POP FOREVER Tom Wesselmann &… @Fondation Louis Vuitton

2025/01/21Bruxelles.Comments: 0

今日は良いお天気でございます、ブリュッセル。
ま〜ここんとこどんよりした日が続いて気分も下げ気味でこういう日はたっぷりと日光を浴びて気分良く過ごしたいもんざんす。なのにまたしても明日からどんより再開でしばらくはお天気悪いそうな。まだ冬は続く・・・。

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エクスポジション関連の話題が続くんですが、今回はParis。去年の年末にViroflayのPaul友人PP宅に遊びに行った際になんとなく美術館巡りをしようということになり、前々からPaulが行きたいと言っていたFondation Louis Vuittonのポップアートのエクスポジションを事前予約して行って参りました。

前回来たのは2023年なんで割と最近

ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルとバスキアのエクスポジションで、更に遡れば2015年にもポップアートのエクスポジションを観に来てるんで、ここに来るのはポップアート限定みたいな感じの我が家。

今回は「Pop Forever, Tom Wesselmann &…」というタイトルでトム・ウェセルマンというアーティストと同時期のアーティストをフィーチャーした展示

ポップアートといえばピンクってのは誰しもが考えるみたいざんすね（笑）。
ワタクシ、このトム・ウェセルマンというアーティストは聞き覚えがなかったんだけど、作品を見てみたらおおそう言えばどこかで見たことあるよのう・・・と思ったり。
&…とあるくらいなんでその他のアーティストもたくさん展示してありました

Evelyn Axelleというベルギーの女性アーティストの作品。
ポップ＆エロ（笑）。あ、でも彼女はこのエロティックな作風で有名なんだそうな。
勿論この方も

ウォーホルのマリリン。
そして日本のポップの女王と言えばこの方

世界のYayoi Kusama。
さすがコラボしてるだけあってルイ・ヴィトンは草間彌生は外さないざんす。
このインスタレーションの足元が面白いの

下にはなぜかパスタが敷き詰められております。
タイトルはself-obliteration（自己消滅）。水玉の中に自分が埋もれていっちゃう、みたいな・・・。しかし、パスタについては説明がされていなかった気がするんだけど、これは何を表しているんだろうか。
LVだけにファッションにまつわる作品も

Frank BowlingのCover Girl。
この女性はピエール・カルダンの専属モデルだったHirokoさんですね。
ワタクシが嬉しかったのはシュールレアリズムのコーナーにあったコチラ

横尾忠則のポスター。
ワタクシはグラフィックデザイナーだった頃の作品が好きで「腰巻きお仙」とか大好きざんす。これは何が好きってワタクシの大好きなフォンテーヌブロー派の「ガブリエル・デストレとその妹ビヤール公爵夫人」がモチーフになってるからなのである。
おっとメインのトム・ウェセルマンね

こんな方でした。
なんとなくフツーのオッサンっぽいんだけど（失礼・笑）、彼の手になる作品は写真をそのまんま精密に絵の中に落とし込んだものが多いのだ

極彩色で超リアル。
コチラは有名ななあの方の・・・

マリリンのリップ。
唇に金髪がかかってるのでマリリンと分かるってのが芸が細かい。
タバコ吸ってるリップも

これはお友達（または奥さん？）にタバコを吸ってもらってそれをリアライズ。
こんな３Dの作品もアリ

シュールだわ〜。
晩年に差し掛かる頃には３Dが段々エスカレートして

超リアルなシリーズが巨大化。
裏を見ると

もはや立て看板の領域（笑）。
でもね、ワタクシが気に入ったのはこれざんす

ピカソやマティスにインスピレーションを受けた抽象画のシリーズ。
何が気に入ったかって、絵の後ろの方にあるピカソの絵の中になにげにLVのモノグラムみたいなモチーフが入ってるってことざんすね。これって確信犯っぽくない？ってワタクシは思っておりますが。LVの所蔵品なのかな〜。
いや〜それにしても見応えありました。一応隅々まで見終わった後でSeanと最上階の展望フロアに行ってみました

村上隆のLVのトランクの上に立つFlowersの金ピカオブジェが。
前に来た時こんなんあったかな〜。ピッカピカだからもしかしたら最近かも？どうやらまたまたコラボも復活するみたいだしブイブイ言わせておりますね〜。
このエクスポジション、2月24日までだそうなのでポップアートがお好きな方は是非足を運んでみてくださいませ。超オススメざんす。