまあ美味しいんだこれが。食べ始めたらMちゃんもワタクシも手が伸びる伸びる。やめられない止まらない状態でお代わりまでもらっちゃいました(確か2回お代りしたような気が・汗)。ここだけの話ですが、ワタクシ的にはここで食べたものの中でこれが一番美味しかったです(マジで)。
まあ、そうは言いつつとりあえずアントレから


こちらはMちゃんオーダーのちょっと厚めのカルパッチョ。
お肉の下にほうれん草だか何だかのソースが潜んでおります。
そしてこちらはワタクシの


ベルギー人つながりでムール貝のちょっとスープっぽい何かを(既に記憶が薄れております)。
旬のグリーンピースも入ってて、グリーンピースの茎の部分も食べてくれということで食べてみたらグリーンピースの味がしましたです。
スプーマを崩して中を掬うと


ムール貝。
グリーンピースとムール貝ってどうかと思いましたが結構合うもんだ。
さてメインはふたりとも魚


確かあんこうか何か、白身の魚だったような。
フツーに美味しかったです。
せっかくだからデザートも、ということでシェアしてみました


これはショコラを色々な形態(つまりムースとかフォンダンとか)にアレンジしたものらしいです(確か)。
結構お腹膨れましたね〜。特に炭のチップスで(笑)。実はワタクシたちがあまりに美味しい美味しいって食べるのでスタッフのお姉さんが「帰りにお土産にしてあげるわよ💖」なんて言ってたのにお客さんがどしどし入ってきてそんなことはすっかり忘れられてしまいましたわ。
Mちゃんによれば、前のシェフの料理はもっともっと美味しくて素敵だったんですって。確かに盛り付けとかは前のスタイルを踏襲してる感はあったらしいんですけどね・・・。いや残念。
でもね、遅い時間でもお客さんはどんどん入ってくるし、いかにも〜なこのあたりのトレンディなレストランっぽい感じではありました。もしかしたらシェフが変わったことをまだ知らないのかも。ま、ワタクシたちは期待が大きかったからちょっとガックリ来たのはあるんだけど、そういう前情報ナシで行ったらフツーに美味しいと思うので(実際ワタクシは以前の味を知らなかったし)ベルギー人シェフのお料理をお試しになっても良いんじゃないかしらん。

Blue Valentine
13, rue de la Pierre Levée 75011 Paris
tel: +33 (0)1 43 38 34 72

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