爆走!@ Gare du Midi!

爆走!@ Gare du Midi!

日頃からわりと信心深い方なワタクシですが、昨日はワタクシってば神に守られてるわ(大げさな)・・・と心底思いましたね。
いや、大変な一日でしたよ・・・。
Fuchsia by Izumi Taharaというブランドでヴィンテージのリメイクのコレクション(主に服)を作っていたワタクシですが、そろそろ服の方は材料調達的にも無理があると判断し、以前から少しずつ作っていたジュエリーのリメイクの方に本腰入れようかなと今色々と準備しているところです。もともとラインストーン(クリスタル限定)のヴィンテージジュエリーが好きでコレクションしていたのでこれはワタクシ的には自然な流れ。でも趣味でちょろちょろ作ってても不毛だし、やっぱり世間様に見ていただきたい。そんなわけでビジネス的になんとなからないものかと試行錯誤していた所、パパ友Brunoが本業(お堅いお役所勤務)の傍ら自分のお店をOpenしてさらにバッグコレクションも始めたということを聞き、その時にお世話になったというJob’in Designというrégion Wallonie(ワロン地方)の機関(新たに会社又は個人業の立ち上げを支援する機関)を教えてくれまして、その説明会ということで昨日はその本部であるLiège(リエージュ)まで出かけてきたのでありました。
このJob’in DesignというのはもともとJob’inという機関が親でそこからデザイン関係に特化した支援団体で、ワタクシのようなモード関係やウェブデザインなんかのいわゆるデザイナー系の立ち上げを主にサポートしております。最初はブリュッセル住んでるんだけどいいのかな〜と思ってたら(ブリュセルは地理的にはWallon – つまりフランス語圏と言ってもいいんですが、地方区分で行くとBruxelles-Capital – ブリュッセル首都圏となってWallon地域から独立しているそうな)ブリュッセル在住でもOKということでよしよしじゃあ話を聞いてくるべとアポ取りました。この説明会ってのが2週間に1回木曜日にしかやってないということで思い立ってからまるっと2週間待ったワタクシ、しかし10時開始に間に合うちょうどいい電車のダイヤがないと来た。ちょっと〜、ベルギーで第四の都市だっていうのに1時間に1本しか電車ないって一体どういうことよ(怒)。これが日本だったら東京から京都に行く新幹線が1時間に1本しかないってこととおんなじなんじゃないか。ま、ブリュッセルーリエージュ間は1時間ちょっとだから東京ー京都間とは距離的に違うとはいえ、だいたいベルギーの面積は九州くらいしかないわけで、だったらもっと電車の本数増やしてくれと言いたい。だからベルギーの鉄道嫌いなのよ、ワタクシ。
ま、そのあたりを踏まえて頂いて。
結局10時のアポに間に合う電車がなく、到着時刻が10時1分というのがなんとかマシということで予め事務所の方にこれこれこういうわけで10分ほど遅刻します(事務所は駅から5分という話だった・コチラも後々のため踏まえて頂いて)と伝えたら、10分位なら大丈夫ですとのお返事が。やったわ、これなら知らないところで1時間も暇つぶしすることもないわと大喜びしたワタクシであった。そんなわけでイソイソとチケットも購入し、気分は説明会。
さて、前の晩Paulに「明日の電車8時53分発だけどGare du Midiまで送ってくれるよね?」と聞いた所、最初はええええなんでキミ自分で何とかできないのとかブツクサ言ってたものの最終的にはOKということで(どうせOKするんならどうして快く受けないんだ、オヌシ)翌朝を迎えた。こういうときはスキっと早起きしたいワタクシ、6時に目覚ましをかけて一人黙々とシリアルを食べ、着替えを済ませお化粧して出かけるばっかにスタンバイ。じゃ、出かけようかというところでPaulがまさかのおトイレタイム。コラ〜早くしてよ!イライラしながら外へ出て車を見ると霜ががんがんにフロントガラスにへばりついててこのままでは出せないからまたしてもこれをこそげとる作業。そんなこんなで8時半出発。道すがらPaulが「で、場所知ってるんだよね?」と聞くので「携帯にメモしてあるから大丈夫」と携帯をバッグから取り出そうとしたら、え!ない!?ちょっとちょっとないってどうよと探しまくるもない。そうだ、昨夜充電してたんだ。忘れちまったよ!
Merde!!! merdemerdemerdemerde!!!
Seanが後ろに乗っているのを忘れてメルド(フランス語でも罵り言葉の最高峰 – クソ -ですね)連発してしまったワタクシです(汗)。時間を見れば既に8時35分あたり。今から家に取りに戻ってたらただでさえギリの情勢なのにこれだと確実に電車に乗り遅れる。仕方ない、携帯は諦めることに。しかしね〜これが後で命取りになるんですね〜。
「ところで電車9時だよね」とPaul。オイコラ8時53分だって昨夜言ったじゃないの!そうかだから悠長におトイレタイムなんかしてたんだな〜。いや頭から湯気が出たわ〜。ねえちょっと間に合うの、これ?携帯忘れたことで既にショックを受けてたところに更に追い打ちでかなりナーバスになっているのはお分かりいただけるでしょうか。
そうこうしてる間にも時間は刻一刻と過ぎていくわけでして、ふと隣を見るとトラムが走ってる。しかも行き先はGare du Nord(Gare du Midi経由)。おっとこれは車を諦めてトラムで行ったほうが早いのではととっさに判断した我ら、トラムの停留所Venderkindreで落としてもらい今まさに来たばかりのトラムに飛び乗ったワタクシ。この時既に時間は8時40分。やばい〜やばい〜完全にギリよね〜と頭の中でリフレインしてたら手がブルブル震えてきた。超テンパりつつGare du Midi到着。8時53分にあと5分だというところ。ドアが半開きのところをそりゃ〜と脱兎のごとく走った。
実はですね、このトラム地下鉄と同じホームに到着する仕組みになっておりまして一番下の地下に位置しているわけです。だから地上階にある駅のコンコースまで2階分登らないといけないんですね。でもってこの地下が深いの。ゆうに高さ5mはあろうかというエスカレーター2機を一気駆け上り!途中で足が止まりそうになったけど止まったら乗り遅れるから止められない。死に物狂いで駆け上るワタクシは風を切るのと情けないので涙ボロボロですわ。せっかくのお化粧もこれで落ちましたね(泣)。周りの人がこのものすごい形相でエスカレーターをかけ登っていくアジア人女性をびっくりして眺めていたのは想像に難くない・・・。みんな避けてましたね(笑)。
さあ登ったわっっ。今度はコンコースよっっ!おっとその前にホームがどこか見ないと!8時53分はどれだどれだ(字が小さいのよまったく)と探すとあった一つ!でもLiègeって書いてない(!)。いいんだ、それでも!53分なんだから!ホームの番号は21。コンコースに出て目の前のホームの番号を見ると一桁(5だったか6だったか)。ぬあに〜21っていっちゃん端っこやんけ!ここでまた鬼のように走る!あった21!またエスカレータを駆け上り!く、苦しい、でも負けちゃダメよ!神様が守ってくださるわっっっ(マジで祈ってました)とホームにヒイヒイ言いながらたどり着けば電車が停まってる。早く!乗るのよっっ!ものすごい勢いで車内に入ったワタクシ、一応理性だけはキープしておりまして、近くにいた女性に「あ、あの・・・これってLiège行きます?」と聞いてみたら「え?行かないわよ」「!」そ、そんなバカな!ここまで来て電車違うってか!ドアから顔を出して駅員さんに「これLiège行かないですか?」と聞けば「non non」って。nonってか〜!思わずホームにひれ伏すワタクシ。Liège行かないと、リエージュ・・・。ちょっと、じゃ53分ってなんだったのよ。考えてる暇もなくまたしてもエスカレーターを駆け下りてコンコースに降り立って走らんとするワタクシにホームで一部始終を見ていたと思われるお掃除のおじさんが「Liegeは12番ホームだよ・・・(ドップラー効果発生中)」と声をかけてくれた。おお!12番ね!おじさん、ありがとう!と走りつつ叫んだワタクシの声はあのおじさんに届いただろうか・・・。この時ワタクシにはこのおじさんが大天使ミカエルに見えましたわ・・・。

Michael1
注)画像はイメージです。決しておじさんでは(笑)。
さ〜間に合うか、12番ホーム!コンコースを駆け抜けて12番ホーム、掲示板を見ると8:56 Liège(本当の行き先は終点のどこかだったけど経由にLiègeとあった)とある。時間を見ると8時53分過ぎた所。おおなんとか間に合うわ!でも心配なので最後の力を振り絞ってエスカレーターを駆け登ると、まだ電車来てない(感涙)!ふらふらになってゼイゼイとホームをゾンビのように歩く私があまりにもひどい状態だったのか女性が「Are you all right?」と声をかけてくれまして。「I’m OK」とちゃんと英語で返したワタクシ、まだ頭しっかりしてるじゃないのと思いましたです。いやそれにしても周りの人がみんなワタクシを見るのでそりゃもうよっぽど可哀想な状態だったんでしょうね・・・。とりあえず息を整えなくちゃとベンチに座る。そしたら56分になってもまだ電車来ないんだ(怒)。これがベルギーの鉄道事情です。
結局2−3分遅れて電車到着。ほうほうの体で車両に乗り込み座席に座ってたらこれがまたすぐに出発しないのよ。オイ、どうなってるんだ。このワタクシの激走をどうしてくれるんだよ!死ぬかと思ったよ、マジで!この後途中のLeuven(ルーヴェン・有名な大学がある都市)まで鼻水やら咳やらが止まらず日本から大切に持ち帰った鼻セレブが大いに活躍致しました。
後日談(とはいっても昨日の午後の話)ですがね、8時53分てのはワタクシの思い違いだったんです(汗)。携帯のメモにはしっかり8時56分って書いてありました。いや、これも不幸中の幸いってことでしょうか。でも結局電車は遅れて出発し、リエージュには10時10分着と大幅な遅刻になってしまったのであった。
さて、こうしてなんとかリエージュに辿り着いたワタクシにさらなる試練が待ち受けていようとは・・・。ワタクシに神の御加護はあるのか!?
続く!

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