ケンゾーさん、逝く・・・(号泣)

ケンゾーさん、逝く・・・(号泣)

昨日の夕方、とても悲しいニュースがありました。
日本人デザイナーの世界に羽ばたく先駆けとなった高田賢三さんがParisの病院でコロナウイルスの合併症で亡くなりました。
実は、昨夜ワタクシがせっせと夕ご飯の餃子を拵えているときにソファでスマホを見ていたPaulが「Izumi、ケンゾーがコロナで亡くなったらしいよ」と言うんで、とっさに「え、なに?どのケンゾー?」と聞き返したら「ケンゾー・タカダ、デザイナーの。81歳だって」って。いやもうすぐには信じられなくて一瞬絶句しちゃったワタクシ。そう言えば去年80歳のバースデーを金ピカのスーツ着て若いお兄さんたちに囲まれて盛大にお祝いした写真を見て、さすがケンゾーさんまだまだお若い、なんて思ったもんでしたが・・・


どう見ても80歳には見えぬ・・・。
こんなケンゾーさんだからまだまだ長生きされると思っておりました。
彼の死でワタクシの青春も一緒に終わってしまったな〜と(青春時代はもうとっくの昔に終わってますけれども・汗)。
ワタクシ10代の頃からKENZOの大ファンで彼の服が好きで好きで大学4年生のときにKENZOのブティックでバイトを始めて卒業後はそのまま店長をいたしました。その頃、日本のKENZOの販売はエルカという会社がライセンスしていたんですが名古屋は大阪の管轄で、ワタクシが店長をしていた時ちょうどKENZOが大阪城で「KENZO夢工場」という大々的なファッションショーをしたんですね。で、そのショーとパーティーに学生時代に一緒に働いてたモデルのYちゃんと参加したんですが、会社の方々はワタクシがケンゾーさんの大ファンだと皆さんご存知で、ショー終了後に代表してケンゾーさんに花束を渡す役までさせてくださったのが本当に良い思い出ざます。
こちら唯一のケンゾーさんとの2ショット


ケンゾーさんもワタクシも若いな〜。
なにしろ1987年の話なんで、もう33年前。このワタクシが着てる服は今でも大切にとってあります。
ケンゾーさんはそれはもう気さくな方で、ワタクシもう舞い上がっちゃって何をお話したのやら全く憶えてませんが、それはそれは楽しい一夜だったという記憶が残っております。
この経験がはずみになって、もう絶対ファッションの世界で生きて行く!だったらケンゾーさんのいるParisに行く!Parisに行くからフランス語やる!と周りに宣言してたらなんとParisに行けちゃったというワタクシだったのでした。
今こうしてワタクシがここにいるのも(ま、Parisからブリュッセルに来ちゃいましたけども)KENZOと出会ったからこそだったわけで、ケンゾーさんが亡くなって本当に悲しい・・・。あんなに素敵なご自宅だったのに病院のベッドで亡くなってしまわれるとは・・・。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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