パタゴスを食べてみた

パタゴスを食べてみた

L’île d’Yeuは島なので海の幸の豊富さはもちろんダントツざんす。
でも本土ではお目にかからなくても(対岸の港だったらもしかしたらあるかもですが)ご当地限定の食べ物はやっぱり食べてみたいもの。
ワタクシが最初にElisabethとお買い物にいったときに魚屋さんで見たパタゴスというなんというかラテン系の名前をした貝があったのを覚えていらっしゃいます?

このときにそのうちに食べることになりそうなんて書いたんですが、早々にまんまと頂く機会がやってきましたわ。
パ・タ・ゴ・ス💕ガッツリ1キロで9人分!


ホントに白いのね。
大きさはアサリっぽいんだけど、アサリのアルビノ種みたいな感じなんだろうか。それにしてもこの量はすごい。まあ、殻の重さもあるし、死んでるのもいるんでこのぐらいの量は必要なのかもね。
ここでワタクシとってもビックリしたのは貝の砂抜きでして。普通貝の砂抜きと言えば2〜3時間塩水に漬けるのがお約束。

なんなら冷所で半日くらい漬けたら完全に砂抜きできると思うんですけども、なんとElisabethは塩水に漬けないと言う。え、漬けないの?じゃ、どうやって砂抜くの?と聞いてみればいきなり水を張ったお鍋に入れて火にかけて口を開かせるんだと。他のフランス人達もえ?なんで塩水に漬けるの?みたいな感じでワタクシを見るんですの。だってさ、1キロの貝よ?お鍋に満々で全部に熱が伝わらないんじゃ?ワタクシ、塩水ヴァージョンの砂抜きをおススメしたんですがあっさり却下されてお鍋で砂抜き開始。いや〜これが見てて大変そうでね・・・。1キロ全部を一度にやるのは当然のことながら無理なんで貝の口が開いたのから取り出してその都度貝を補充するというやり方ざんす。お鍋にはみっちり貝が入ってるんでかき回すのも一苦労で、傍で見てるこっちにも思わず力が入っちゃいますわ。横でワタクシはとにかく開いた貝を取り出す取り出す。それなりに時間はかかったけど3人がかりでやれば(一人は鍋かき回し、一人は火の通った貝を取り出し、もう一人はちゃんと貝が開いてるか点検)それなりに効率よくやれるもんですね(時間はやっぱりかかるけど)。いきなり火にかけるのはたまげたんですけども、調べてみたら砂抜きを時短でやる方法ってのがあるらしいんですね。

この方法だと50度くらいの塩水のお湯に20分くらい漬けとくんですって。こうすると貝がヒートショックで砂を吐き出すそうな。ふ〜ん。ってことはこのワタクシ達日本人にとって掟破りのようないきなりお鍋に入れてかき混ぜる方法もあながち間違っていないのかもしれぬ・・・。
さて、一見無謀にも思えた砂抜き作業の後、このパタゴスちゃん達をどう調理するかと言えば割とあっさりと生クリームで軽く煮詰めて終了。既に火が通っちゃってるんで味が付く程度でOKみたいなんですが、砂抜きしたときのお湯も使うんじゃないのかと思ったらあっさり捨てちまいましてね。ワタクシだったら出た砂を濾してお出汁の出たスープをガッツリ使うのにな〜なんて思って見ておりました。だって、水を張って日にかけてるんだからそれなりにお出汁は出るんでもったいないじゃありませんの。ま、この日はワタクシのお料理担当の日じゃなかったんであまり口出しはせずに見守るだけにいたしましたが、自分でやるならお出汁は使うざますよ。
さて、そんなこんなで出来たパタゴスのクリームソース(かしらね?)


超シンプル。
ポチポチと見えてるのは確かニンニクか玉ねぎのみじん切りだったような。
これをパスタと和えていただきます


パスタはタリアテッレで。
アルデンテにするようにを強調したのはワタクシですが、人数的にいい塩梅に取り出してちょうど良い時間で食べるのって難しいざんすね。
お味の方は割と淡白だったかな〜と言う感じではあるんですが、ホラ、肝心のお出汁を捨てちゃってるんでコクみたいなのはないんですけど繊細なお味とでも言いましょうか。ワタクシ、これを酒蒸しにしてポン酢をちょこっと足していただきたいな〜なんて思っちゃいました。心配していた砂なんですが、まあこれがそれなりに抜けておりましてちょっと驚きましたね。ワタクシが食べた中で2つ3つくらいかな?ちょっとだけガジっと来たのがあったんだけど、他の皆さんはそれほど気にしてなかったみたいなんで、これで良かったんじゃないかな〜。美味しかったんで次回食べる機会がアレばワタクシが酒蒸しにして差し上げたいと思っております。

ランキングに参加しています!皆さんの愛あるポチをよろしくお願いいたしますね💖
是非こちらを↓ポチッと応援お願いします♪

人気ブログランキング

こちらも↓ポチッとヨロシク💖
にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

読者登録もお願いいたしますね💖
ブリュッセル。超私的なブリュッセル・ベルギー案内 - にほんブログ村

Related Post

Comments:0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です