エフゲニー・キーシンピアノコンサート@Flagey

エフゲニー・キーシンピアノコンサート@Flagey

あ、暑いざんす・・・ブリュッセル。
2日前くらいから熱くなり始めて本日ピークだそうで、現在32度。こりゃ夏じゃないの。どうやら熱波が来ているそうで、フランス南部なんか40度超えなんですって。でも明日はガクッと気温が下がって21度らしい。温度差が激しすぎるんですけど。6月でこれだと7月8月は一体どうなることやら。

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さて、金曜日で期末試験が終了したSeanですが試験真っ最中も顧みず(汗)木曜日にFlageyでエフゲニー・キーシンのピアノコンサートがあったんで家族3人で行ってまいりました。


相変わらず童顔のキーシンさん。
40年近く前にロシアの神童と言われた頃はクルンクルンの髪が可愛らしい坊やだったんですが、あの面影のまま既に50歳。中3でピアノの道を諦めて久しかった当時のワタクシにはこの天才少年が眩しかったわ・・・(遠い目)。
実はこのコンサート、かなり前から前売りは開始されていたらしいんですが(たまたま一緒になった日本語の生徒さんのジェレミーさん御一行は3月に予約したそうな。結果、席は最前列)5月も終わりのある日、Paulが「キーシンっていうピアニスト知ってる?」と言うんで「アンタ、キーシンなら知るも知らぬも超有名ピアニストじゃないの」と返すとFlageyでコンサートがあるとな。おおそんなコンサートならとうの昔に満席でしょうよと思いつつサイトを見てみたら、まだわずかに空席があるじゃないの。これがね、座席表を見ると舞台の両脇にある2列の席で、そこにチョロチョロっと席が余ってるという感じなんざます。他の正面に当たる席はことごとく埋まっておりまして、選択の余地はないのであった。よ〜しじゃあこれはもうこのキーシンのお尻かピアノの足を見るかのどっちかだな!ということで、普通は舞台を正面にしてピアノは左向きなんでピアノの方から見れば運が良けりゃキーシンの頭がちょっとだけ見えるかもしれぬということで右側の席をゲット。お一人様68ユーロでございました。でもね、このホールはどの席でも68ユーロなのだ。ってことはまあどこで聴いても音質は同じってことなんでしょうね。人を見るんじゃなくて音楽を聴きに行くんだし、まあ顔が見えなくても良いとしよう。ただ、手が見えないのは残念だけど、席が残ってただけでも奇跡に等しいんで贅沢は言うまいて。
ってなわけで当日。3人で夕ご飯に納豆丼を食べて8時15分の開始30分前にFlageyに到着。こういうクラシックのコンサートになると驚くほど白人率が高くなるんですが、ワタクシが気づいた中でも黒人の観客は舞台の上のかぶりつきの席にいた若いお兄ちゃんたった一人でした。他には日本人らしき人もちらほら。
ワタクシたちの席からの眺めはこんな感じ


なかなか悪くないじゃないの。
このホールは初めてだったんですけども、下から見上げるんじゃなくて舞台から一段上がったところのバルコンなんで、あわよくばキーシンの顔ぐらいは見られるかも、という位置。
本日の演目はバッハのトッカータとフーガ、モーツァルトのアダージオ、小休止があってベートーベンのソナタ、休憩を挟んでショパンのマズルカ7連発の後に十八番のショパンの大ポロネーズで〆というプログラム。
オリジナルのプログラムはコチラね

Johann Sebastian Bach (1685-1750)
Toccata et fugue en ré mineur (arr. C. Tausig)  |  9′
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Adagio en si mineur, K. 540  |  14′

Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Sonate pour piano n° 31 en la bémol majeur, op. 110  |  23′
1. Moderato cantabile molto espressivo
2. Allegro molto
3. Adagio, ma non troppo – Fuga ; Allegro, ma non troppo

PAUSE (20′)

Frédéric Chopin (1810-1849)
Mazurka en si majeur, op. 7/1  |  3’
Mazurka en sol mineur, op. 24/1  |  3’
Mazurka en do majeur, op. 24/2  |  3’
Mazurka en do mineur, op. 30/1  |  2’
Mazurka en si bémol mineur, op. 30/2  |  2’
Mazurka en do majeur, op. 33/3  |  2’
Mazurka en si bémol mineur, op. 33/4  |  7’
Andante spianato et Grande Polonaise brilliante, op. 22  |  14′

FIN DU CONCERT : +/- 22:15

ショパンのマズルカは小品ばかりでそれほどメジャーな曲ではなかったものの、やっぱり最後の大ポロネーズは圧巻でしたね〜。いや〜素晴らしかった。

キーシンといえばショパンなんでこれは聴き応えありでございましたわ。

演奏を終えて深々とお辞儀のキーシン先生


勿論スタンディングオベーションざんすよ。
拍手が鳴り止まない中2回目にコールに出てきてアンコールはバッハかハイドンかそのあたりの曲を一つ。大ポロネーズの後だったんで若干テンション下がった感はあったもののまたまたスタンディングオベーションでこの日2回めのアンコール。ここではモーツァルトのロンド。これはワタクシも発表会で弾いた曲だったんで嬉しかったざんすね。でまた拍手喝采で3回目のアンコールはショパンの英雄ポロネーズ。いやいやこれはもう大サービスですわ。ちょっとお疲れなのか若干のミスタッチはあっても貫禄の演奏でまたしてもスタンディングオベーション。もうこれで終わりよね、と帰りかけた人が沢山いたところにまたもやキーシン先生登場。ワタクシたちももう11時近いし翌日はSeanの歴史と地理のテストあるし帰ろうかと思って腰を上げかけたらまさかの4回目のアンコールですよ。今度の曲もおそらくショパンと思われるがワタクシは残念ながら知らない曲だったものの、もう観客は4回もアンコールしちゃうんですかと少々ざわついいて緊張感がないところでの演奏ではあったものの、さすがのエンターテイメントで拍手喝采。いや〜いくらなんでも5回目のアンコールはなかろうとワタクシたちはホールを後にいたしましたが、一緒に出てきた人たちも「il est très généreux!(意訳してみれば「彼は太っ腹だね!」)」と興奮気味に話しておりました。
ワタクシたちが帰り際に見たキーシン先生


ニッコリと。
ワタクシも有名なピアニストのコンサートで4回もアンコールに応えちゃうってのはちょっと初めてだったんですが、キーシン先生大盤振る舞いだったんじゃないだろうか。いやもしかしたら彼はいつもこんな風なのかしら・・・。
ワタクシの席からは彼の顔が時々見えたんですが、相変わらずのくりんくりんの髪の毛をいっときほどのアフロ感はないもののゆらゆら揺らしながら弾いてるのを見るにつけ、いや素晴らしいコンサートだったよなあと感動いたしました。
ワタクシはSeanにキーシンのビデオをピアノを弾くときの参考によく見せてたんでSeanも実物を見て感動していた様子。これで多少はピアノにも力を入れてくれれば良いんだけどと思うワタクシの思惑はさていかに・・・。
実はキーシンのコンサート、来年もまた同じ時期にあるようで(もしや毎年来白してるとか?)来年は彼の十八番の一つラフマニノフが演目にあるんで、今度は3月頃の前売り開始をガッツリ狙って最前列で観たいと思っております。

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