Bouchéryでランチ

Bouchéryでランチ

昨日までの快晴から一転本日曇天のブリュッセル。いや〜昨日お天気良すぎたわ。
そんなすんばらしくいいお天気の昨日、Jasmineさんとランチ。今回は彼女と最後に行ったランチHortense Chapitre 2がかなりがっかりだったのでリベンジということで同じベジタリアンで勝負。レストランは今やすっかり高級レストランとなってしまった感のあるBouchéry。実はここにはかなり前(2010年)にやはりランチでお邪魔したことがあるのでした。しかし、当時はまだopenしたばかりということで人もそれほど入っておらず3品で25ユーロと今とは比べ物にならないほどのプライス設定(今はディナーで100ユーロ前後と有名店と変わらぬプライス)で、旧ブログのこのレストランについて書いた文を見ると混んでないしお味もほどほどに美味しいなどという感想が書いてある。噂には聞いてたけどあれから随分躍進したんだな〜と、ワタクシも結構見る目があったんじゃないのと一人ほくそ笑んだりしておりました。以前ここに再度ランチに再訪しようかと思ってサイトを見てみたらディナーだけのサービスに変わってしまっていて、もうランチはできなくなっていた。どうやらリュクスな路線へ舵取りしていた時期だった模様でそれも功を奏したらしいですな。
そんなわけで、ここでランチを諦めて数年、そしたらつい先日友人MさんがFBでBouchéryがランチでベジタリアンのビュッフェをやっているという記事をUPしているのを発見。おっとこれは一体どうしたことか!と早速調べてみれば、どうやら去年の秋ごろから金曜日のお昼限定でこのベジビュッフェを始めて、人気だったのか(そりゃコスパを考えれば納得)今年になって火曜日から金曜日のランチで提供することになったとのこと。なんと、そういうことなら試さねばならぬと前日のリベンジと相成ったわけであります。
告知もこんなかわいいカードで


なにげに右の女子の顔が不幸そうで気になる(笑)。
予約したほうがよろしいということだったのでサイトの予約のカレンダーできっちり予約して臨んだ昨日のお昼。
12時予約をほんの少し過ぎたところで到着してみれば既に1組お客さんがテラスに。昨日は本当に良いお天気だったのでワタクシたちも迷うことなくテラス席


お昼でもランプが灯されててなにやらポエティック。うん、ワタクシ好み💖
接客のお姉さんにメニューを説明してもらいいざビュッフェへGo!


私達のキッチンでビュッフェを、なんて書いてあるからどんな感じかしらんと思ってたら本当にキッチンのカウンターに料理が並んでおりました。勿論調理する火の元関係は更に奥にあるんだけど勿論舞台裏は丸見え状態。なんだかまかないをおすそ分けしてもらってるような感覚になりますが、こういうまかないならいくらでもOKよ。
この間のご近所イタリアンレストランの野菜のビュッフェとはそりゃもう雲泥の差(笑)。でもってここではおかわり自由と大盤振る舞いで更に良し。
ワタクシのプレートはこんな感じ


手前から時計回りにホワイト&グリーンアスパラのサラダ、大根の漬物(日本のレシピで作ったそうで、これは昆布味抜きの浅漬けではないかと)、カブのタブレ、ヒュモス、バターナッツのピュレ、トピナンブール(菊芋)のグリル、そしてペラっとしてるのは何らかの野菜で作ったと思われるチュイル。
これにプラス厨房のお姉さんオススメのカリフラワーのスープ


ワタクシ同様外側の葉っぱもちゃんと使ってる(これはベジのお約束)。葉っぱにもちゃんと栄養あるので捨てないのが好感持てます。
いやもうね、どれもこれも美味しかったですわ・・・。すべてハズレ無しってスゴイね。勿論味付けもちゃんと変化があって、野菜が微妙に火が通っているんだけどシャキッとパリッときちんと歯ごたえのある所謂ローフードでしょうか。特にワタクシは大根の浅漬とアスパラのサラダが日本人好みのシャキシャキ感で気に入りました。
あまりの美味しさに2回目も行ってしまいましたわ・・・


手前から時計回りにサラダ類のさっとグリルしたサラダ、ポテトのグリーンソース和え、フラジョレ豆のさっと煮、セロリラブのマリネ、そして大根の浅漬。
ワタクシ、最初サラダは生だと思ったんですがJasmineさんがケールの先っぽが微妙に焦げてたからグリルしてあるんじゃないかと指摘を。おおそう言えばそうね、なんとなく火が入ってるような気がしますわ。これだけヘルシーで気を使って調理してあればおかわりも罪悪感なくできますね〜。これらのメニューは恐らく我が家でも再現できそうだけど、こんだけの量を一度に作るのは不可能なので非常にありがたくいただきました。これだけで一体何種類の野菜を摂取したんだろうかっていうね。いやおみそれいたしました。
食事中もお日様がさんさんと照っておりまして背中に日光を思いっきり背負っていたワタクシはそれはもうじっくりと加熱されました(笑)


サンシャイン〜✨(なにげに自分のコレクションの新作リングを宣伝しているワタクシ)
ガッツリ春を享受しましたわ。
さてお次はデザート。デザートもビュッフェなのである。
こちらがデザート


デザートは6種類ほど。
ワタクシは普段甘いものは沢山いただかないんですが、お食事の美味しさについつい欲張ってよそってしまう罪なビュッフェ


手前から時計回りにイルフロッタンにキャラメルソースとピスタチオ、オレンジのパウンドケーキ、サブレにキャラメルクリームと洋梨のコンフィ、そして洋梨のクランブル。
ちょっと洋梨が多用されすぎな気もしましたが(他に洋梨のシロップ漬けみたいなのもあった)美味しいので許す。このイルフロッタンが備前屋の淡雪(この名を聞いておお〜と分かるのは中部出身)みたいで美味しかったですね〜。
ふと周りを見渡せば満員御礼


確かに予約は必須ですな。
美味しい美味しいと食べては飲み(Bioのワインをお供に)おしゃべりして気がつけば3時。一番最初に到着して一番最後までいたワタクシたちなのであった。でもそんだけ美味しかったってことなんざますよ。
お会計のときに店内を見てみたらこんな感じ


恐らく中で食べた人はいなかったかと。
昔来たときと変わってなかったけどランプを丸いグリーンのシェードから細長い白のに換えてありましたね。
食べて飲んで美味しくてお一人様〆て28.50ユーロ。ランチ自体は17ユーロなので飲み物代が若干張るという感じですかね(グラスワインとお茶を追加)。でもそんなのはこの充実ぶりの前には目をつぶりますわ。
美味しいベジランチが食べたい時はもう絶対ここでしょうとベジのワタクシが太鼓判押させていただきます。是非また来たいレストランなのでありました。

Bouchéry
812/A, chaussée d’Alsemberg 1180 Bruxelles
tel: 02 332 37 74

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