フェリーでまさかの迷子

フェリーでまさかの迷子

清々しい晴天が続いております、ブリュッセル。
どうやら日本も10月なのに未だに残暑感があったのがここに来てようやく30度を切って若干秋らしくなった様子。せっかく秋になってもなんとなくあっという間に過ぎてしまいそうな予感が・・・。

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やっとデンマークのヴァカンスだよりも終了を迎えたんですが、ここで最後の最後でSeanが一発かましてくれた話を。
デンマークは北欧なんだけどよくよく考えてみるとドイツのすぐ上の辺に位置してるんざますね。地理に弱いワタクシ、もっと北のほうかと思っておりましたら、意外と近かったという。で、行きはブリュッセルから陸路で向かったんですが、それはドイツとデンマークの国境で1泊するという前提だったから。しかし、帰りはダイレクトに帰って来るということでできるだけ最短で行けるルートを探したところ、フェリーで海を渡ってドイツに渡るというのがそこそこ時間短縮になるという。
そんなわけで帰りのフェリーを予約したワタクシたち。その際に万が一乗り遅れても大丈夫なように一番フレキシブルなお高いチケットを予約したのであった。このチケット、優先レーンに入れて(つまり真っ先に入船&出発できるプライオリティチケット)無料ドリンクが人数分付いてくるというもの。まあ乗り遅れないように早めに出発すれば良いんじゃないのかとワタクシは思うんですけど、石橋を叩いてもなかなか渡らないPaulはどうしてもプライオリティの方が良いと。まあどうせアンタが払うんだし好きにしたら、と約180ユーロのチケットをゲット。
予定通りに家を出て、日曜日でヴァカンスの移動が多いかと心配してたのも全くノープロブレムでフェリー乗り場のあるRodby(ロービュ)にはまさかのほぼ一番乗り(前から2晩目)だったのだ。なんだ、どうせ先頭で入船できるんなら高いチケット買わんでも・・・とケチなワタクシは思っだもんですが、時間が来ていざ入船となったら、流石にこのプライオリティチケットの効力が発揮。真っ先に案内されて船首のトップに駐車できたのだ。つまり下船のときには最初に降りられる、ってことざんすね。ふむふむこれはストレスレスで良いんじゃないのとこんなささやかなプライオリティにちょっとうれしくなったワタクシだったのであるが、まさか後にとんでもないストレスになろうとはこの時は夢にも思わなかったのである・・・。
さ〜じゃあドイツに到着するまで45分、ちょいと一服しますかね


こ〜んなだだっ広い食堂が。
スタバだってありまっせ


あまり人気なかったような(笑)。
免税店なんかもあったりするのだ


こちらは結構お買い物してる人がいましたね。
みなさんどっちかって言うとアルコールとかショコラとか食料品を買っておりました。勿論ワタクシたちは冷やかすだけでパスざんす。
さ、せっかくフリードリンクのチケットをもらったんでいただこうかと食堂のカウンターで聞いてみたらドリンクバーの機械で好きなのを取ってくださいと。なんだ、そういうのね。なんとなくこれだと別にフリードリンクじゃなくてもフツーにタダ飲みできそうな感じなんですけども(汗)。とりあえずまずいカフェラテをいただきました。
船のキャビンはこんなに広々としてるのに人があんまりいないんだけど、太陽が好きなヨーロッパ人は皆デッキで日光浴


確かにこの日は良いお天気でございました。
そうこうしてるうちにドイツが近づいてきたんでそろそろ車に戻ろうかというところで、Seanが「ボクおトイレに寄ってから行くね」と言うんで、あっそうじゃあ先に行ってるわね〜と別れたワタクシたち。
プライオリティだけに列の先頭で到着したら速攻で出られまっせ


到着地のPuttgarden(プットガルテン)が見えてきました。
おお〜もうすぐだね〜と言うところで、ちょっとSeanはどうした?全然戻ってこないんだけど?いやいやまずいわ、先頭だから一番に出発しなきゃいけないってのに後ろにずら〜っと並んでる車に迷惑がかかるじゃないの。こりゃ可怪しいとSeanに電話をしてみると、半べそかいたSeanが「ママ、どこにいるのぉぉぉ!!!」と叫ぶじゃないの。「え、キミ何やってんの、さっき来たところに来るだけじゃないの」と言うとドアがあるけど開かないって。どうやらSeanは階段で降りてくるときに他の乗客と一緒に何も考えずに降りてきたら自分の車のある階を通り過ぎて一番下まで行っちゃったらしい。ワタクシが誰かに聞いてみなさいと言うとたまたま乗員がいたらしく、悲痛な声で「アイキャントファインドマイピアレンツカー!!!」と叫ぶSeanの声が(笑)。ヒイヒイ訴えてお願いしてなんとかワタクシたちのいる階に出てこれたのはもうゲートが今にも開かんとするタイミング。外に出てたワタクシが「Sean!こっちよ!何やってんの早くいらっしゃいっっ!!」と日本語で叫んでもう注目集めまくりで戻って来たSeanは目がウルウル涙目なのであった(笑)。いや〜間一髪でしたわ。これでSeanは凝りて一人でおトイレに行くのはやめるに違いない。
最後の最後にこんなアクシデントはあったものの、無事に到着。フェリーで移動もなかなかスリリングで楽しいもんざます(笑)。

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