（ほぼ）全部見せますベルリンの壁＠イーストサイドギャラリー

2021/08/25Bruxelles.Comments: 0

良きサマリア人のオジサマのお陰で無事イーストサイドギャラリーにたどり着いたSean＆ワタクシ。
しかし、この痛恨のエラーのせいでゆうに30分以上の時間のロスをしてしまったのであった。実はこのイーストサイドギャラリーの後にSeanがどうして観たいと言うチェックポイントチャーリーに行こうと思ってたんだけど、時間は既に夕方の5時を回ってるんでどう考えてもこの後回るのは無理であろうということでSeanに話してみれば、暑いし足が痛くて疲れたから今日はもういいとアッサリ受理されまして。ま、そうよね・・・。
そんなわけで念願のイーストサイドギャラリー

こういうとこにも落書きする不届き者がいるのにガッカリ（怒）。
GDRってあるのは旧東ドイツの意味ざんすね。
ベルリンではおそらくダントツの人気スポットだけあって観光客が沢山来ておりました。シュプレー川の川辺にはバーみたいなのもあってまったりしてる若者たちも。彼らはきっと現地ドイツ人じゃないかと。
壁に描かれた絵の前にはところどころに説明が添えられております

ドイツ語だけどなんとなく書いてあることは分かるような。
1961年に壁が建てられて、崩壊したのが1989年11月9日、1990年の2月から9月にかけて壁画が描かれて、2009年に修復されたみたいな感じざんすね。しかし、壁が建てられた1961年の日付が書いてないのはどうしてなんだろうか。
実はこの日の翌日の朝のニュースでしきりにドイツの壁のことが放送されてて、当時の壁の様子とか東から西へ脱出しようとした人たちのこととかが映像で流れてたんでSeanとよ〜く聞いてみたらどうやら8月13日はドイツの壁が作られた日で、今年は壁が作られて60周年の年なんだそうな。
街角には脱出せんとする人の写真が

なんだか切ないざんすね・・・（しんみり）。
これを見て13日に壁を観に行ってたらさぞかし混雑しただろうし観光客よりドイツ人とか、もしかしたらちょっとヤバい人たちとか来たりしたかもしれず、知らなかったとは言えSeanと12日に観といて良かったよね〜と頷きあったのであった。
さ〜てじゃ一気にご紹介いたしますよ。
最初の方から

カラフルなのはラテン系。

これはメッセージ系。

このおでこの痣からこのオッサンはゴルバチョフざんすね。

核兵器反対系。

こちらもメッセージ系。

平和へのメッセージ系かな？

超有名なブレジネフとホーネッカーのキス。
ここでは記念撮影が大賑わいで、カワイイ女子がモデル気取りでポーズしまくっておりました。っていうかこの絵の前でセクシーとかないと思うんだけど、しきりに友達から「もっとセクシーにポーズして〜」とか言われて本人もその気になって何度もポーズしてるのがちょっと笑えたワタクシはもはやオバサンなのかしら（笑）。
ちなみに道を挟んだ反対側は

なんの変哲もないビル街。
さ、壁の続き

ほっこり系。

細密画系。
よ〜く見るとメッセージがあちこちに隠されておりました。
さてコチラがSean＆ワタクシの一番のお気に入り。
でっかいので3分割で

左側にはレイ・チャールズにネルソン・マンデラ

真ん中にはジュリエット・ビノシュとジャン・レノがニッコリ

右側にはイヴ・モンタンと何故かサル（笑）
これはフランス人アーティストの作だそうで、ぱっと見てとってもハッピーなオーラが漂っておりました。ワタクシはあの有名なキスの絵よりもずっとこっちのほうが好きざんす。
あ、でもSeanはこっちのほうが好きなのかもね

バットマンとジョーカー（笑）

日本人の作じゃないけど日本（笑）
で、ワタクシの見たかったのはコレ

これが見たかった。
だって

ベルリン天使の詩にも出てきたあの絵ざんす。
これはブルーノ・ガンツの天使が人間になったシーン。しかし、当時の絵はまだグラフィティの域を出てないような感じ。映画が撮られたのは壁の崩壊前なんで（公開は1987年）1990年にこれを元にアーティストがペインティングしたのかも。
壁は1.3キロ続いてるんですけども途中で工事中の部分があって足場が組まれて良く見えない絵がいくつかあって、ちょっとお気の毒。他にも白く塗りつぶされて新たにペイントされるのを待ってる状態の壁もあったり。
さ、そろそろ終わりに近づいてきました

50sっぽいシャレオツなイラスト系。

パステル系。
ってな感じで全部みっちり観ましたぞ。いや〜足が疲れた・・・。
最後の方は段々観る人が少なくなって寂しくなっちゃったんですが、おそらくあのブレジネフとホーネッカーのキスを観たらオッケーみたいな感じで回れ右して帰る人が多いんじゃないかと。
ペインティングのテーマは主にLove、Peace、Liberty、Nature、あとは核の警告ですかね。
Googleのアートのサイトでペインティングをかなり沢山題名付きで紹介してるのを見つけたんで参考にしてみてくださいまし

最後の絵を見終わったのが大体5時45分と出てるんで1.3キロを45分くらいで観て廻ったっていうことざんすね。これは早いのかどうなのか・・・。で、このイーストサイドギャラリーは中心から少々離れたところにあるんだけど、行きはよいよい帰りは怖いの典型的なやつでして、最終地点から中心部に戻ろうとするとこれはもう鉄道のSバーンしかないのだ。しかし、この日は木曜日で例のDBの運転手のストの最終日で思いっきりダイヤが乱れておりまして、Sバーンのダイヤがどうなってるのか良く分かんない状況だったのだ。そんな中行き先間違えてSバーンに乗っちゃってよくもまあ30分程度で戻れたなと、つくづくあのオジサマに感謝するしかないワタクシたち。

とりあえずホテルのアドレスを入れてGoogle Mapで検索すると割と近くにSバーンの駅があるんで前を歩いてる他の観光客っぽい人たちの後をついて（でも危険なんでちゃんとGPSしておりますよ）行くとまたしてもガラス張りの駅が。ああやっと戻れるわねとベルリン中央駅へ行く電車を見るとなんと出発が1時間後😱これはもう間違いなくストの影響であろう。ううむこんなところで1時間も暇をつぶすわけには行かぬ。さらなる検索をするとBusというのがあるじゃありませんの。バス！バスは考えつかなかったわ。でもBerlin Welcome Cardは乗りホなんだから使わない手はない（しかも14歳までは大人と一緒で使えるのだ・SeanギリギリOK！）。よ〜しどれだったらオッケーなんだねとGoogle Mapとバス停の運行表を首っ引きで調べてコレだってのがあったんで待ってるとまさにその1台がそろそろとやって来るじゃありませんの。運転手のおじさんにベルリン中央駅に行きたいんですけどと英語で聞いてみたら運転手さんなかなかお上手な英語でちゃんと降りる停留所を教えてくれまして、ホッとして席に座り込んだSean＆ワタクシ。もちろんちゃんと質問できるように運転席のすぐ後ろに陣取りましたわ。そして運転手さんにここで降りてUバーン（ちゃんと番号まで教えてくれたのだ）に乗り換えてね〜と言われて降りたのがココ

Rotes Rathaus。
何かしら、なにげにモニュメントっぽいんですけど？と調べてみたら赤の市庁舎という立派な観光名所だったのであった。運転手さんのお陰でなにげに一つモニュメントをクリアできちゃったというおまけ付きで、いやもうこの日はドイツ人の優しさで助けられた一日だったのでありました・・・。