郊外は危険地帯なのだ

郊外は危険地帯なのだ

クリスマスも終わり後はお正月を待つばかりのブリュッセル。
外は昨夜からすんごい強風で隣のお屋敷のでっかい木の枝が飛んでくるんじゃないかと気が気でならないワタクシ。
さて、今年のクリスマスはコロナのせいで二人以上の世帯はご招待できるのは一人だけ、単身者は二人まで、外で会えるのは4人までということで、これはもう家で静かに過ごしなさいということに他ならないわけで、家族の人数の多いPaul一家は当然いつもの家族の集まりはできるはずもなく、それぞれの家族でお祝いをいたしました(そのはずですがどうだろうか・・・)。ワタクシは母が25日に施設から自宅に帰宅するタイミングを図って電話をしたんですが、偶然にもPaulの母方の伯母さんが朝イチで電話をしてきて、彼女はバリバリの高齢者の単身者で90も有に超えるお年なんで当然外部の人々とはコンタクト不可でして、ワタクシたちは彼女を家に呼んであげたくてもMons方面なのでちと遠い上にSeanがいるから勿論会うのはNG。それでも彼女も元気そうでホッとしたものでした。ワタクシの母もSkypeで同じ会話をエンドレスで繰り返すというバグが発生してワタクシ思わず母がおかしくなっちゃったんじゃないかとめちゃくちゃ心配になって焦ったんですが、隣でSeanが「ママ、一回切らないと無理だよ」と笑い転げてるので、一度切ってかけ直したら母は全然正気だったというオチ(汗)。
そんな電話が続いたんで、ふとPaulの両親は二人きりの寂しいクリスマスでしょんぼりしてるんじゃないかと思いまして、お天気が良かったんで彼らの家の下からバルコニーに呼び出して手でも振ってあげたら喜ぶんじゃないかと思いついたワタクシ、Paulに提案してみたらおおそれはナイスアイデアだねということで(こういうのって息子であるキミが考えることじゃないのか?)早速お出かけすることに。
Paulの両親が住むのはLLN(ルヴァン・ラ・ヌーヴ)なんですが、日本で言えばつくば学園都市みたいな位置づけですかね。なので田舎というわけでもなく地方と言うには首都ブリュッセルにあまりに近いんで郊外という感じ。だから、当然人口もそれなりの数であるに違いなく。しかも大学に隣接してるんで若者が多い=感染率が高いという図式が成立するわけで、ワタクシ、感染予防はそれなりにしてるんだろうと思っていたんざます。しかしですね、義両親の家が近づくに従って道を歩いてる人がパラパラ見えてきたんだけど、これがもう誰ひとりとしてマスクをしていないんですわ。まあこのときはちょっと外へ出ただけの人たちかもしれぬと大目に見ておりましたが、下に降りてきたPaulママと人工池の周りをお散歩しようと池の方へ行くに従い、ワタクシ達ブリュッセロワはだんだん顔が青くなりはじめましてね・・・。
だって、マスクしてる人がいないんざますよ・・・!お天気が良かったってのもあるし、この人工池の周りはこの辺の住人にとっては唯一と言っても良いマストなお散歩コースなんで、このときはかなりの人が歩くわジョギングするわトロチネットするわでそれはもう結構な賑わいを見せておりました。そんな人々が前から後ろからガンガンやって来るんですが、もうマスクしてる人が申し訳なっちゃうくらいマスクしてない輩が多いの。ちょっとどうなってんの、これ。ポリスはどこよ!
だってこれざんすよ?


スマホで会話中の兄ちゃん。その後ろはマイノリティーのマスク女性。


マスクなしカップルの後ろからマスク無しのトロチネットが迫る。


子供を連れたマスクなし女性二人の隣を及び腰で避けながら歩くSean(笑)。
こういう人たち、たまたまマスク外してるだけってわけでもなく、予備のマスクを持ってるような雰囲気も皆無なんざます。実際外で会うことのできる4人を思いっきり違反してる人たち続出してたし、実際にお散歩の終盤でたまたまPaulとママの知り合いのご夫婦&連れの若い女性と出会ったんですが、ご主人以外はマスクをしてませんでして。しかも彼らは3人、我らは4人つまり3+4=7で思いっきり違反の人数なんでワタクシかなり遠巻きにしてたんですが、話の最中にPaulに「キミの奥さんはどこに?」という声が聞こえたんで離れたところから「は〜いワタクシここにおりますわ」と挙手したんですが、マスクしてる上に離れてるんでよく分からないみたいだったんで「あ〜、規則守らないといけないですからね、遠いところからごめんなさいませね」と言ったところ、思わずマスクしてない奥さんが「あ、アラ、そうね、規則、規則守らなくっちゃね・・・」とじわじわと立ち話の輪から離れていったのがワタクシ的には非常にウケましたね。
いや〜こんな風でもう全然感染予防をしていないLLNの住人たちなのでありました。いくら規則守らないと言ってもブリュッセルの住人はこれほどじゃないと思うんですけども、どうなんだろうか。それにつけてもちょっとこれは衝撃を受けるレベルでびっくりいたしました。我が家の近所だとポリスがしょっちゅう巡回してるし、森が近いんで2頭ペアで騎馬警官が時々通ったり(パカッパカッとのどかな蹄の音が聞こえてくる)かなりしっかり規制されてると思うんですよね。もしこのLLNの池の周りにポリスがいたら250ユーロの罰金切符切りまくりざんすよ。
お散歩終わってPaulママにお別れをしてブリュッセル市内に戻ってきたら道を歩いてる人たちがみんなマスクしてて(してないのは本当に少数派)ああやっと文明社会に戻ってきたなと感じちゃいました。でもね、ベルギーの感染者が毎日2000人以上っていうのもこの郊外やら地方の街が感染予防に無頓着なせいなんじゃないかなと思いますね〜(緊張感なさ過ぎ・・・)。池の周りを歩いてて怖かったざんす・・・。とにかく、ワクチンが出来たからって確実とは限らないし、健常者はいつ接種できるのかわからないし、それまでに予防できるのはマスクとソーシャルディスタンシングなんで、とにかく規則守っていただくしかないということで。
LLNの夕日は美しかった・・・

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