バイキングと王様の街、ロスキレ
暑いブリュッセルからこんにちは。
ハイ、日曜日の夜中の２時頃に（つまり翌日月曜日ってことね）デンマークから戻ってまいりました。
無事に滞在中に還暦を迎えお祝いもしてもらい毎日楽しく過ごさせていただきました。滞在先のお家にはTVがないんで（まあたとえあったとしてもデンマーク語はさっぱり分かんないからあっても意味はナシなんだけど）ネットでVPNを使ってNHK＋でオリンピック中継やらTVerなんかを観ておりました。オリンピックの閉会式は車中で画像がブッチブチに途切れながらもなんとなくトム・クルーズがダイビングしてるところなんかを観て、いや〜お金かかってるね〜なんて感心したり。
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そんなわけで我が家のヴァカンス＠デンマーク。
ガイドブックを買い込んだPaulが例によって調べまくって最初の訪問地に選んだのはRoskilde（日本語ではロスキレと表示される）。宿泊先の村からは大体１時間くらいの距離でこの先も何度も通過することになる場所ざんす。
このRoskildeにはヴァイキングの博物館があるっていうんで歴史の授業でSeanが興味があると言ってたのを覚えてたPaulがどうしても連れて行きたいと思っていたらしい。
正確にはヴァイキング船博物館ってことでバイキングの船に特化した博物館ざんすね。
ワタクシたちは車で行ったんですが、パーキングが空いててすんなりと駐車でき、なんとタダで何時間でも駐車できちゃうという太っ腹（おそらく博物館専用の駐車場ってわけじゃなかったんじゃないかと）。
ちょっと無骨な雰囲気の外観
一見おしゃれな掘っ立て小屋のようでもあり（笑）。
遠くから見るとこんな感じ
フィヨルドに面してるんで水に囲まれております。
左側のテントは子どもたちがバイキングの遊びを体験できるコーナーになっておりますが、大人も楽しそうに遊んでました。
では中へ
原寸大のヴァイキング船が。
ここに展示されてるのは発掘されたヴァイキング船４隻で戦艦、商船、漁師の船で大きさも様々。発掘されたのは一部だけどきちんと再現されてて素晴らしい。
屋外ではそういう船の再現を担うアトリエの職人のデモンストレーションも見られます
船大工とでも言おうか、若い職人さんが船を制作中。
こちらでは
デコレーションを彫る女性が。
他にも色々と体験できるコーナーがあって家族連れで賑わっておりました。こういうのは子どもたちには大人気。
博物館の外に繋がれてる船には実際に乗ることもできます
これも修復された船なんだろうか。
ここではこういうヴァイキング船でセイリングもできるんだそう。Seanが試してみたいと言うんで聞いてみたら本日分はすべてソールドアウトだとのことでお試しならず。
ここは博物館の外の体験型アクティビティが人気の様子ですが、どっちかって言うとワタクシはこっちの方にロックオン
ハンス・J・ウェグナーのシェルチェア。
こんな風になにげにそこら辺に置いてあって、ワタクシ座りまくってしまいましたわ。ああ一つ欲しい・・・。
さて、ヴァイキング船をしこたま観た後は、今度はRoskildeの大聖堂へと移動。博物館からは通りを挟んだ公園を通り抜けて徒歩で行けるところにあるので便利
ユネスコの世界遺産になっております。
ここはデンマークの歴代の王と王妃が眠っているということで、棺があそこにもここにもという感じで置かれておりますが、サイトによると２３の王と王妃の棺があるんだそうな（他にも王族の棺も）。これがまあ豪華な棺で素晴らしいの
こんなコッテコテのバロック調の棺とか。
そしてびっくりしちゃったのはコレ
ネイビーの土台にピンクとイエローのスイーツのような物体でちょっとメンフィスを思わせるデザイン。
これは入口から割と近い良い場所にあるんですが、なんとまだ存命中のマルグレーテ２世の棺を安置する場所なんだそうな。棺はもう出来上がってるのか、レプリカが展示してあります
こ、これに入るんざんすか？
３頭の象に支えられたクリスタルのような透明な楕円形で、もしや中が透けて見えちゃったりするんでしょうかね？上階ではメイキングみたいな映像が流れてましたが、いや〜この棺は現代アートみたいでさすがデザインの国デンマークだけあるわと舌を巻いたワタクシざんす。
他の棺はとにかく豪華でキンキラキンなのが多いんだけど、王様の名前がクリスチャンかフレデリックのほぼ２択で、名前のバリエーションなさすぎじゃありません（笑）？
大聖堂はレンガ造りのゴシックで細かいところになんとなくバイキングを感じさせたりも
ドラゴンの頭がバイキングの船の船首みたいなドアの取手と言うかバーと言うか。
そして上階の踊り場にはこんなものが
やたらでっかいハンガー。
おそらくこれは司祭のローブ専用のハンガーなんじゃないかと。しかし、長さ５０cm以上はあろうかというビッグサイズで、たまたまお宿にラックはあれどハンガーがなかったんで、このでっかいハンガー見てこれ一つ欲しいわ〜なんて思っちゃいました。
かつてはこのRoskildeにデンマーク王室が置かれていたということでこの王室の霊廟でもある大聖堂が建てられたらしいんですが、静かで犬の糞一つも落ちてないそれはそれはキレイな街でございました。
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デンマークの物価が高いっていうのは在デンマークの日本人の方々が口を揃えて（ホントにどの方も書いてるんですよ）高い高いとおっしゃってて、どんだけかと思ったらホントに高かったですね〜。スーパーには2回しか行ってないんですけど、ブリュッセルと比べたら高めかな〜という感じで（野菜はそれほどでもなかったかも）。まあとにかくレストランが高い高い（汗）。ブリュッセルの一つ星レストランの値段が安く感じられるって言ったら分かります？
そうそう電車博物館は全くノーマークでした。もうSeanは鉄ちゃんじゃなくなって久しいんで話題にすらのぼらず。美術館はもっと見に行きたかったんですが時間が足りなくて結構見残してしまったのが残念・・・。コペンハーゲンが宿泊地だったらもうちょっと違ってたかもだけどなにしろ宿泊料がやたら高くて致し方なし（泣）
あ、やっぱり物価に違いはあるんですね。。デンマークは比較的大きな電車博物館が
あるようで是非行きたいなと思っていたのですがお預けですね。。チビが街並みなんかも
楽しんで観光してくれるなら十分もとは取れるんですがねー。
宿泊先、ダイニングの椅子が既にいい～感じですよね。うちのイケアショールームの
様な家とは重みが違います＾＾；