クリスマス近し・・・

クリスマス近し・・・

すっかり師走のブリュッセル。
街はNoëlのイルミネーションがきれいです。ってことは日が落ちるのが早いってことで、こういうところがヨーロッパの冬って嫌ざますね・・・。
さて、去年まではなんとなくSaint Nicolasやサンタさんを表面上は信じてる風を装ってた疑惑のSeanなんですが、中学生になってもうあからさまにワタクシにSaint Nicolasやサンタさんのプレゼントを直接リクエストするようになりましてね。ワタクシの方も忙しかったのもあってすっかりSaint Nicolasのことを忘れておりまして手を回すのが遅くなってしまって、Seanにおもちゃ屋さんで彼の欲しい物があるかどうか見てくるね〜だのなかったからamazonで選んでみて〜だのともうヤケクソですわ。一応サンタさんの方に関しては白々しくサンタさんに頼むのはどれなの?などと聞きはするもののもはや意味無しという(汗)。ま、こうやって大人になっていくんだよね・・・。
それでも、「ママ〜、ボクsucre en canne(杖の形しただんだら模様のキャンディー)が欲しいの」とおねだりする辺りはまだおこちゃまなのである。そこで、UccleのParc Wolvendaelでmarché de Noëlが日曜日までということで最終日にSeanを連れて見に行ってきました。
当然Seanはそこで例のキャンディーをゲットしたい気マンマンだったわけですが。
marché de Noëlはこんな感じ


冬はやっぱりvin chaudね。
しかし、marché自体はなんというかショボいこぢんまりでして、テントの中のスタンドもシャルキュトリーやらジャムやら蜂蜜やらクラフト系やらでSeanが求めるボンボンを売るスタンドはなく、がっかりした次第。ま、Grand Placeのmarchéじゃないし、こんなもんよね。
そんな日曜日、このmarchéに行く前の午後に久しぶりに隣人関連で問題勃発いたしましてね・・・。
Seanがいつものようにピアノを練習しているとドアのチャイムを鳴らす音が。おや誰か来ることになってたかなと開けてみるとすぐ上に住む初老の女性。なんでしょうかと尋ねれば「お宅の息子さん、ピアノ弾いてますよね」と。ええ、弾いてますよ(実際後ろでSeanは練習の真っ最中)で、何か?するとこの婆さん「もうずっと前からいつ言おういつ言おうと思ってたんですけど、もう今日は限界なんで言わせてもらいますけど、この3ヶ月位いつも同じ曲ばかり聞かされてはっきり言ってうんざりなんですよ。もうちょっと別の曲を弾くとかできないんですかね」とのたまった。ワタクシ思わずはあ?と思っちゃったんですけど、気を取り直して「申し訳ないんですが、来年ピアノの発表会があるので先生から完璧になるように練習しなさいと言われてるものですから」と説明いたしました。そしたら婆さん「でもこれだけ毎日同じ部分ばっかり聞かされるじゃこちらもうんざりなんですよ」と食い下がる。ワタクシ、何間抜けなこと言ってんの此奴と思いつつそこはグッとおさえて「ですから何度も言ってるようにピアノの練習ですから好きな曲を何曲も弾くわけに行かないんで申し訳ないんですがそれは無理ですね」婆「発表会はいつなの?」ワタクシ「2月末です」婆「まだそんなにあるわけ」ワタクシ「ええ、そういうわけですね、申し訳ないんですけど(ニッコリ)」婆「じゃあそれまで我慢しないといけないってことね」ワタクシ「申し訳ないんですけど(ニッコリ)」
・・・とかなんとかで押し問答を終えて件の老女は上階へ引き上げて行ったんですが、途中であんまりこの婆さんがうんざりだの我慢できないだの言うもんだからムカついちゃいまして「それはうちの息子が下手くそだから耐えられないっていうことですよね。それなら本人に直接言ってもらえます?」とSeanを呼んで「さあ、彼に言ってくださいな」と。すると「もうちょっと別の曲弾けないの?」だと。だからね〜遊びじゃないんだから無理って言ってるでしょうにおバカ。Seanはうつむき加減で「発表会があるから練習しないといけないんです」と答えておりました。まったく、ピアノを習うってことがどういうことかってのを知らんらしいですな、この婆さん。まあ、今回の発表会では今のSeanには難しい「エリーゼのために」をSeanの希望で弾くことになったので9月末頃から練習を始めたんですが、残念ながらスキーに行く日程とガッツリ重なっちゃって出られなくなっちゃったものの、何らかの形ではお披露目するので練習は必要なのである。
彼女が帰った後、流石に練習を続けられずに途中だったけど止めてしまったSean。可哀想になあ・・・。
その直後に上階の別のアパートに住むここの大家さんの弟がうちから借りたバキュームを返しにやって来たんで、これこれ云々でとたった今のホヤホヤの出来事を話したところ「いや〜彼女はねえ、こういう言葉日本語にあるかどうか分かんないんだけどemmerdeuseなんだよ。ボクも何度も彼女と言い合いになってね〜」と(彼によると婆さんは一人暮らしらしい)。emmerdeuseとは厄介者の女性という意味なんですが、あらまあそういうわけなのと納得。実はこのアパートにまだ入居したばかりの頃に彼女とエレベーターでたまたま一緒になったときに「お宅で誰かピアノを弾く人いらっしゃる?」と聞かれたことがあって「ええ、息子が弾くんですが下手くそなので申し訳ありませんね」と言っておいたんだが、どうやらあれは軽いジャブだったのかと今更ながら腑に落ちた次第です。
大家さんの弟はベルギーとかカトリックの国では日曜日は安息日だから音は立てないものなんだよね〜と言ってたんだけど、いやいや、学校行ってるんだから平日はそれほど時間ないし、ワタクシがじっくり見てやれるのは週末ぐらいしかないことを考えると日曜日に敬虔なクリスチャンでもないのに(一応Seanは洗礼受けてますが)安息日だからとレッスンのためにピアノを練習せずにのんべんだらりと過ごすのはちょっと難しいんじゃないかと。まあ確かにどっぷりクリスチャンの家系のPaulはSeanが週末に宿題をやるのも嫌な顔をするんですが。でもね、のんべんだらりと横になってロックをガンガンかけるよりはマシなんじゃないの?(それとも婆さんはロック好き?)
いやはや、難しい隣人が上に住んでるということがこの期に及んで発覚してちょっと意気消沈したワタクシなのでありました・・・。

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