甥っ子の結婚式

甥っ子の結婚式

昨夜はものすっごい雨と風でまるで嵐のようだったブリュッセル。
お陰でテラスに置いてあったスイカズラの鉢がごろんごろんと倒れまして慌てて室内へ避難させましたわ。
今日はまだちょっとマシ、でも雨は降り続けております。やれやれこれでどんよりしたブリュッセルのお天気になっちゃうわけざんすね・・・。
先週もお天気悪くて大丈夫かと心配されたPaulの甥っ子Alexの結婚式が無事に金曜日に執り行われました。AlexはPaulの妹Bénéの長男で、Paulのゴッドチャイルド。このコロナでまともに結婚式ができるんだろうかと心配しておりましたが、なんとか通常の人数でパーティーまでできることになり両家は安心したであろうね。なにしろ去年予定されてたAlexのすぐ上の姉Charlotteは日程と規模の変更を数回余儀なくされた上、最終的に若いもんだけでパーティーをして終了したんで(家族の集まりすらナシだったそうな)いやはや良かった良かった。でも生憎週末は空きがなかったと見えてまさかの金曜日の結婚式になっちゃったというわけざんす。Seanもご招待受けてたんだけどもちろん学校優先なんでセレモニーには出席せず。続くレセプションに間に合わせるためワタクシとPaulが一旦自宅にもどってSeanをピックアップしてもどったものの、会場の元修道院がとんでもないクソ田舎で(携帯も通じないほどのド田舎)道に迷って到着が遅れちゃいまして、既にレセプションも終わりがけ、みたいな時間にやっと到着したワタクシたち。本来ならレセプションでおつまみやらなんやらをいただけるところだったんですが残念ながらチャンスを逃してしまったんだけど、これが後々影響するとは露ほども思わぬSeanなのであった。
会場は元修道院でもすっかり中は改装されててなかなかキレイでしたぞ


窓際の席からは庭が臨めるのだ。
このお庭で新郎新婦の家族や友人たちの記念撮影が行われておりましたが、このへんから雨がちょっと降り出して花嫁のCarolineのドレスの裾が若干汚れちゃって可愛そうだった。
ワタクシたちのテーブルはこの辺


なかなか良い眺めざんす。
実はこのサンルームが主賓の皆さんのテーブルがある方で壁を挟んだ裏のスペースがその他の友人とおこちゃまたちの末席という席次第になっておりました。
ワタクシたちは5番テーブル


どうやらテーマはオリーブかなんらかの小枝みたいであちこちにイラストが描かれておりました。
ディナーは6時からなんですが、まあ大体こういうのは時間通りには始まらないのがお約束なんで、とりあえずSeanとツーショットでも


うふふ。
ワタクシは全身GUCCIで決めてみましたわ。Seanは全身H&M(笑)。
ワタクシとPaulのテーブルは新郎新婦の叔父叔母の席でして、新郎、つまりAlexの方はPaulと弟のJeanの夫婦で。新婦側は新婦のお父さん方の叔父叔母夫婦2組とお母さんの双子の妹(または姉)夫婦が参加。いや〜これがなかなかおもしろい人達で話がはずんで楽しかったざんす。こういうときの席ってウマが合わないと宴会も全くつまらなくなっちゃうんで(こっちでは席順を考えるのは結構大変なのだ)ワタクシたちはラッキーだったんじゃないかと。
さて、まずはアントレから


ホタテのリゾット。
こういうところの料理ってのはあまり期待しないもんなんですけども、このリゾットはなかなか美味しかった。っていうか期待してなかっただけにそれを上回ってたから美味しく感じたってのが本当のところだったりしてね(笑)。
披露宴なんで一皿出る度にスピーチやら余興が挟まるんで、このときは両家の親御さんたちがスピーチを。
日本みたいに娘や息子から両親に対する感動のメッセージや花束贈呈なんてのはないざんすね。こういう披露宴はどっちかって言うと新郎新婦の友人が色々と企画するんで両親のスピーチの後は若いもん主体で進むのである。
さて、メインのお皿がやって来るわけなんですが、ワタクシメニューを見てメインが肉だというのは分かってたんで(ひな鳥とロニョン)また野菜だけ食べるのね、と思っておりました。で、おしゃべりしてる間に運ばれてきたお皿を見下ろしてみたら


あら。
ワタクシがお肉を食べないのは一族の中ではようやく暗黙の了解にやっとなったみたいで(笑)パスタが出てきたのであった。ワタクシのことちゃんと考えてくれてたんだねとちょっとうれしくなりました。しかしね、写真を見てもお分かりだと思うんですけども、これまでで食べたパスタの中でもダントツにマズいパスタでございました(爆)。キミたち、アルデンテを知らないんだね。まあ頑張って見栄え良く盛り付けてはくれてるんで文句は言うまいて。あ、ちなみに周りにポツポツとある肉団子みたいなのは味からして多分ベジミートボールだったんじゃないかと。
このメインの後は若人のパワーポイントによるスピーチが続いたんですが、中でもAlexがギターの弾き語りで若妻に捧げる歌を歌ったときは皆さん結構感動しておりましたね。後でSeanに「ホラね、Alexみたいにギターとかやってると自分の結婚式に歌をプレゼントできるの。キミはピアノで弾き語りしたら超喜ばれると思うわよ」と言ってみたら「ウン、もちろん僕もやるよ」だって。ほ〜そうかいじゃあピアノ頑張らないとダメね。こういうの見てヤル気を出してもらえればしめたもんざんすよ。
さて、ここでデザートが来る前にSeanの様子をおこちゃまテーブル(末席中の末席)に見に行ってみた。そしたらSeanがぶーたれてるじゃありませんの。ちょっとちょっとキミどうしたんだねと問えば「ボクお腹空いてもう怒ってるよ」と言うじゃないの。え、どういうこと?と聞くと、どうやらおこちゃまメニューが全然イケてなかったらしくアントレと同時に鶏肉のナゲット状の大きさのが4個にピュレとコンポートが乗っかったお皿がしゃらっと出されて終了!みたいな感じだったらしい。それはつまりアントレのときにいきなりメインでその後2時間近く何も出ず、みたいな。このおこちゃま席には女の子3人とSeanとSeanよりひとつ下のAlexの従兄弟の5人で女の子達でさえめっちゃ少なかったの〜と文句を言うほどだった様子。いや〜Paulより沢山食べるSeanにナゲット4切れにピュレちょろちょろはありえんでしょうってんで早速Paulに報告。Paulがおこちゃま席に行ってみればSeanがうなだれてしくしくと泣いていたらしい。これはアカンと速攻でサービス係の兄ちゃんを捕まえてこの子に何でもいい、例えばアンディーブのグラタンでも食べさせてやってくれ(ここでアンディーブのグラタンって出てくるところがベルギー人)と頼んだそうな。
そうこうしてる間にデザートが


アイスクリームと赤いフルーツサラダ。
この前のメインが激マズだったんでちょっと上方修正出来てまあ良かったざんす(笑)。最近の披露宴ではケーキも出さなくなったみたいざんすね・・・。これが昨今のトレンドなのかしら。
食べ終わってさあSeanは大丈夫かと見に行ってみると


てんこ盛りのフリットを前に上機嫌。
あれ?アンディーブのグラタンじゃなかったの?と思ったものの、まあそういうのって準備してないとレストランじゃあるまいしホイホイと出てくるもんじゃないんで手元にあったフリット全部出しましたみたいな量のが出てきたらしい。
だってこの量だもんね


冷凍フリット一袋全部盛り!みたいな。
一応ちょろっとソースも2種類添えてはくれております(絶対足りないと思うけど)。
他の子供達と分けてガッツリ完食したそうな。おこちゃまの食欲を侮っちゃなんねえという良い例でございました。
デザートの後はカフェ&ティーで、そのままお待ちかねのダンスタイムに突入


自分の知ってる曲になるとフロアに出て踊りまくるSean。
結構ノリノリでダンスしておりました。ワタクシも今どきのエレクトロポップはいまいち乗り切らないところはあるものの、ビヨンセ〜とかブリちゃん〜とかが聞こえてきたら踊りまっせ。
こういう披露宴の後のダンスタイムでいつも驚くことなんだけど、こっちのおっさんおばさん達(60歳前後)はダンス好きだね〜。もうね、若いもんと一緒になって踊りまくりざんすよ。カップルだとこっちではおなじみのくるくる回って踊るアレでフロアを縦横無尽に踊りまくりですわ。ダンスには歳は関係ないざんすね。
そんなわけでダンスしまくって(Paulはおしゃべりしまくって)気がつけば11時半を回ったところ。おっと明日は補習校があるじゃないのと名残惜しみつつ御暇したワタクシたちだったのでありました。
さ〜次は誰の結婚式だろうね。できればもうコロナの影響とかナシで普通に結婚式を挙げさせてやりたいもんです。

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Comments:2

  1. cocoさん、歳が違いますって(笑)。
    小学生の子供がいたりそれなりのお歳だとディナーが終わって1時間ぐらいしたら帰り支度を始める感じですね〜。
    当事者の家族や若いもんはきっとお開きになるまでいると思うんですけど。だって超田舎過ぎて2次会とか行けないロケーションなんで。
    でもフランスの結婚式って田舎の方はもう三日三晩とかフツーにあるとか聞くんでウチの身内は抑え気味なのかも。

  2. コロナ禍でいろんな人の結婚式が延び延びになっていた私の周りも
    この秋に決行した方達がいますよー。人数制限がないのが一番のポイント
    なのではないかとw
    でも11時過ぎに帰れるって羨ましいですね。。
    私はまいど午前様で朝の4時半が最高でした、そして翌12時のランチに
    参加してねって。もう正気じゃないでしょー><

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