サバの竜田揚げ

2021/07/14Bruxelles.Comments: 0

ワタクシがゲロゲロの床からPaulに「サバを冷凍しておいてくれる？」とお願いしたお陰で難を逃れた新鮮なサバ。

結局、ワタクシがなんとか回復をした火曜日に予定していたサバの竜田揚げを作ったのでありました。
このサバが結構立派で、2匹で800グラムに迫る大きさで、最初3匹買おうと思ったんですが、トレイに乗せてもらったのを見ていくらなんでもコレはちょっと多すぎでしょうと1匹戻してもらったというね。ここで魚屋さんで臓物を取り出してきれいにしてもらうだけにとどめたワタクシなんですが、後でこれを後悔いたしました。ええ、サバって骨が多いのよね。Seanは魚は好きなんだけどもっぱら切り身専門の人なのである。つまり骨を取りながら食べるのが面倒で尾頭付きでまるごとの焼き魚が美味しいのは分かっていてもどうもお箸が滞りがちになるのである。ったくね、そういうところでキミは新鮮な魚を味わう醍醐味を放棄するってわけね。
そんなわけで、ワタクシがサバの下拵えをするときは骨抜きはお約束。でもでっかい魚だとそれなりに骨も多いってわけで、とりあえず三枚おろしにしてもらっとけば骨抜くだけで済んだものの、今回三枚おろし、つまりこっち風に言えばフィレにしてもらわなかったんで下拵えが結構大変だったのである。実は、このサバを買ったときCarrefourの例の有名な魚屋さんは空いていたんですが、ワタクシの前にたまたまアジア系の女性が二人おりまして、そのうちの一人が鯛かなんかを注文したみたいで、事もあろうに三枚おろしにした上に骨抜きまでお願いしたみたいで、魚屋のおっちゃんから思いっきりでっかい声でハァ〜っとため息付きながら「マダム、今日はまだたまたま空いてるからやるんですからね、普通だったら無理ですよ」と2回ぐらい言ってるのを聞いちゃったもんだから、とてもじゃないが三枚おろしにして頂戴とは頼めなかったんざます。もしここでワタクシが頼んだら「チッ全くアジア人ってやつはあれやこれやお願いしやがってな〜」とか後で言われそうじゃありませんの。ワタクシそういう常識のない人間と同列にされたくなかったんで（骨抜きまでお願いするってちょっとないんじゃないかと）遠慮しちゃったんですのよ。まあフィレにしてもらうくらいはごくフツーのことなんですけども、今回は遠慮がちになっちまったワタクシざんす。
てなわけで、三枚おろしから骨抜きまでガッツリやったんでそりゃもう大変でございました。しかし、骨抜きを完全にしようとすると肉が少々乱れるのね（なんて言うときれいっぽいですが表面がぐちゃぐちゃになるんざます）。まあ見た目がアレでも美味しかったら文句はあるまいととにかく味付けに集中よ。味付けのタレは薄口醤油大さじ2、みりん大さじ1、お酒大さじ1にしょうがとにんにくのすりおろしを混ぜたので、そこに5cmくらいの幅に切ったサバを漬け込んで付け合せの用意。サバだけじゃ寂しいんで素揚げにするパプリカ（実際はでっかい甘いピーマン）とレタス千切りにきゅうりやらトマトやらを混ぜたサラダを準備。
ご飯が炊けたところで唐揚げGoGo。片栗粉はポリ袋で混ぜると簡単ざんすよ。
さて出来上がり

美味しそうかしら。
まあこういう揚げ物すると実際の大きさが縮むっていうのは仕方ない（泣）。でも縮んでもまだ食べごたえあるサバの大きさだったのでありました。サラダには焼海苔をプラスしております。この焼き海苔をサラダに入れてごま油とポン酢でいただくのが最近のお気に入り。
Seanはといえば食べる前に骨はないの？と聞く周到さ（笑）。確認してからはもりもりとご飯お代わりしながら食べておりました。やっぱり竜田揚げって美味しいわ。竜田揚げに向く魚って他に何があるのかしらん。ブリは良く聞くけどこっちにはブリはないんで、そうなるとタラとか？カツオってのもアリかな〜。また色々と試してみようと思っております。