Sean、歯列矯正開始
日本ではまだ歯列矯正ってあまりポピュラーじゃないんでしょうか。
ワタクシが日本にいた頃は歯列矯正をやってる人を見ること自体が結構レアだったんで当然ワタクシも経験ナシ。でも欧米、特にアメリカでは歯並びと歯の白さが命なんで昔からあのギラッとしたシルバーのメタルを歯にずらりと装着した写真を良く見たもんでした。
ここヨーロッパでも子供が永久歯が生え揃ったところで歯列矯正をさせる家庭が多い様子で、我がSeanもついに歯列矯正を始めることに相成りました。実は、Seanの下の前歯は乳歯の頃から癒合歯でして、小さい頃から歯医者さんで様子をチェックしてきました。この癒合歯ってのは本来2本あるべき歯がくっついて生えてくるというものなんですけども、乳歯で3〜4%、永久歯で0.3%とレア度が増すみたいなのだ。ワタクシも最初はなんか下の前歯が大きいよな〜と思ってたら、2本目が生えてこないままになっちゃったんで歯医者さんに相談したところ、レントゲンを撮ってみたら癒合歯だったと。んで、パノラマのレントゲンを撮ったときに当然乳歯の段階なんでその下に隠れてる永久歯も一緒に写るんですが、これがまあホラー映画のエイリアンみたいな歯並びで(マジで泣けるレベル)ワタクシSeanの将来をえらく心配したもんざんす。歯医者さんはレントゲン撮る前は永久歯はちゃんと2本生えてくることもあるから、と慰めてくれたんですがいざレントゲン撮ってみたら下にはやっぱり1本しかなかったんで残念ながらSeanは1本足りないということに。そうなると気になるのが噛み合わせと歯並びでして、これは永久歯が生えてきたら矯正してそれなりの状態に持っていくのが良かろうということになったわけです。Seanは乳歯の抜けるのがどっちかって言うと遅かったんですがやっと奥歯が抜け始めた3年くらい前に歯医者さんに相談しまして、結局去年そろそろやるかどうするかと言う話になったものの、矯正のプラケットが結構なお値段でしてね・・・。ええ、一番一般的な例のメタルがズラリってのでも軽く20万を超えてくる感じで保険は効くものの還付率が大したことないんでそれなりの負担になるという。で、色々と調べて最終的にこれまでにかかってたSaint Elisabethともう一つの歯医者さんで見積もりを出してもらったんですがどっちもどっちっていう感じで、もうそんならこれまで通りSaint Elisabethでやってもらうべと決断したのが今年の夏あたり。いやいや時間かかりましたわ。実際のところ、開始が15歳超えちゃうと大人と同じ料金になっちゃうっていうんで若干焦ったんですが、まあ滑り込みセーフっぽい感じざんすね。
さて、水曜日の歯列矯正装着当日、矯正器なしの顔の見納めということでビフォアの写真を
余裕の笑顔のSean先生。
この日の予約は朝9時15分なんでワタクシの付添で雨の中Saint Elisabethへと。
ほぼ時間通りに診察室に呼ばれていよいよ開始
結構若いイケメンの先生(笑)。
ワタクシも初めて見るんで興味津々ざんす。
Seanは緊張してるのか足を動かしたりして先生に「動いちゃダメだよ」と最初の頃は何度か注意されておりました
思いっきりグーで緊張しまくり(笑)。
ワタクシも横からリラックス、リラックスと声をかけて応援いたしましたわ。
しかし、あのメタルのプラケットをどうやって付けるんだろうと見ておりましたら、注射器みたいなのの中に柔らかいメタルというかなにやらその手のものが入ってて一つの歯ごとにちょっとずつ押し出して専用の小さなヘラでこそげ取っては歯の表面に付けて固めていくという作業をされておりました。いや〜根気がいりますわ。でももちろん先生は手慣れたもんなんで手際よく一つずつちゃっちゃと接着しておりました。いえね、ワタクシもSeanもあのメタルのやつは既に出来上がってて歯にかぱっと装着するもんだと思ってたんです。ところがこんな風に1個ずつの作業なんでちょっと意外でしたね〜。
とりあえず全部の歯に取り付け完了
ニッコリ。でもギラギラ(笑)。
ここまでで大体40分くらい。最初に先生から小一時間くらいかかるかな〜と言われてたんで、おおなかなかのハイペースだねと思ってたらまだ次があった
矯正のキモのワイヤーを取り付け。
先生、口の中でワイヤーをパチッパチッと切るんですけども、ワタクシ切ったカスはどうなってるんだろうかとちょっと心配になったりいたしました(多分ハサミの中に残るようになってるんじゃないかと)。
さて、先生の予告通り約1時間で完了
早速鏡でチェック。
これでうまく歯がちゃんとした位置に動いてくれたら1年位で外せるそうな。それまで毎月1回チェックをしてもらうことになるそうざんす。
家に戻って早速アフターの写真を
ズラリとプラケット。
ちょっと元気なさそうに見えるのはなにげに痛いかららしい。
ちょっと寄ってみようか
なんかワイヤーのアップダウンがわりと激しくないか。
その前に唇が荒れまくりなんですけど(汗)。いや〜ホントにこれが1年でまともな位置に収まってくれるのんだろうか・・・。
とりあえずこの後学校へ行ったSean、この日は半日の日でお昼に帰ってきたSeanに学校の友だちはなんて言ってた?と聞いていたら似合わないね〜って言われたって。いや、これが似合う子ってまずいないと思うんだけど(笑)。
この歯でお昼ごはんは何を食べるかと考えてたらSeanがハムエッグでいいと言うんでハイハイと作りましたら
うまく噛めなくて口から落ちそうに。
どうやら、食べかすがプラケットのせいで唇と歯茎の間に挟まったままになるんでまるでハムスター状態になるんだそうな。でもって噛みしめるとちょっと痛い。昨日はいつものお弁当のおにぎりを食べないまま持って帰ってきちゃって、しかも2個の内1個は友達にあげたらしい。残った1個は温め直してそれをスプーンで潰して食べておりました。ちょっとしばらく慣れるまではおにぎりは無理ってことで。とにかく1年でなんとかこの矯正器が外せるように祈ってるSean&ワタクシざんす。
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しばらくブログをお留守にしていてお返事できず申し訳ありません!
病院はどこにされるのかは分かりませんが、もしSaint Elisabethでしたら、息子を担当してくれた先生は去年の10月で確かフランスの病院へ映られてしまっているので、現在はこの手の施術は別の専門医の方だと思います。ご参考までに!
返信ありがとうございました。
コメント書いたつもりでしたが上がってなかったので改めて。
1年半とは早いですね。満足いく仕上がりになって良かったですね。
先生は経験も専門的な知識も豊富で評判も良さそうでした。家からも通いやすいのでこの医院に決めるかもしれませんがもう一件別の歯科医にコンサルテーション受けてから決めようかと思います。
参考になりました。
こんなに早く返信くださってありがとうございます。
アメリカはもっと高かったので驚きはしませんでしたがヨーロッパは安いと噂で聞いていたので意外でした。
病院の歯科は考えてみなかったので検討しようと思います。
ありがとうございました。
こんにちは!
歯列矯正、高いですよね…。
ウチはUccleのSainte Elisabeteのdentisterieでやってもらったんですが、約1年半くらいの予定でmutuelle(こちらの保険)適用で大体3000ユーロでした。分割払いも交渉すればできます。
我が息子の歯並びはトム・クルーズほどではなかったものの結構ヤバい部類だったんで、あのスゴイのがすっかりキレイになって大満足してます。
ただ、これはウチのケースなので誰でも満足いくかどうかは分からないのですが、dentisterieのある大きな病院で一度見積もりをしてみては?
はじめまして。
13歳の子の歯科矯正医を探していてこのブログにたどり着きました。
近所の歯科医院では約2年でメタルで4000、インビザラインで5000ユーロと見積もりを出されました。その後のリテイナー750、レントゲンや検査費用が250ユーロです。
先生は英語できちんと説明なさり納得いく内容でしたが予想より高いなと思うのですがいかがでしょうか?
アメリカから来たばかりでベルギーの相場がわからず他の歯科医へも行ってみるべきか迷っています。
よろしければご意見お願いします。