自家製バインセオ

2021/06/10Bruxelles.Comments: 0

ワタクシ、ベトナム料理が大好きでParisに住んでた頃は13区のチャイナタウンのベトナムレストランに通ったもんざます。中でもPlace d’Italieに近いところにあったレストランがお気に入りでそこのバインセオが特大でお得感が半端なくて大好きだったんですが（もちろん美味しい）、ブリュッセルに引っ越してしばらくして行ってみたら閉店してしまってそりゃもうがっかりしたもんです。
その後ブリュッセルで美味しいバインセオが食べられるベトナムレストランはないかと必至に探したものの、どうしても見つからず、これはもう自前で作るしかないわね！とレシピを見つけてSeanが生まれる前は良く作ったものでした。このバインセオ、簡単そうに見えて結構コツがいるんで難しいのだ。今回ココナッツミルクが半分強余ってたんでよっしゃここは久々にバインセオ作ってみるか！と腕まくり。
出来上がりはコレ

ああ懐かしい。
この皮をパリッと仕上げるのがと〜っても難しいんざんすよ・・・。
実はこの写真のは3枚目。ええ、3回やってやっとうまく行ったのがコレざんす（汗）。やっぱり作り慣れてないとダメざんすね。多分ココナッツミルクの量が若干足りなかったんじゃないかとは思う。なにしろ残りモンの消費目的だったんで、やっぱり一缶使うのが一番良いんじゃないかと。それと、今回使ったココナッツミルクが若干クリーミーなタイプだったのも敗因かもしれぬ。缶入りのココナッツミルクはサラサラタイプとクリーミータイプとあって、こればっかりは開けてみないと分かんないんで仕方ない。最後の方のはお水を足してサラッとさせたお陰でなんとかなった模様。
バインセオはレタスで巻いていただくのだ

人参入りのタレもね。
本来バインセオには豚肉とエビが入るんだけど、両方ともなかったんでカニカマで代用。
これがまあ美味しかったのは良かったんだけど巻き用のレタスがやたらパリパリ感半端なくて巻こうと思うと巻いた端から破れちゃって巻けないのよ（泣）。それでも頑張ってコリアンダーと一緒にバインセオ巻いていただきました。タレを付けて食べると本格派っぽい。
オトナのワタクシとPaulがうまいうまいと食べてる横でSeanの食が進んでないんでおやキミどうしたんだねと聞いてみたら「ボクこの味がちょっと好きじゃないんだよ」と。え？なんで？バインセオの皮に何が入ってるかと聞かれたんでココナッツミルクだと答えたら「やっぱり〜。ボク、ココナッツミルク好きじゃないの」って。ああなるほど、ここにタイカレーが苦手な理由があったか（苦手な理由はコチラ）。

キミさ〜ココナッツミルクはベトナムやタイ料理のキモなのにそれがダメってもうそれは人生における美食の半分ぐらいを諦めちゃってるのに等しいんじゃないかとワタクシ滔々と説得してみたんですが、14歳のおこちゃまにはまだエスニック料理はオトナの領域のようであった。まあ、まだ時間はたっぷりあるんだからこれからワタクシが慣らしてやろうじゃないの。

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