レストランMOTAで還暦祝いディナー
空き巣に入られてから深〜い沼の底に沈んでいたワタクシですが、やっと気持ちが上向きになって参りました。
昨日は1年ぶりにChâtelainのbrocanteに参加して、まあ売上は去年の3分の1ではあったものの、売れないなりにエンジョイすることさえできた自分に軽く驚いている次第ざんす。
まあこれも、盗まれた物の内3点ほど新たに同じもの(色違い)を見つけてゲットできたというのも原因かもしれませぬ。やっぱり女子の一番のセラピーはショッピングなんだな〜と改めて実感しております。
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最後にデンマークのヴァカンスについて書いたのが既に3週間以上も前になってしまったんだけど、せっかくなんで最後までワタクシたちの初めてのデンマークのヴァカンスをお届けしようと思います。すっかり秋になっちゃいましたけど、是非お付き合いくださいましね。
さて、8月6日はワタクシの誕生日だったわけなんざんすが、還暦祝いということでちょっと特別なレストランでお祝いしようじゃないかということで旅行前に色々と調べたPaul&ワタクシ。いや〜しかしデンマークのレストランって高いのね。物価が高いからまあ外食が高くなるのは当然と言えば当然なんだけど、せめてミシュランの一つ星で、と探したもののどこもかしこも一人300ユーロ以上になっちゃって、これが3人となるともはや1000ユーロコースになっちまうんざます。Paulにゴチになるにしてもこれはちょっと無理であろうということで、まあ星ナシでも良いかと半分諦めかけてたところで、ふと見つけたのがミシュラン一つ星のMota
これがなんと奇遇なことにワタクシたちの宿泊してる家と同じ街にあったんですね。メニューをチェックすると、確かに高いことは高いんだけど、ワインのペアリングをしなければ許容範囲内で収まりそうなんで早速ブッキングいたしました。ただし、ここは月火水がお休みなんでワタクシの誕生日は火曜日に当たったため2日後の木曜日にブックいたしました。
このレストランMotaがあるのが元精神病院(!)というAnneberg Kulturparkという広〜い施設内にありまして、敷地内には住居やオフィス、アトリエやショップなんかも入ってるし、コンサートも開かれたりするそうな。
施設のサイトを見るとなかなか素敵なんで事前に場所の確認がてらちょっとチェックしに行ってみました
ドアの横に小さくRestaurant MOTAと。
ちょうど中からスタッフがドアを開けようとしているところが見えたので、今晩コチラで予約してますが〜と声を掛けるとお下げ髪の女性がにこやかに対応してくれまして、ついでにワタクシが「実は今日はワタクシのバースデーディナーなんですの」と言うと「アラ、じゃあ旗を立てておきますね!」と。じゃあ今晩!と言うことでお別れ。そしてワタクシたちはお昼ごはんの後ビーチに向かったのでありました。
予約は7時半。主役のワタクシは還暦に因んで赤をテーマにコーディネート
このときに撮った写真のアップが空き巣の証拠写真に役に立とうとは夢にも思ってないワタクシ・・・(泣)。
ワクワクしながらテーブルに案内されると
ホントにデンマークの旗が立ってたの(笑)。
ワタクシたちのテーブルはワタクシたちのテーブルだけでちょっとした小部屋的な感じ。プライベート感ありで配慮してくれたのかしらん?(さてどうなんだろうか)
他のスペースはこんな感じ
北欧らしく木のぬくもりを感じるインテリアで落ち着きますね。
テーブルに着くとまずこちらのカードが
このレストランは地産地消がコンセプトなのでその説明ざんすね。
この青いのはレストランのある半島をグラフィック化したイラストでレストランのシンボル的な感じでもあり
スタッフの女性のお揃いのワンピースも素敵。
さ〜これから全14皿(お茶請け込み)の長丁場が始まるざんすよ〜(笑)。
まずは1皿目
で、いきなりお兄さんがおいたのはこのハイヒール(笑)。
どうやらフレンチカンカンをイメージしたんだそうな。なるほど・・・。
で、スープ
この真っ黒な物は一体。
一口飲んでみると、なんというか濃いお出汁というか、薄める前の液体出汁のような味がするんざます。え、これは塩分NGのワタクシには厳しいわ、と思ったら隣のPaulのスープは
白い液体。
Paulのだけこれだったってことはもしかしたらワタクシ用のと間違えたような気が。というのも、ワタクシ、事前にペスカタリアンでアレルギーなどを知らせておいたんで、恐らくこの白いのはワタクシのだった可能性が大(Seanも黒い液体だったんで)。白いのはポタージュっぽくて飲みやすかったんだけど、この黒い濃縮出汁みたいなのはスモークしたオイルの入ったベジタブルスープだそうな。
フレンチカンカンに因んで器は
海藻とエルダーフラワー。
なるほど海藻だからお箸でいただくということね。しかし、ま〜このお箸が使いにくくってね〜(笑)。思わずフォークくださ〜いと言いたくなったけど、コンセプトだからさ、ぐっと我慢いたしましたわ。海藻はコリコリして美味しかった。なんとなくほんのり和の感じがするのはまたしてもお出汁なんだろうか。
そして
じゃがいもにホタテ、そしてムール貝のソース。
じゃがいものカナッペみたいな感じでしょうか。クリームソースはあっさりめでサクッといただけます。
次のがちょっとしたパフォーマンス付きでして。
この卵に・・・
入れ墨入りのチャビーなお兄ちゃんが注射器でなにやらぷすっと注入・・・
スプーンを入れると・・・
ズブズブっと緑色のつぶつぶが。
これはどうやらパンプキンシードらしい。でもホントのところは確かじゃないざんす(汗)。でも不思議な触感でまったりとプツプツで面白い。
さてここまでがアントレ。4皿だけど一つ一つ凝った作りで見てるだけでも飽きないざんす。
次のを待ってる間にパン
北欧らしいみっしりしたパンに辛めのハーブ入りのお塩と濃〜いバター。
ここからがメインと思われ
見目麗しいルックスはロブスターにデンマーク産のいちご。
エディブルフラワーでデコレーションされて可愛さ満点。これはロブスターをスライスして丸い形にしてるんじゃないかと。プリプリしたロブスターの身といちごの風味が絶妙にマッチしております。
で、ここでアントレっぽいのが登場
これはシャレオツなアメリカンドッグかと思いきや。
’FULDSKAGE’っていう名前が付いてるんだけど、何かというとこれはデンマーク語で詰物をしたケーキのことなんだそうな。で、この枝の串に刺さってるのはクルジェットに小麦粉の生地でグルグルと巻いたやつなんですね。枝も敷地に生えてる木なんじゃないかと。生地がもっちりしててワタクシこれ結構好きでした。
さてメイン2皿目
焼き玉ねぎと焦がしにんにく。
黄色いエディブルフラワーが主張しております。でも玉ねぎとにんにくが良〜く焼けてて甘みがじんわりと染みる。
3皿目
グリルしたオオカミウオに発酵させたアスパラガス。
発酵させたアスパラガスって言うとアスパラガスの漬物?でも、酸っぱさは感じなかったような記憶が・・・。このソースはバターミルクだそうなんだけど、こってりとはしてなくてキノコやルッコラとあっさりといただけました。オオカミウオなんていう魚は初めて食べたんだけど淡白で美味しかったざんす。
まだまだ続くメイン
これはもうお花のケーキとしか言いようがないんだけど・・・。
実はこれはトマトにまたまたエディブルフラワー。しかしトマトがどんだけ真っ赤なのかしら。まるでビーツみたいな赤。
そして恐らくこれが最後のメイン
Karlsø Kaprinというデンマーク産のチーズに蕎麦とほうれん草。
緑色してるのがほうれん草だと思うんだけど、蕎麦らしきものは多分下に敷いてあるパスタらしいが良く分からず(汗)代わりにベビーカリフラワーが結構主張しておりますね。このアワアワなのがKarlsø Kaprinっていうチーズなんであろうね。
ちなみにここのお皿はなかなか禅テイストで素敵なんで褒めて差し上げましたらシェフの手作りなんだそうな。なかなか多彩なシェフざんすね。
さて、メインが終了したところで今夜のワインはこちらでした
2019年のソーヴィニヨン・ブラン。
実は食事を開始する前に飲み物についてここのレストランのコンセプトを説明されたときに、食事との完全なるマッチングのために一皿ずつにワインやその他のノンアルを含むドリンクのペアリングをオススメされたんだけど、このペアリングってのがお食事と同じプライスでしてね・・・。もう少しお安くするためにワイン以外の大部分をコンブチャにすることもできますと言われたんだけど、ワタクシあのコンブチャってのがいまいち好きになれなくて、PaulやSeanに至ってはナニソレ状態で。Paulが最初から最後まで同じワインで通したいんですがとオススメをやんわりとお断りしたら、う〜ん全部のコンセプトに合うワインを選ぶのはなかなか難しいんですけど〜と渋りながらPaulと一緒に選んだのがこのワインだったと言うわけざんす。どうもNomaをはじめとするニューノルディックのレストランはこのコンセプトで押してくるタイプが多い様子。だから高くなるんだよね〜。
ではデザートに突入ざんす
ヘンプの葉のフライとブルーベリーソルベ。
ワタクシはこれが一番好きでした。フライと言ってますが、これは立派な天ぷらでございました(笑)。パリパリしてソルベと一緒にいただくと異なる食感がイイ感じ。ヘンプってまあ言ってみれば大麻ざんすね(笑)。美味しいもんなんだ。
最後のデザート
ブルーベリーのムース的な。
説明ではチェリーとオークって言うことだったけど、樫の木をどうしたんであろうか・・・。まさかどんぐりとチェリーを混ぜたムース?なんにしても美味しかったざんす。
そして最後はお茶請け
エルダーフラワーのクッキー。
これにて全14皿のコースが終了〜。いや〜多かった(笑)。途中で何皿目なのか分かんなくなりましたもん。でもポーション小さめなので特にお腹いっぱいになっちゃって困るってこともなくワタクシみたいな少食な人間にも問題ナシ。
しかしね、ここのスタッフの方々、とってもにこやかでテキパキしてるし、英語もちゃんとできて素晴らしかったんだけど、入れ代わり立ち代わりサーヴしてくれるときの説明が一生懸命してくれてるんだけど、とにかく訛がスゴい上に早口で、Paulですら良く分かんなくて最後にプリントされたメニューがあればくださいとお願いしたほどで(ちゃんとワタクシたちのオーダーしたワインが入れられてた)。ワタクシ一応ふんふんと聞いておりましたが、半分くらいは分かんなかった(汗)。Seanに至ってはもうフィーリングだったそうな(笑)。でもね、スタッフは若くてタトゥーが腕にカッツリ入れてあっても優しくてなかなかオシャレな皆さんでございました。
7時半からディナー初めて終わってみれば11時(!)、なんだかんだでワタクシたちがほぼ最後のお客になっちゃいましたが、最後にバースデープレゼントですとこんなのいただきました
ここのレストランの本。
ビジュアル本なんですが、コンセプトやらサプライヤーの紹介、そして勿論レシピが美しい写真と一緒に綴られております。ちゃんと実際に販売されててユーロにして大体55ユーロくらいとちょっと良いモノいただいちゃいました。
いや〜Paulは結構な散財だったと思うけど、こういうレストランにはこの先いつ来れるか分かんないし、そりゃもう良い還暦のお祝いをしていただきました。
またデンマークのレストランにいつか来てみたいな〜と思わせるレストラン体験なのでありました。
restaurant MOTA
Annebergparken 50, 4500 Nykøbing Sjælland, Denmark
tel: +45 60 43 63 00
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