ハムレット縁の地、クロンボーへ

2024/08/23Bruxelles.Comments: 0

なんとも涼やかなヨーロッパの晩夏といった趣のブリュッセル。
いや〜台風に猛暑に散々な夏の日本には申し訳ないような感じがしちゃうんですが、なんとなくもうこれで夏も終わりなのかしらと思うとちょっとさみしいような気がいたしますね・・・。

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さてデンマークのヴァカンスDay3はPaulイチ推しというクロンボー城へとお出かけざんす。

このユネスコの世界遺産にも指定されているクロンボー城はコペンハーゲンの北の方にあるシェラン島のヘルシンゲルというところにあるんですが、かのシェイクスピアのハムレットの舞台になったエルシノア城だっていうんで（エルシノアはヘルシンゲルの英語名）有名なんだとか。ふ〜ん、知らなかったわ〜。
ワタクシたちの滞在している村からはまずフェリーに乗るために港まで行かねばならぬだ

そしてフェリーに乗って。
対岸に到着したら約1時間50分ほど車で走るとお城が見えてきます。早速パーキングに止めて（ここでも確かタダだったような気がするがちょっと定かじゃない）まずは腹ごしらえ。
とりあえずお城の眼の前の駐車場だったんですぐ近くにあるお食事処で事前にワタクシが調べておいたElsinore Street Food Marketへ行ってみよう！

まるで倉庫のような感じ。

（またしても英語バージョンがないのだ・汗）

Værftets Madmarked
Ny Kronborgvej 2, 3000 Helsingør, Denmark

デンマーク語ではVærftets Madmarkedと言うそうだが発音がさっぱり分かりませ〜ん（汗）。
さあ中へ入ってみようか

ま〜カラフルでやたら賑やかね。
結構広いんでぐるりとどんなお店があるのか見て回ったんだけど、まあ世界のストリートフードが集まったフードコートざんすね。お寿司ももちろんありましたけど、外国で、しかもこういう場所でお寿司を食べるのはしない主義のワタクシはもちろんパス。南米系とか中華とか色々あったけど、一番無難そうなところでフィッシュ＆チップスにしてみました

揚げてる人たちはアジア系（笑）。
こんなラインナップ

安定のプライスの高さ（笑）。
Seanはバーガー

フィッシュバーガーね。
Paulはコレ

当然フィッシュ＆チップス
じゃワタクシは

エビフライ（これで2000円は詐欺レベル・笑）。
まあこれで〆て48ユーロ。マックで3人で食べてもこのくらいするんだからこんなもんか。でも、もちろんMacよりずっとマシざんすよ。
男子2名はなかなか美味しいと食べておりましたが、ワタクシのエビフライはね・・・。ええ、美味しいんだけどエビフライもこんだけあると見てるだけでお腹いっぱいになるっていうか。一応6本だったんだけど3本でワタクシは胸焼けしてきたんでギブ。残りはSeanとPaulにあげましたわ。
ワタクシたちが食べ始めたのは2時過ぎてたんでそれほど混雑してなかったんだけど、これがお昼時ならだだっ広いスペース（体育館2つ分）もきっと満員なんじゃないだろうか。
さ、お腹も膨れたんでいざクロンボー城へGoGo

マーケットからも見えるんです。
ハムレットゆかりだけあってこの看板

夏の間はハムレットにちなんだ劇が催されるんだそうな。
では、いざ中へ！

なにやら悩んでいらっしゃるのはハムレットだろうか。
こんなふうに時々劇中の登場人物（場内は主にハムレットと思われる）に扮したスタッフが雰囲気を盛り上げておりました。中には感動して「一緒に写真を撮っていただいても？」なんてお願いする御婦人もいらっしゃったんで結構効果はある様子。
こちらは大広間

ま、ヴェルサイユ宮殿みたいな豪華さはないんだけどね。
どうも、この宮殿は一度火災にあっててチャペル以外は消失というか燃えちゃったそうで、内部は当時の面影はあまり残ってないらしい。
その燃えなかったチャペル

割と小さめ。
この木でできた感じが北欧風なんでしょうかね

サッカーファンのSeanがイングランドのダブルライオンがある、とチェック入れ。
ヨーロッパの王室はなんだかんだと何処かで繋がってるんでこういうところでもそのつながりが見受けられんじゃないかと。
他にまだ見てないところはないかと次なる場所へ

The Canon Tower145段とある。
キャノンタワーってい言うくらいだからかつて大砲を撃つ塔だったんだろうか。よ〜し145段登ってみようじゃないの

これがなかなかの絶景。
対岸は恐らくスウェーデンじゃないかと。
この右側の塔に登ったのね

皆さん健脚自慢で登っておりました。
このお城の難点は観るポイントが分かれてて、そこに行くのに入口がいちいち違うということでしょうか。時々、ちゃんと指定の入口から入場しても逆向きに観る羽目になったりして、ちょっと分かりづらいのが難点。
そして最後にワタクシたちが観たのがコチラ

The Casemates　and Holger The Dane。
地下牢と、え？一体何ざんすか？

つまり、Holger Danske（英語でHolger The Dane)というデンマークの伝説の英雄がこのお城の地下に眠っていてデンマークの危機になると起き出してデンマークを救うという伝説があるんだそうで、それがお城のサイトにあるヒゲのおっさんざんすね。このおっさんが入口にいきなりで〜んと座ってお出迎えをしてくれるんですが、このおっさんが何かわけも分からず（面倒くさくて説明読んでない・汗）先へ進むと

いきなり地下牢。
この写真はそんなに暗く見えないんだけど、これは露出を目一杯開いて撮ってるからなんで、実際はマジで真っ暗。最近歳のせいか暗闇で目が効かなくなってきたワタクシはめっちゃ怖かったざんすよ。この暗闇でなんだか良く分かんないまま最後まで観て回って終了。なんか出てきそうでちょっと怖かった〜。
そんなふうにちょいと肝冷やしたら外の陽光が眩しい

お城の中庭では昔の遊びを体験できます。
Seanは竹馬にトライするも全く乗れず（笑）。小さい頃日本の小学校に体験入学したときにやってたような記憶があるんだけど、まあ忘れてるね〜。こういうアトラクションをコスチューム着たスタッフが勧めてくれます。
実はクロンボー城のボーというのはデンマーク語でお城という意味だそうで、クロンボー城というとクロン城城（笑）になっちゃうんだけどジモティはクロンボーと呼んでるそうざんす（当たり前ね）。
観光シーズン真っ盛りなのにそんなに混んでないし、派手さはないけど眺めも良くてデンマークらしさを感じてオススメざんす。