Base de sous-marin de Keromanでガイド付きツアー体験
さてさてブルターニュのヴァカンスも大詰め。
潜水艦三昧の一日ってことで潜水艦をじっくり見物した後は第2次世界大戦中のドイツ軍の潜水艦ベースをガイド付きのツアーで見学ざんす。これも前日は満員で観られなかったんで人気のツアーなのかもしれぬ。
Keromanてのは半島の名前でして、このベースがある場所ってことですね。で、このベースにブンカーが3つ残っておりましてそれがK1、K2、K3。このKはKeromanの略ということらしい。
K4まで作られたみたいですが、ベースにはK3までしかなかったような。ここは文化財指定。
ツアーの出発は3時45分で参加者は総勢10名ほど。コロナだからこのくらいの人数でギリギリなんであろうね。見学はK1とK3で、まずはK1から
K1はFlore S645の後ろにそびえてたブンカーざんすね。
ここでは中に入らずに外から中の様子を覗く感じで、ガイドのお兄さんの話をふむふむ、ふむふむとじっくり拝聴。
一通り説明が終わった後はK3へ移動
中は当然ながらガラ〜ンとしております。
セメントで作られたというだけに今でも十分モダンに見えるけど、あちこち傷んでて時の流れを感じます。
1つ目のドック
ボートが繋がれてて今でも多少は使われてるみたい。
幅が潜水艦向けだけに狭いのね。
2つ目のドック
ここは普段使われてないのかフェンスが。
日が差し込んで天井がキレイ
ここにかのU-boatとかが格納されてたんですねえ。ううむ感慨深い。
見学はそんなにあれやこれやと見て回るわけじゃなくて、これはもうガイドのお兄さんのトークショー的な感じで、もうお兄さんノンストップでしゃべるしゃべる
こちらがそのお兄さん(名前忘れちゃったわ、ゴメンなさいましね)。
ちょっとぽっちゃりしてウフッって感じが親近感。でもすんごく真面目そうなのだ。彼はLorient市に所属する公式ガイドさんで、ここのLa Base所属ではないんでプロのガイドざんすね。まだ若いのに自分が生まれた何十年も前の歴史をよどみなくまるで語り部のごとく説明してくれまして、ワタクシえらく感心してしまいました。
ドックを端から端まで観た後は細い階段を登って1階部分へ。ドックに向かって壁が開放されてて下を覗くことができるスペースでちょっと休憩しつつお兄さんのお話を引き続き拝聴する我ら。
そしてここから更に上へ
ここは何のスペースだったっけな〜(汗)。
お兄さんの話で憶えてるのはここにも当然空襲とかあったんで、その爆撃の痕が残ってるってところでしょうか。確かにボコッと穴が開いてるところがあったりして、セメントで頑丈に作られてても空襲にはやられちまったってことで。
そして見学の最後に更に上の屋上へ
流石にデカい。横にストライプの様に並んでるのが潜水艦のドックですかね。
反対側は対岸のビーチが
ヨットがたくさん出ておりました。
Seanが座ってるところの表面がどころどころ色が斑になってるんですが、これはドイツ軍の迷彩柄が残ってるんですね。実はブンカーの壁は全部この迷彩柄で覆われていたんだそうで、現在ではかなり剥げちゃって網で覆われてるんですが当時はさぞかし威圧感満点だったんじゃないかと。
お兄さんのワンマンショーで約2時間近くみっちり見学しましたが、さすがプロのガイドさんの案内は退屈しませんであっという間に終了した感じざんす。参加したメンバーも年配の人が多いのかなと思ってたら、腕にタトゥーのお兄ちゃんとイケイケなお姉ちゃんのカップルとか高校生っぽい子供を連れた家族とかバラエティに富んでて、この手の見学は誰でも楽しめるんじゃないかなと思った次第です。このお兄さんのガイドっぷりを堪能するのもこの見学の見どころなんじゃないかと。
Base de sous-marin de Keroman
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