Het Gebaarでティータイム

Het Gebaarでティータイム

やっと暑さも一段落したブリュッセル。
里帰り日記にかなり時間を割いたのでブリュッセル情報がか〜な〜り貯まっております(汗)。これから先は通常営業に戻して更新していきたいと思ってはおりますが時系列が少々飛ぶ事がありますのでご勘弁を。
と、言いつついきなり近々の話題から。
先週木曜日、猛暑中でも一番暑いだろうと言う予報が出ていたのにもかかわらずJasmineさんと日本へ発つ前から予定していたアントワープへ行って参りました。いや、暑かったわ・・・。思い出しても汗が出てきそうなくらいの暑さを物ともせず、メトロにも乗らずに炎天下を歩きまわったワタクシたち。いえ、実はね、本当はメトロに乗ろうと思ったんですけどね、地下にあるメトロの乗り場に降りていったところ切符売り場が全く見当たらないの。ワタクシもJasmineさんもアントワープには普通は車で来るのでアントワープの公共交通機関には疎いってのはあるものの、この不親切さはどうよ。しかもフランス語はおろか英語の案内表示もないときた。アントワープの駅が改装してやたらキレイ&モダンに生まれ変わったという話は聞いていたものの、その生まれ変わる前に電車で来てた時も確か切符売り場が見つからずPaulと散々探し回って窓口で購入した記憶が。しかし、そんな窓口なんて影も形もないし、フラマン語出来るPaulもいないし、道行くおばさんにフランス語で尋ねても「?」みたいなね。Jasmineさんが英語で尋ねるも帰ってくるのはフラマン語のみ。なんとなく雰囲気的にカードがどうしたこうしたと一生懸命説明しているらしいが(恐らく定期券的なもので乗る、みたいなことだったのかも)さっぱり分かりませんわ。これはアカンと早々にメトロに乗るのを諦め、どうせアントワープは小さい街だから歩こうとカ〜っと太陽が照りつける中を日陰限定で歩くことに。
そんなワタクシたちの目的は昼間しかやっていない一つ星のレストラン、Het Gebaarでデザートをいただくこと。いや、このHet Gebaar、ベルギー在住の日本人の間では良く知られたレストランだと思うんですが、ワタクシここの存在を知りましたのがここ1,2年のことでして、その美しいデザートのプレゼンテーションを見て、スイーツ音痴のワタクシでさえいつかこの見目麗しいデザートを一度でいいから食べてみたいものよのう・・・と密かに行く機会を虎視眈々と狙っておりました。しかし、PaulとSeanが一緒ではやはり美しいデザートとを堪能するいう感じでもなく、しかも昼間だけの営業というだけあって(土曜日のデザートは予約を取らないらしい)どう考えても難しいよな〜と思っておりましたら、Jasmineさんが快くOKしてくれまして、今回の予約と相成ったわけです。いやもうJasmine様々なのである。
しかし、夜のディナーなしでもミシュラン一つ星ってある意味スゴいというかそれだけ強気の商売でもOKなくらいの腕ということなんでしょうね。実際サイトにはHet GebaarではなくてシェフのRoger Van Dammeの名前のサイトなんですね(でもHet Gebaarでググるとちゃんとヒットします)。ランチは12時から、デザートは14時30分からとなっておりましてワタクシが予約したのは14時30分のデザートタイム。ランチのプレートの写真を見たら、結構ボリューミーでして(お値段もボリューミーね・笑)コレ食べたら当初の目的のデザートが食べられないという懸念がありましたので最終的にデザートオンリーで行くことに。
ワタクシたちはアントワープには12時過ぎに到着しておりましてちょっとお店でも冷やかしますか、とルーベンスハウス方面へ日陰を選んで向かい、Jasmineさんお気に入りのお店で70%OffのIsabelle Marantのサンダルを見つけて思わずゲットしちゃったりという無謀な行動をしてしまったワタクシですが、里帰り中の日々を考えればこのくらいのご褒美はあっても良かろうと自己弁護(笑)。ついでにワタクシが見てみたいお店へと向かうもののイベントの準備中で見られず、暑いしこれ以上歩いててもしょうがないとレストランへ向かいましたが、ええ、方向音痴なので(地図持ってきてて良かった〜)時々立ち止まっては汗をふきふきなんとか近所までたどり着いたもののまだ時間が早い。いやもうこれはゴリ押しでちょいと早いが入れてもらおうといざレストランへ

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なんかお伽話に出てきそうなお家ですね。
この写真は食事後に撮ったものですが、到着時にはテラスにそこそこ人が入っておりまして、ま〜この暑いのによく外で食べる気になるわね〜と思ったものです。
中に入ってちょっと早いけどダメかしらと聞けば快くOKということでやっと一息。
窓際の席から見えるのは隣りにある公園

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カンカン照り。
実はここに予約を入れた時、サイトがフラマン語オンリーで言語をチェンジする機能すらなく仕方なくGoogleの翻訳機能を使って予約したんですが、確認のメールがフラマン語。結局この確認のメールが2回来たんですがワタクシ2回とも「申し訳ないんですがフランス語で再送してくださる?」とメールを(来たメールに返信ではなく)直接入れたにも関わらず全くお返事なし。なんだよ〜フランス語だと無視するのかよ〜とムカついたものですが(フラマン系のナショナリストぶりは有名)レストランのスタッフの女性はやけに気さくでフランス語全然OKだったので拍子抜けいたしました。
彼女の説明を聞いて良さ気に思ったのが一致してワタクシたち二人共同じものをオーダーしようとしたんですが、彼女が「同じものでいいの?別のものにして二つ味わったらいかが?」とのオススメにふむ確かにそうよね、と別のものにしてみました。
ここでは各メニューごとにマッチするワインやお茶がセレクトされていてワタクシたちはお茶で。あ、勿論お水は速攻でいただきましたよ。なにしろ暑くてね〜。
最初に運ばれてきたのはお茶でした

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素敵なシルバーのプレートにクッキーと一緒にお茶が。
ま、素敵なんだけどさ、これと一緒にどうやってこのテーブルにデザートのお皿乗せるんですか?とワタクシ達疑問に思いましてね・・・。どう考えても乗りっこないので横向きにセットしてデザートが来るのを待つ。
そうこうしてるうちに来ましたよ、ワタクシたちのデザートが。
まずはJasmineさんの

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De Komedie plaats van Antwerpen – アントワープのコメディー広場。
これはレストランからほど近い場所にあるオペラハウスのあるKomedie plaatsという広場をイメージしたものだそうですが、その広場にChanelやらLouis VuittonやらDelvaudがあるんですね。で、それを並べて広場を表現したと

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ま〜芸が細かいのよ。でもこの感じ、ワタクシだとファッション・ヴィクティムってネーミングしたいような(笑)。
しかし、この暑さでショコラも汗かいちゃうぐらいなのに、こんな細かい作業してたら作ってるうちに他のが溶けちゃうんじゃないかと心配してしまいますが、実はこれすべてがショコラでできてるんですね。でもって1つずつ全部違う味になってるという気の遣いよう。
ハイ、これで想像がつくかと思うんですが最初に説明を聞いた時にワタクシたち速攻でコレをオーダーしたんです。でも同じの二つにしなくてよかったわと一口食べてすぐに思いましたです。どうしてかって?いえね、これが寒い時ならまだしも、この暑い日に他に息の抜きどころがないショコラオンリーのスイーツってのはかなり厳しいものなんですよ。まあ、ショコラが大大大好きな方ならいざしらず、これははっきり言ってクドい(あ、言っちゃった)。一から十までショコラ攻めってのはこの暑さの中では厳しかった。そんなわけでこれを後に回したらきっと口の中が怪しいことになるに違いないと判断したワタクシたち、まずはこれから攻めましたです。基本的にムース系なんですが、中に柑橘系のクリームが入ってたり食感が変えてあったり考えつく限りのショコラの表現を駆使した感じ。しかしね、このブランドのロゴをまんま使っちゃってるのは商業的に何か問題にならないんだろうかといらぬ心配してしまいました(これだけあからさまだと恐らく許可は取っているに違いないとは思うが)。
さて、お次はワタクシの

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Lemon squash – そのまんまレモンスカッシュ。
これはもうその名の通りレモンをふんだんに使ったスッキリ爽やかな一品

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円の中にはレモンソースがあって、円を崩すとダム決壊の如くこのソースがダラダラ〜っと流れ出てくるので用心しないといけないんですが、迂闊にも最初に一口味見した時にこれをやっちまいましてね(汗)。ショコラの方を食べている間にまんべんなくソースが流れ出てしまったのでありました。
しかし、ショコラ攻めにあった後にこれを頂いたらま〜爽やか。ヨーグルトやバジルが使ってあって更にスッキリとする仕掛けですね。これはまさに夏向きのデザートって感じで、いや、スタッフの方の言うこと聞いて別のにしておいて良かったです。でもね、一つ笑えたのがJasmineさんがこのプレゼンテーションを見て「ねえ、この飴細工ってゴミ袋の口を縛る紐みたいに見えない?」って。そう言われてみてみればアラ確かにうちにあるゴミ袋の紐にソックリ(笑)。しかしね、このゴミ袋の紐、もとい飴細工のお味が白いのはヨーグルト系、黄色いのがレモンの味になっていて、まあどんだけ芸が細かいのかしら。いや御見逸れいたしました。
お茶の方はショコラの方に合わせたのはショコラ味のお茶で、ちょっとこれはあまりにショコラ攻めが過ぎるのではないかと。もうちょっと外しが欲しいね。レモンスカッシュの方はthé blanc(日本語だと白茶でいいんでしょうか)でこれまたあっさり。でもワタクシthé blanc好きですのでノープロブレム。
それにしてもティータイムになってお客さんが後から後から入ってきてたのでランチよりはティータイムの方が人気なんだろうかと思ったり。ま、ヴァカンス中ですしね、ヴァカンス終われば普通に人が入って賑わしいんじゃないでしょうか。しかし、デザート食べ終わってみてこれでランチのプレートなんて食べてたらお腹いっぱいで絶対食べきれなかったよね〜とJasmineさんと二人で話したのでありました。多分量的にはそれほどではなかったのかもしれないんだけど、やっぱりショコラが効きましたね(笑)。だって途中で挫折しそうになりましたし(しなかったけど)。でもさすが一つ星だけあってサーヴィスとかお店の雰囲気は確かによろしかったです。一度ここのデザートは食べてみる価値はあるのではないかと。

Het Gebaar
Leopoldstraat 24, 2000 Antwerpen
tel: +32 3 232 37 10


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