Seanのconfirmation – 堅信式

Seanのconfirmation – 堅信式

ああ蒸し暑い、蒸し暑い、ブリュッセル。
このところみょ〜に蒸し蒸ししておりますが、その蒸し蒸し最高潮の先週土曜日、Seanのconfirmation – コンフィルマシオン(日本語で堅信式)がありました。
このコンフィルマシオンってのは端折って言えばキリスト教徒として信者となるという儀式だそうですが、詳しくはコトバンクより

【堅信】より

…キリスト者の洗礼は,水と霊によるもの(《ヨハネによる福音書》3:5)であるから,洗礼は同時に聖霊を受けたことを表すが,堅信は聖霊の賜物によってさらに力づけられ,キリスト者として成人し,あかしの使命を与えられるものとして洗礼と区別され(《使徒行伝》8:16~17),キリスト教への入信を完成させるサクラメントと考えられている。堅信式は,堅信の典礼であって,堅信礼とも呼ばれる。聖霊の賜物を受けたしるしとして,司教または司祭は受ける者の上に手を置き(按手礼),聖香油(クリスマ)を塗って十字架を印す。…

なんだそうだ。
これを受けるにあたって約1年間カテシズム(日本語のサイトにはカテキズムと書いてあったりも)というまあいわゆる聖書の教えを学ぶ日曜学校みたいなのを2週間に1回くらいのペースで通っておりましたSean先生。いや〜コレがSeanにとってはまあ苦痛でして。イヤダイヤダというのを骨の髄までカトリック信者(の家庭に生まれた)のPaulに首に縄つけられて通ったわけですが、晴れてその苦労が報われた日でもあったというわけで。
しかし、この日を迎えるまでそりゃもうすったもんだありましてね・・・。個人的にはキリスト教にはなんら関心のない(教会建築とかは好きですがね)ワタクシにはこのカテシズムってのは迷惑以外の何物でもなかったりしまして、数回カテシズムの日だったのをすっかり忘れて映画の予約入れちゃったりお友達と遊ぶ予定にしちゃったりしてはPaulにどやされて夫婦喧嘩になって、そりゃもう大変だったんざんす。
そんなこんなで迎えた土曜日、これも本当なら前週19日だったのが予定変更になったんで、これにもPaulはえらくオカンムリで2週間くらい前には「もうコンフィルマシオンはやめだ!」などと吐かしまして、ワタクシあったまきちゃいましたよ。あんだけワタクシにカテシズムに行くのにブイブイ言ってたくせしてここでいきなりやめるだのと何言ってんだオマエ状態ですわ。ここでワタクシ、ビシッと「アンタが無理やりやらせてきたことなんだからここでやめさせるなんてそれはオマエのエゴだ!やるなら最後までやれ〜!」とどやしつけまして。そしたら式の3日前くらいに今度はSeanが「ボクコンフィルマシオンはやらない」と。コラ!キミたち親子揃って何ほざいてんだよ!ああ、この父あればこの息子ありですわ・・・。ここでもワタクシ、Paulに言ったことの子供ヴァージョンでSeanをなだめまして(あんだけ嫌なのに頑張ったのにやめるなんて情けない、云々)なんとかこぎつけた当日。
夕立の予報が出ていたもののなんとかお天気になり、ここでも最初は11時開始とか言っていたのが10時からになり集合は8時半(!)ということで、ワタクシは関係ないから参列者と同じ時間に行くんでキミたち二人で先に行っとくれと送り出し、9時半ちょい過ぎくらいに会場のCathedral Saint Michelへ


おお、既に子どもたちがいるじゃないの。
どうやら写真撮影してたらしい。
実は今回日程が変更になったりでSeanのゴッドファーザー(パラン)&ゴッドマザー(マレンヌ)が出席できないという痛恨の段取りになってしまった我が家。まあこれもPaulがやめた〜!とテーブルひっくり返しそうになった原因ではあるんですが、この手の式にはゴッドファーザー&マザーが重要なんだそうな(なぜだかはワタクシも詳しくは知らぬ・・・)。確かに洗礼式には双方がメインでいろいろやってましたね。
ワタクシ、このカテドラルには初めて入りましたが、ここは王室の結婚式とかが行われるという由緒正しき教会だそうで。確かにデカいし立派です。
内部も豪華


ステンドグラスもなかなか素晴らしい。
さてワタクシの席はどこだろうとPaulに電話してやっと席をゲット。ここでPaulはゴッドファーザーの代理をするということで別々になるということを聞く。あ、そう。我々以外にはPaulママが来るというので総勢わずか3人の参列と言うことに。ま、一人でも余分にいるだけマシよね。Seanと一緒にカテシズムを受けていた子どもたちには両親の家族が来てるんで割り当てられてた席だけじゃ足りなくて困ってたので我々の席を提供いたしましたよ。
始まるまでにまだ少々時間があったのでSeanはどこかとカテドラルの外へ見に行ってみたら整列中


ニタニタしてるのキミだけなんじゃないか(汗)。
周りの子達にちょっかい出してふざけておりますが、ちゃんと真面目にやれるのか若干不安なワタクシですが、そろそろ始まるっていうことで席に戻り子どもたちの登場を待つ・・・。
おお来た来た


なんだか厳かな雰囲気じゃありませんの。
子どもたちは総勢100人近く。4つの教区の合同祭だそうでかなりの規模らしい。
子どもたちが最前列に着席したらセレモニー開始。
・・・ま、ワタクシこういう式のときは思いっきりアウェー感半端ないんで立ったり座ったり周りがやってるのを見よう見まねでやってるだけでお説教は右耳から入って左耳から出ていくという感じでなんにも聞いてないわけで(不届き者と言われようがこればっかりはね)ワタクシにとっては苦行の2時間なのであった。
こうしてワタクシがぼ〜っと説教を聞いてるふりをしてる間にやっとクライマックスのセレブレーション。
ゴッドファーザーやゴッドマザーに付き添われた子どもたち(中には数人大人も)がしずしずと祭壇へと。
Seanはゴッドファーザーもマザーも不在なのでPaulが代わりに付き添い


一応神妙にしております。
いよいよSeanの番


額に聖油を塗ってもらうのだ。
この時、神父様に何か言われてたみたいだったのでSeanになんて言われたの?と聞いてみたら「ん〜と、神は愛とか〜なんちゃら〜とか〜なんちゃら〜で〜」ってなんちゃらばっかりじゃないか!要はワタクシとおんなじで右から左状態だったというわけ(汗)。じゃあちょっとパパに聞いてみて、と今度はPaulに振ってみたところ「忘れた」と。オイ。アンタ達二人して何やってんの。カト(熱心なカトリック信者のことをカトと呼ぶ)のくせしてPaulまでも聞いてないとはまったく。
そんなこんなでつつがなくセレモニーは終了。やれやれ大変だったけどやっと終わったわ・・・と思ってたら最後の方で神父さんが来年はprofession de foi(洗礼から始まる儀式の一番最後の儀式)があります〜と。まあ、これはやる子もやらない子もそれぞれらしいんですが、Paulの話ではコンフィルマシオンで最後なんて言ってたので、なんだ話が違うじゃないかと。Seanは「もうボクややりたくない」と言っておりますが、一緒にカテシズムやってきた他のお友達がみんなやるとかなればSeanも気が変わるかもしれないが、今のところはもうお腹いっぱいだそうだ。
とりあえずはちゃんと終わってホッとしたみたいね


さて、来年はどうする?Sean。

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