Giri / Haji (義理/恥)をやっと観た

Giri / Haji (義理/恥)をやっと観た

去年の11月頃にLondonに遊びに行ったのがもはやすごく昔のように感じる今日この頃・・・。
一体このコロナがいつ収まるのやら先が見えない状態ですが、ロンドンは今かなり厳しい制限がかかってるみたいざんすね。ベルギーも一日の感染者が1900人(今日)だったりするんで、国の規模を考えるとフランスやイギリスと同じ規制になってもおかしくないような。またロックダウンになるんだろうか。
さて、そんな去年のLondonで友人Mちゃんのお家でfich & chipsでディナーをしたときにジョインしてくれたゲイのTちゃんがエキストラで出てるというBBC制作の「Giri/Haji(義理/恥)」を昨日やっと全話観終わりました。

実は去年Londonでネットのとあるサイトで観られるよ〜という話を聞いていたんでブリュッセルに戻ってから早速観てみようと思ったんだけど国が違うからか観れず。ううむ残念と思ってたら、BBC2で夜に放映されていることが分かったものの、時間的に遅い時間で観られないな〜と思ってるうちに終了しちゃいましてね。
そしたら夏にNetflixで配信されるという情報が。おおそれならバッチリ観れるじゃないの!ということでリストに入れたまま9月に突入。なんだかんだしてるうちにそろそろ10月というところで、やっと観始めたらツッコミどころもあったりで面白いの。全8話なんで1回につき2話か3話くらいで観ようと思ったんだけど、BBC制作だけに1話がそれなりの長さであるとき3話観たら思わず12時になっちゃったり。やっと昨日最終話まで観終わったところざんす。
一応BBC制作だけどNetflixのオリジナルってことになってるんで世界配信のためにお金出したのはNetflixの方なんでしょうね


渋いね〜。
ストーリーはばくっと日本のヤクザの落とし前の話ではあるんですが、それが東京とロンドンに渡ってヤクザの抗争だけじゃなくて家族(親子や兄弟、夫婦)、恋人(同性も異性も)の愛憎模様も描かれててなかなか奥深い。まあヤクザのドンパチ期待してると(もちろんドンパチもあるしそれなりにヴァイオレンスな描写もある)ちょっと肩透かしになるかも。でもワタクシ的には楽しめましたよ。
主演は平岳大という見知らぬ俳優さんなんですが、背が高くてあっさりしたルックスで、でもなんかどこかで見たことあるようなでも思い出せないな〜と思ってたらあの平幹二朗と佐久間良子の息子だったっていうね。そう言われてみれば平幹二朗の面影があるような。もうひとりの主役は窪塚洋介(去年は名前聞いても誰だかわかんなかったワタクシですが、スコセッシのサイレンスに出てたのを思い出した)ですが、なんか妙に色っぽいのね、彼って。
でも彼ら以上に気になっちゃったのが日系ゲイを演じたウィル・シャープ


この演技で英国アカデミー賞のTV部門の助演男優賞を受賞したそうな。
ワタクシTちゃんがどこにいるのか目を皿のようにして見るつもりが、多分Tちゃんが出てくるような場面ってのがこのウィル・シャープのシーンだと思われ、どうも彼の演技に目が奪われがちでとうとう最後までTちゃんを見つけることが出来なかったのであった。Tちゃんどこにいたんだろう・・・。
しかしね、最終回の最後のあたりで主人公の娘がビルの屋上から落っこちそうになったところをみんなで助けようとしてるシーンでいきなりモノクロになったかと思ったらみんなで踊り始めてちょっと度肝を抜かれたというか。度肝を抜かれて笑えた(笑)。なんだろう、野田秀樹の舞台とか意識した?
ま、何かと面白いし、モックン久しぶりに見て懐かしかったし(樹木希林さんのお葬式以来かな?)それなりに楽しめると思いますぞ。

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