おにぎり24個

2022/10/21Bruxelles.Comments: 0

先日水曜日に4回目のCovid-19のワクチンを摂取してまいりました。
今回はこれまでのモデルナと代わってファイザー。これはどうしてかっていうと、今回の摂取でインフルエンザの予防ワクチンも一緒に打ってしまおうということで（要はワクチンのダブル摂取ざんすね）開業医でアポ取って打つことにしたからなんざんす。始めて開業医のところでワクチン打ちましたけど、ま〜打ってくれたお医者さん（女性）が明るいお姉さんでワタクシの袖をまくりあげた腕を見て「ま〜アナタ素敵な筋肉ね！何かスポーツでもしてるの？あ、クライミングとかしてるでしょ？」って。いえ先生、ワタクシはスポーツとは無縁の生活をしてましてですね・・・。先生ったら「アナタ、この腕はラッキーよ！」ですと。はあ、そうですか。実はワタクシ、こういう風に上腕二頭筋を褒められるのは始めてではないんです。まだSeanが小さいときにメンズの仕事でフィレンツェに良く行ってて、レストランで男性に囲まれてディナーをしてたときに（夏でノースリーブだったのだ）とあるバリバリのサーファーのデザイナーさんに「それ！その腕絶対何かやってるでしょ！」と思いっきり褒められたことがありまして、そのときもワタクシ「いや〜何にもしてないんですよ、強いて言えば息子を抱っこしてるぐらいで」と返したら「おかしいな〜その筋肉は絶対何かやってる筋肉だけどな〜」とやたら筋肉を絶賛されたワタクシざんす。

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そんなわけでワクチン接種後の副反応は当日の夜にそのウワサの（笑）上腕二頭筋が痛くなり始めて、翌日には更に痛くなりなんとなくだるくて36.8度（低体温症のワタクシには微熱以上）の発熱がありましたが、今は収束傾向にあります。
さて、Seanから学校でdinner de classeがあるからおにぎりを作って欲しいというリクエストがありまして。
このdinner de classe、お昼に正餐をするという古い慣習が言葉の上では残ってるベルギーでは　dinner = déjeunerつまりランチのこと。だからお昼ご飯をサンドイッチとか出来上がってる冷たいのじゃなくてちゃんとコースっぽくなってるのを食べることをdinner chaudと言うんですね。まあ小学生のうちはお昼に給食という選択肢があるんで（ウチはお弁当派）温かいものを食べることもあったんですが、中学生以上になるとそういうのはなくなって、まあほとんどがサンドイッチとか簡単なランチになります。
で、今回のdinner de classeはクラスの生徒がランチを持ち寄ってみんなで食べようということらしい。これはまあ小学生のときのpetit déjeuner（朝ごはん）みたいなやつね（こっちはお母さんたちも参加の懇親会みたいなやつ）ということで、子どもたちがお母さんに作ってもらった食べ物を持参するんであろうねと思っておりましたが、聞いてみると飲み物を持ってくる子が5〜6人いるそうな。アラそうなの？その子達は食べ物は免除なわけ？Seanのクラスは24人。そのうち5〜6人が飲み物ってことは18〜19人は何らかの食べ物を持参してくるということね（い〜や絶対何人かは持ってこない、またはポテチ持って来て終わりってのが絶対いるはずだ）。で、Seanはワタクシにおにぎりを作って欲しいと。
実際Seanはよくおにぎりをお弁当に持っていくんで周りの友達は昨今の日本ブームでおにぎりが何であるかを良く知ってて、Seanのおにぎりを食べたいと言って来るってのは話に聞いておりました。そんなわけで、当然今回もSeanはおにぎりを持ってくるという暗黙の了解ができているという。あのさ〜、キミはいいのよ、自分が作るわけじゃないんだからね。これはワタクシが作るんだから、その手間とか考えたことある？とワタクシがブツブツ文句を言うのをヨソに「ママ〜一応クラス全員の24個作ってね〜」ですと。そもそもこの話を聞いたのが月曜日で、土曜日に1週間のお買い物を済ませてある我が家にとってはそんなこと突然言われたって困るんざんすよ。それでもツナ缶は買ってあったんで具はツナマヨで良かろうということでOK、問題はご飯をどんだけ炊けば良いのじゃという1点に。そんなね、24個もおにぎり作ったことなんて一度もないんで何合炊いたら良いのやらさっぱりざんすよ。まともな大きさで24個も作ったら我が家の5合抱きの炊飯ジャーでは絶対足りないんで小さいので妥協してもらうことに。更にノーマルなおにぎりで4合だと何個のおにぎりが作れるかと調べたら、コンビニのおにぎりだと2合で7個だという。てことは4合だと14個ね。そうか、そしたら小さめのだったら4合で24個は確実に行けるであろうということでお米は4合で炊くことに。結構お米がギリギリだったんで4合セーフはありがたかったのだ。次は炊くタイミング。このご時世食べ物で何かあったら大変だし、ここんとこ暖かい日が続いてるんで前日に作るのはちょっとまずいんじゃないかということで当日（つまり昨日の朝）早起きしてご飯を炊くことにいたしました。しかしね〜補習校だとあのマロニエ祭でも飲食は例外除いて完全シャットアウトだったのに、この現地校の鷹揚さはなんなのかしら。もうコロナなんて過去の話なんだろうな〜。ヤレヤレ。
さて、痛い腕を抱えつつ昨日の朝4合のお米が炊きあがるのを待つこと50分弱。Seanは朝は始まる時間がいつもより遅いから9時10分に家を出るというんで余裕かと思ってたら24個分にご飯を分けるのがなかなか難しいの。どう考えても団子サイズになりそうなところ、だいたい24個位で検討をつけて作ってたら案の定4個ぐらい足りなくなっちまいました。仕方ないんで冷凍しておいた雑穀米のご飯もレンチンして追加。
テンパって作ったおにぎりがコレよ

時間が迫ってるのにいつもの味付け海苔を半分にカットするという小細工も。
ところどころ具のツナマヨがはみ出てるのはご愛嬌（汗）。
大きさはミニサイズ

具を入れると多少ボリュームアップするのね。これで1個大体70グラム。
隣では流れ作業でSeanが箱詰め

こんだけの量のおにぎりを入れるお弁当箱なんてないからある程度の大きさの箱を総動員。
なんだかんだでなんとかパッキング終了

いや〜作ったり作ったり。
朝っぱらから額に汗しておにぎり作りましたわ・・・。
で、結果はどうだったのよとSeanに聞いたら、4人がツナがNGで食べなかったんでラッキーな子たち数人がおかわりできたそうなんだけど、Seanがおにぎりを出した途端にみんながワラワラとやって来てあっという間になくなちゃったんだそうな。まあそれは予想できたんだけど、もっと作ってくれたら良かったのになんて言う子もいたんだそうで、いやいや、キミたちこれがどんだけ大変だったか分かってないね。他の子はみんなどんなの持ってきたのと聞いてみたらウチともう一人の子（その子はなんとサラダを持ってきたらしく、当然人気なかったそうな。お母さん、サラダはまずいわ・・・）以外はケーキだったらしい。ねえ、ランチにケーキってどうよ。中にはケーキ作りを商売にしてるお母さんがいて（しっかり名刺を渡されてた・笑）カップケーキを30個以上持ってきた子がいたんですって。いや〜商売だからね〜そういう人とワタクシを一緒にされたら困るわ。
それでもおにぎりは大人気でSeanも嬉しそうだったんでまあ良しとしよう。しばらくはおにぎりの顔は見たくないワタクシざんす（笑）。