ガラガラ関空&KLM、ゆるゆるヨーロッパの水際

ガラガラ関空&KLM、ゆるゆるヨーロッパの水際

長いようであっという間だった3ヶ月に渡る日本滞在、昨日無事戻ってまいりました。
なんというか、生還した的な気分ざんすね・・・。
とにかく何が大変だったかって、KLMオランダ航空のために準備したPCR検査の陰性証明。72時間以内に検査をするんですが、これがオランダに到着する時間から遡って、ということになるというのが割と最近発覚し。日本に来る時は出発時間からの72時間以内だったんでてっきりおんなじかと思いきや、オランダは手強かった。時差があるからオランダの到着時間の15:15ってことは日本時間の23:15。そんな時間に病院開いてないですわ(汗)。だからほぼ一日損する形で検査を受けたのは25日の午前中。結果は翌日の午前中に出るって言うんで関空への出発は午後イチということに。
結果を待ってる間に朝イチでオンラインブッキングをして座席の番号をゲット、早速オランダ政府から要請されてる書類を記入。そして更にベルギー政府の方の書類にも記入というところでPaulに手伝ってもらいながらすったもんだで半泣きになりながらなんとか8時前には記入完了。ひ〜。陰性でしたという報告も病院から受けたので晴れてフライトできる身になったワタクシ。ホッといたしました。
母とは10時半ごろに施設のお迎えがきたので実家の玄関前でツーショットの記念写真をお迎えの職員さんに撮ってもらい、母とはハグしてお別れ。来年は多分実家で会うことはないかもしれないな〜と思うとなんだかちょっとうるうるしてしまったり。

さて開けて27日、居心地の良いホテルに満足しつつ、朝は7時半に予約したタクシーで関空へ。
到着してみればまるでゴーストタウンみたいな関空の出発ロビーがお出迎え


人っ子一人いないこの閑散さよ・・・。
慣れてないから一体どこに行ったら良いのか聞く人もいなくて、カート押しながら焦りまくりましたわ。
なんとかチェックインカウンターを見つけて待つこと10分ほど、サクッとチェックインいたしました。ここでワタクシがゲットしたオランダ用の書類をしっかりチェックしていただきましたが、ワタクシが検査を受けた病院が陰性証明の書類をしっかり封筒に入れて封印しちゃってくれたんで(内容確認をしたかったんで – だって自分の名前がミス・タイプされてたらシャレにならないんで – 中を見れらないんですか?と聞いたら「どうしてですか???」と目を剥いて詰め寄られたんで、ヨーロッパでは封をされてたら逆に怪しまれますと説明しましたが)すみませんねと謝ったりしましたが、とりあえず必要な書類はオールクリアで一安心。カウンターのお姉さんからはオランダのパスポートコントロールで提示を要求されますので、と言われたので、そうよねそうよね、とクリアファイルにしっかり書類を収めて出国手続きへ。
ここでも慣れない関空で荷物検査とかどうやって進んで良いやらさっぱりで、若干挙動不審だったらしく、入り口のお兄さんに「どうされましたか?ここは交際線ですよ?」などと逆に質問されてしまったワタクシ(恥)。
あまりに人がいなさすぎてすべての人の視線がワタクシ一人に集中しちゃって妙に焦ったり。
出国手続きもつつがなく終了して、さあ出発ゲートへGoGo。
そしたらですね、またしてもゴーストタウン状態


殆どのお店のシャッター閉まってるし。
とりあえず美白化粧品でも買おうかとDutyFreeShopに入ってみれば


お客さんワタクシたった一人でまたしても店員さんの視線を一身に受けて居心地悪いのなんのってこれは何か絶対買わなけりゃただでは店を出られないわという雰囲気に負けてPolaのWhite Shotを一つお買い上げ、というところで商売上手のスタッフのお姉さんに「今プロモーション中で3点お買い上げで10%更にオフなんですよ」と勧められたんですが特に買うものもなく、ふとレジ横を見たらメロンパンがあったんで「あの〜最悪これ買ってもオフになります?」と聞けば「ええ、ミニマムこれでもなりますよ」と優しいお姉さん。どうやら食べ物を売るお店はどこも開いてないという話で、それでDutyFreeShopでパンを少しだけ売ってるらしいとのこと。なにしろスタバさえも閉まってるんで、アムステルダムでトランジットが6時間以上あるんでこりゃ何か買わないとと思ってたワタクシには渡りに船。「じゃあこのメロンパンとカスタードクリームのパンをいただきますわ」と3点お買い上げでまんまとWhite Shot10%オフでゲット。やれやれ。
なんだかんだでボーディングしてみたら、ま〜これがエアフラの上を行く人の少なさ。クルーの数と同じくらいしか乗客いないんじゃないかってくらいの空き具合


多分全体で10人くらいしかいなかったんじゃないかと(マジで)。
こんなんでやっていけるのかと可哀想になっちまいましたわ・・・。
エアフラはおフランス色満載だった安全ビデオはKLMだとこんな感じ


デルフト焼きのタイルにイラストを載せたこれもまた凝った作りで頑張っております。
そう言えばKLMのクルーの制服の色もこのデルフト焼きのブルーですね。ファッション的にはちょっとダサいんじゃないかとは思うけど、ただでさえ巨人のようなオランダ人が更に大きく見える色ざんす。
ここでもワタクシ座席を3席分使って伸び伸びでガッツリ寝たんでそんなに疲れはなかったですね。しかしね、エアフラもそうだったけどKLMの映画のラインナップがま〜少ないしつまんないの。まだエアフラのほうがマシだったけど、とにかく観たい映画が全く無くて寝るしかなかったっていうね。
エアフラでもそうだったけど、機内食はベジにはありがたい野菜モノ一択でそれがまたそんなに悪くないというね。だからワタクシもエアフラに続き完食。でもお味の方は流石にエアフラのほうが上(笑)。
しかし、アレですかね、乗ってる人が少ないからなのか到着時間の15:15より45分くらい早めの到着でちょっとびっくりいたしました。これだと9時15分のボーディングまで7時間近くもあって一体どうやって暇潰せば良いのやらとブルーになっちゃったワタクシ。
とりあえず、荷物検査とパスポートコントロールを通らなきゃ、と思ってたら先にお目当てのGUCCIのブティックの前を通っちゃったんでお買い物。
GUCCIのブティックがあるのはメインのターミナルなんで有名所のブランドも入ってるんだけど割と多くのお店が店頭でまずブッキングしてコンファームしてから店内でお買い物するというスタイルを取っておりまして、ワタクシがお買い物したGUCCIもお店にはすぐに入れなくて店頭でiPadで住所氏名・メールアドレスを入力してスタッフがメールを送信するのでそれをコンファームすると初めて店内に入れるというシステム。めんどくさいけど時間があるならノープロブレム。しかしね、このシステムをほんの小さなコーナーのオランダのチーズ屋さんまでもが採用しててちょっと笑っちゃいましたが。
お買い物後は荷物検査なんですが、いつもはバッグの中から液体系の透明バッグを出して〜の、パソコン関係をだして〜の、上着を脱いで〜のとトレイを一つずつ使って大騒ぎなんで、ここでも同じようにしようとしたら、係員のおばさんが「いいのいいのださないで全部まとめて入れて!」とトレイはたった2つでオッケーでした。いや〜早いわ。
そしてパスポートコントロール。関空で戻された書類一式を出せるばっかりにして身構えてたんですが「レジダンスですか?だったらカード出してくださいね〜」と言われ、おおいよいよ次は書類来るな!と思ってたらgシャッとスタンプ押されて「アリガト〜」なんて笑顔で言われてなんと終了!え、なに?イイんですかあの書類見なくても?ねえあのワタクシの苦労は一体どうしてくれるの?なんだか拍子抜けしてしまいましたわ。
ま、出さないならそれはそれでいいかとは思ったものの、陰性かどうかもチェックしないで大丈夫なんですかと心配になっちゃったワタクシざんす。
不安を抱きつつ目当てのターミナルに移動したらやっぱりそこは人が少なかった。
だってここも閑散としてるんだもの


真っ昼間でこの状態。
さて、閑散としててもさすがのスタバは満員御礼


ここだけ賑わってるの。ちょっと密だったりしてね。
関空ではアムステルダムもお店開いてないかもしれませんよね〜なんて言われたけど、おとどっこいちゃんとお店もレストランもしっかり開いててお食事もノープロブレムみたいでした。とりあえず暇を潰さないと行けないんで椅子に座ってiPadで雑誌見たりしてやっと6時過ぎたところでなんとなく人の流れがグッと少なくなったんでそろそろとスタバへ移動。豆乳ラテをオーダーしてやっとリラックス。8時過ぎまでまったりと過ごしてゲートへ。そしたらですね、なんか人がワサワサいるんですわ。いやちょっとこれはどうなの?オンラインブッキングしたときは席が随分空いてたと思ったんだけど予約できない席がいっぱいあるな〜と思ったんです。もしやこれはもう予め予約がガッツリ入ってた席だったんだろうか。ドキドキしながら機内に入ってみればまさかの満席。いやもう怖くて怖くて思わずマスクの下にタオル地のハンカチを仕込んじゃいました。後ろの方では誰かがゲホゲホ咳してるし、ったく病気だったら旅行なんかするんじゃね〜よ!と心のなかで毒づきながらできるだけ窓側の方に頭を付けるようにして空気に触れるのをミニマムにしておりました。
45分程度であっという間にブリュッセルに到着。ああ懐かしい。しかしここは荷物のピックアップまで道のりが長いのよね〜。もうちょっと近くにできんのか。
関空では同じような最終便でカルーゼルは回ってなくて一つずつ並べてあったんだけど満席となるとそうは行かなかったのかフツーにカルーゼル回して荷物取るのにみんな密になって周りを囲んでおりました。幸いワタクシのスーツケースはほぼ一番乗り状態で2個とも出てきてくれたので火事場の馬鹿力でなんとか並んた2個のガッツリ重いスーツケースを次から次に引っ張り上げて、さ〜出口だ。ここで書類の提示を求められると思ったんでクリアファイルをすぐに出せるように準備してたんですが、アラ?え?誰も引き止めないのね?どうしてどうしてと思いながら外出ちゃったよ!おっと目の前にはSean&Paulがお迎えだ!
なんなんだろうこのユルさ・・・。あんなに朝半泣きになって用意したワタクシの書類を誰も見てくれないなんて・・・(泣)。
こんな風だから感染者が多いんじゃないの、ヨーロッパ。書類用意しろってあんだけ連呼するくらいだったらちゃんと確認してよね、もう。PCR検査だって誘導なんて誰もしてないし、個人の良識に任せます的な感じなんですけども。こんなユルさだったら何人かに一人くらいは例のQRコードをゲットするの忘れちゃってま、いっかみたいな感じでそのまま検査もせずにさっさと家に帰っちゃう輩もいるんじゃないかと。いや〜ヤバいわ。
あの日本の整然とした神経質さが返って安心感になるっていうか、やっぱり日本はスゴいよね〜とつくづく感心しちゃったのでありました。
さて、肝心のPCR検査ですがQRコードをゲットした人、またはベルギーの健康保険を有してる人は無料で受けられるそうな。まあQRコード持ってなくてもその場でゲットさせてもらえるので、結局ワタクシの朝のあのストレスは一体何だったのかとちょっと虚しくなりました。しかも、指定された質問表に答えてやっとゲットしたQRコードだってのに、受付の兄ちゃんがこれは違うからecologっていうサイトでネットがうまくつながらなくてもたもたしてたワタクシの代わりにさっさとコードをゲットしてくれちゃうっていうおまけ付き(汗)。せっかくオランダ用2つ、ベルギー用2つの計4つの書類を指示通りにきっちり準備したってのに、ちゃんと見てくれたのは関空のチェックインのお姉さんだけってどうしてくれるのよ。プンプン。
そのPCR検査、今朝通知が入って勿論陰性。ええええ当然ざますよ。これで1週間後にもう一度検査してまた陰性のお墨付きもらったら晴れて自由の身のワタクシなんざます。ああやれやれ。しばらく海外旅行は懲り懲りざます。

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Comments:8

  1. 無事にお帰りになれて良かったですね!
    2回目もうまくいきますように!

  2. ブリュッセル様
    いつも貴重な情報を教えて下さり、どうもありがとうございました。おかげさまで娘は無事、ベルギーに到着することができ、PCR検査1回目の結果は陰性でした。(ただ私たちもどのQRコードが必要か、結局よくわからず、ANAで出会った親切な日本人のお姉さんに手伝ってもらって、どうにか検査をうけることができたみたいです) 2回目も、ひと悶着ありそうですが、とりあえずほっとしています。
    ブリュッセル様、どうもありがとうございました。これからもブログを楽しみにしています。

  3. いえいえとんでもない。
    お父様はお迎えにいらっしゃるんじゃなかったでしたっけ?
    荷物を受け取って外に出るまでは何もないんで(日本とは大違い)お迎えの方がいらっしゃればなんとかなるんじゃないでしょうか。
    とりあえずは外に出るところまでは通常と同じのはずだと思います(変わっていたらすみません!)。
    情報というか状況が毎日のように変わるので、このブログに書いてあることやこのお返事とかも当日には当てにならないかもしれず、このせいでご迷惑をかけてしまうのも心苦しいので、こんな事がありました的に参考にだけなさってくださいね。
    とにかくこういう時は現場で聞くのが一番ですよ!

  4. お忙しいにもかかわらず、丁寧なご返事をいただいてどうもありがとうございます。
    未成年の娘が日本に一人で帰国する際も、すごくストレスでドキドキでしたが、適当なベルギーにもどるのも心配でひやひやしています。センターの場所がかわったので一人で見つけられるか心配です。

      ご親切に情報提供してくださり、ありがとうございます。

  5. ご質問拝見しました。
    ええと、まずこのブログを書いたのは到着した夜の話でして、その時は検査場所が到着ロビーと同じ階だったんです。
    ところが、その1週間後に2回目の検査を受けに行ったら既に別の階に移動になっていたんですね。
    そのへんの話は4月5日のブログ「2回目の検査は(怒)」をご確認ください。
    勿論到着した日は家族がいつもの出てくる扉の前の椅子に座って(笑)待ってまして、そのままカートを押したまま検査場に行きましたが、勿論検査は受ける本人だけ入るので我が家の男子2名はカートの横で待機でした。
    ただ、2回目(検査出来ませんでしたが)は当然のことながら手ぶらだったのでなんとも・・・。記憶では後ろに並んでた人たちの中には荷物を持ってた人がいたような気がします。いずれにしても空港のエレベーターはカートが入る大きさなので荷物ごと移動するのは問題ないんじゃないかと・・・。
    なにぶんここはベルギーなんでこんな風に1週間後に検査場が変わっちゃうなんてこともありなんで、そこは空港のサイトで確認されるのが一番じゃないかと思います。
    ご主人は英語かフランス語話されますか?なんとかできそうなら空港の職員(Covidの検査の張り紙があったりすると思うのでその付近にいる職員とか)に聞くのが一番手っ取り早いです。あと、空港に早めに到着して場所のチェックしたほうが良いですね。
    あと、ベルギー人達の後ろをついていかないほうが良いです。検査スルーしちゃう人たちが絶対いるんで!

  6. お忙しいとこ申し訳ないのですが、緊急にぜひ教えていただきたいことがあります。24日に、16歳の娘が一人でベルギーに戻る予定なのですが、空港のPCRテストセンターは、出発の場所と違って、到着はゼロ階となっていますが、そこはすぐに見つけられるでしょうか? スーツケース2個のカートを押しながら、まずはテストを受けるのでしぃうか?それとも、先に家族に荷物を手渡した後の方がよいのでしょうか?Brussel様は、ご家族がお迎えにこられてすぐに見つけられたとのことですが、父親が待つ場合、どこらへんで待て場よいのでしょうか? 本来なら、母の私が一緒に戻る予定だったのですが、祖母の具合が 急変して、娘一人が帰ることになり、少しパニックになっています。
    お忙しいところ、まことに恐縮ですが、お教えいただければありがたいです。
    どうぞよろしくおねがいいたします。

  7. Paulから書類見せろなんてきっと言われないんじゃないの?なんて言われて「そんな馬鹿なことあるわけ無いじゃん」って言ってたのがまさかのホントになっちゃいましたよ・・・。ヨーロッパ、いいのかこれで・・・!
    3ヶ月ぶりであまりに久々すぎてTVのリモコンの操作をすっかり忘れてました(汗)。

  8. 緩いヨーロッパへおかえりなさーい、ブリュッセル。さん!
    種類提示もなくスルーで入国できるってちょっと聞いてて怖くなっちゃいましたよ。
    状況はもちろん全然違うのですが日本を発つときの寂しい気持ちや反面、家のある国
    に戻ってこれた安堵感、を同じく感じてしまいました。
    ご主人と息子さんとも3か月振りなんて!!本当にお疲れ様でした。

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