頭悪いベルギー税関

頭悪いベルギー税関

昨日あたりからまた爽やかな晴天のブリュッセル(昨日の夕方から夜にちょっと雨降ったけどね)。
トップの写真はワタクシの朝の通り道にあるchez Franz。ここんちもやっぱりワタクシが提唱するところのブリュッセルの鬼門の角地なんですが、これまでに何度もお店が変わってこのカフェになってから安定した人気で数年頑張っております。で、これはまだ朝の10時前なんですがご覧の通りの賑わい。角地の店の周りの歩道に置いたテーブルがぐるっと全部埋まってて店内にもお客さんがいるという。いや〜どんだけ人気なの。っていうか皆さん朝から暇ね〜(笑)。
そんな爽やかなブリュッセルの朝で始まったワタクシの昨日だったんですが、日中にメールを確認したりしていたところ、ふといつもワタクシのジュエリーの材料をオーダーするEtsyでアメリカからまだ届いていない小包のトラッキングを見てみたら(実はコロナでデリバリーが1ヶ月以上遅れてるのが2件あったりする)届け先が利用不可、つまりお届けできずと出てる。え、それってどういうこと?家には絶対人がいるはずなんだけど?と不審に思いつつおかしいな〜おかしいな〜と一日過ごして夕方お迎えに来てくれたPaulになにげなく税関の話をしたら「そうなんだよ、ちょうど昨日税関の話しをキミがしてたら今日まさにそれだったんだよ」というじゃありませんの。実は前日、Paulに彼のParis郊外に済む友人のメールがハッキングされて情報が盗まれたとかで、早速Paulにフランス税関から通関料と税金を50ユーロ支払えというフィッシング詐欺のメールが来ていたんで、そのときに、通関のときに引っかからないようにアメリカから何か購入するときは絶対に25ドル以上の物は買わないの、と話したばっかりだったのである。そしたら、午前中にbpostがアメリカからだというちっこい小包を配達しに来て追徴金38ユーロ(Paulが言うにはそのあたりの金額)を現金で支払ってと言われたそうな。当然現金の持ち合わせなんてないんでそのまま持ち帰ってもらったと言うんだけど、ちょっと待て。
前日にワタクシがPaulに滔々と力説した通り、ワタクシがEtsyやeBayでアメリカから購入するときは商品の金額が絶対25ドル以上にはならないように気をつけてるんですが、ベルギーの税関の課税の最低金額が25ユーロになっていてそれを1セントでも超えたら速攻で課税されるのである。しかもこの課税ってのが税関手数料に輸入税、それと特別配達料で〆て30ユーロ以上かかっちゃうんで買ったものより高くなるというアホらしさ。そんなんだったら絶対25ユーロ超えないようにするに決まってるざんしょ?
ワタクシ今回の商品(ヴィンテージのブローチ3点セットのロット)を購入する時にセラーにベルギーの税関のことを説明して最初のプライスがユーロ換算で25ユーロにちょっとだけ足が出ちゃってたんで交渉してレートで計算して25ユーロ以下になるように25ドルに下げてもらったくらいだったので、ここで税関に追徴金を請求されるというのは一体どういうことかと。
ワタクシ速攻でEtsyのアプリでセラーとの会話を見直してみたけどしっかり25ドルで交渉成立してるし請求もユーロ換算して24ユーロちょっとになってるんで間違いなく課税対象じゃないはず。これは絶対税関のミスで奴らは25ドルを25ユーロと勘違いしたに違いないと結論づけたワタクシざんす。常々税関の奴らはアホ揃いと思っておりましたが25って数字を見ただけで25ユーロだ、わ〜いお金ふんだくってやれ〜って思ったんだろうか。まったくこのせいで帰宅の車中でワタクシ激おこぷんぷん丸ざんしたわ。
そして明けて本日。bpostの不在通知には今日の10時半から小包の引取できますというんでムカムカしながらEtsyの請求書を持ってVenderkindereのbpostに行ってまいりました。
コロナのせいで通常の小包引取のカウンターが閉まっていたんでチケットを取ったら速攻でワタクシの番が。カウンターに行って局員のおばちゃんに実はこれこれこういうわけでこれはエラーなんですよと説明したところ、あっさり「ああ、じゃあアナタは引取されないってことね」と不在通知を押し返し。いや、あのさ、おばちゃんそうじゃなくて小包を見せてくれないか。しかしこういうところが公務員、「ここでは何もできないんでセントラルに電話してくださる?一応15日以内に引き取れなければ送り主に返送されるんでヨロシク」と電話番号がプリントされたカードを渡されて終了。
まあ、この展開は想定内だったんで頭から若干湯気を出しつつ車を駐めに行ってまだ来ないPaulがのんきに歩いてくるところに合流したワタクシ、アイツラこんなこと言いくさって!とぶちまけると「小包のラベルの写真撮っとかないとこっちからいくら25ドルだって言っても信用してもらえないから写真撮らせてもらわなくちゃ」と機転の効くことを珍しく言うんで二人してまたbpostに逆戻り。さっきのおばちゃんにハ〜イまたワタクシよ、と説明を。25ドルが25ユーロと取り違えられてるのを証明するために写真を撮らせてくれます?とお願いしたところ、横にいた別の姉ちゃんが「こちらで預かってるどんな小包の写真を撮ることもできないわよ」と高飛車に言ったから大変だ。ワタクシの隣でおとなしく話を聞いてたPaulが怒ったね。
ええ、普段温和を絵に描いたような(外面が良いとも言う)Paulではあるんだが一旦怒ると広角泡飛ばして結構な勢いで一発ブツからコワい。例のタカビーな姉ちゃんを指差して「ちょっと!アンタたちbpostはね・・・」と怒りぶちまけたら件の姉ちゃん「ちょっと私に向かって指をさすのは止めてもらえます?」と返してきた。そこでPaulも人差し指をグーにして(笑)「おっとごめんなさいよこれでいい?」って、受けてる場合じゃないんだワタクシ(笑)。結局写真は撮らせてもらえず、おばちゃん姉ちゃんが言うにはトラッキングナンバーがあるのでそれで全て管理されてて一発で分かるようになってますからと言われて引き下がるしかなかったと言うね。あのさ、管理してるところが25ドルと25ユーロって間違えてんだからさ、間違えたデータで管理してたらどんだけこっちがアンタたち間違ってんのよと言っても埒が明かないんじゃないの?
ったくこっちの下級公務員は話にならん。この後ワタクシがfärmでお買い物をしてる間にPaulが渡されたカードにあったbpostのセントラルが午前中はやってると言われたんで電話をしてみたらお休みだったっていうオチ。どんだけいい加減なんだね、アンタたち。
もうね、呆れちゃってどうしてくれようっていう感じざんすよ。仕方ないんでセラーにもし送り状のコピーとか持ってたら送ってもらえないかしらとメッセージを送ってみたら速攻で写真を送ってくれました


ちゃんと25ドルって書いてあるし。
しかし購入した日付が4月24日なんで、既に1ヶ月半経ってるっていうね・・・。コロナのせいで激遅れですわ。でもね、このセラーの方はそりゃもう親切で待ってる間も色々とチェックしてくれたり、ベルギーに到着したこともわざわざ知らせてくれたり、本当に良い人だったんでラッキーでしたよ・・・。彼女のためにも早く手元に届いてほしいと願っておりますわ。しかし、その前にアホな税関とやり合わねばならぬ。月曜日にPaulがバトルすると言うんで頑張ってちょうだい。

chez Franz
30, avenue du Haut-Pont 1050 Bruxelles
tel: 0470 76 22 90

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Comments:2

  1. こんにちは!
    この荷物の話、結局超過料金を払ったんですよ・・・。どうやら中身の金額プラス送料の合計が25ユーロ超えたらアウトということだったらしいんです。
    そして、この7月1日から更に厳しくなるということでEU以外から届くバリューのある小包は問答無用でTAXがかかるらしいんで戦々恐々としております・・・(泣)

  2. こんにちわ!
    私は個人で日本から世界各国に絵の販売の仕事をしているのですが、ベルギーに送った荷物が全然届かない現在、ネットをあれこれ検索していたら、この記事を拝見するに至りました。

    私の荷物を追跡紹介すると、税関検査のところでピタッと20日ほど動かなくなり、色々問い合わせるもたらい回しにされて、ネットで調べていたところです。

    書き主さまも、結構大変な思いをされたようですね。うーん、私の荷物、無事に届くかしら…苦笑

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