La Buvetteでバースデーディナー

La Buvetteでバースデーディナー

なんだかんだでもう11月、のブリュッセル。
今年もあと2ヶ月だなんて、ついこの間ヴァカンスだったような気がするんですけど、この時の流れの速さはどうよ。
っていうか、ワタクシ的にヴァカンス後がもうドタバタで早すぎたって感じざんす・・・。残り2ヶ月なんとか踏ん張って参りたいと思っておりますわ。

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さて、ワタクシとPaulは5歳の年の差なんですが、ワタクシが今年還暦だったんで彼は必然的に65歳。そんなわけでめでたく先月18日に65歳になりまして、STIBのシニア割引が年間なんと12ユーロになるっていうんでウキウキで誕生日当日に定期券を買いに走っておりました。
そんなPaulのバースデーディナーをどうしようかと頭を捻っていたワタクシ。なにしろワタクシの還暦の時はデンマークで一つ星のレストランでご馳走になったんでそれなりのお返しをしたほうが良いとは思うものの、悲しいかなPaulほど懐の余裕がない(泣)。

しかもSean抜きにすればまだちょっとは贅沢できるんだけど、PaulはSeanも一緒のほうが楽しいじゃないかと言うし。色々と考えて結局PaulがLa Buvetteに行ってみたいな〜と言うんでアラそう?と喜んで予約いたしました。
La Buvetteは友人とランチしに行ったんでワタクシは経験済み。でももう9年も前の話なんで多少変わっているんじゃないかと。
2015年のレポートね

ここはキノコ料理のレストラン、Café des Sporesと同じ系列

2つのレストランはお向かいさんざんす。
さらにCafé des Sporesの隣には自然酵母のパン屋さんHopla Geissもあって、ここはまさにシェフのNicolas Scheidt通りの様相ざんす。

予約は7時半でほぼほぼ時間通りに到着。Paulは車を停めるというんでSeanとワタクシだけ先に入店


昔の入口にあったビニールのビラビラはなくなってシックな趣に(店内もカジュアル感がちょっと薄まっておりました)。
しばらくお店の前でPaul待ちしてたんだけど駐車場所がなかなか見つからないと言うんで諦めて中へ入ったんだけど、待ってる間に花火がパンパン言う音が聞こえてきて、一体なんだろうかと思ってたら、後で良く考えたらこの日は10月31日でハロウィーンだったのね。レストランのあるSaint-Gillesはバーやらカフェやらがわんさかあるんで、きっとハロウィーンで賑わってたんであろうね。
30分近くかかってやっとPaulが駐車して合流。これもハロウィーンのせいだったというわけで。
さて、やっとオーダーざんす。ここはmenu dégustation一択


ワタクシたちは追加はナシで。
まずはアミューズ


右はグリルした人参とフェンネルのキムチ、左は子羊肉(ワタクシは肉抜き)とダル豆のミニ春巻き。


麻のクラッカーにイエロービーツとカタバミ乗せ。
のっけからちょいと捻りが効いた面々が。キムチがどんなんかと思ってたら全然辛くなくてめっちゃマイルドなキムチ。まあほんまもんのキムチ出したらこっちの人は食べられないかもしれないしこれは賢明かもね。どれも一口でいけちゃうんだけど、優しいお味で美味しかったざんす。Seanはクラッカーが美味しいと言っておりました。
ここでパン登場


これは系列のパン屋さんHopla Geissのパン。
黒っぽい色したバターは黒にんにくを練り込んだバターなんですと。これがなかなか美味でヤバかった。パンもほんのり温かくて進んじゃってマズい(汗)。
今回のワインはコチラ


ワインリストはそんなに充実してない中からChinonをチョイス。
でもね、このChinonが美味しかったの。Bioなんだそうで、クセもなくスルスルと進んじゃう赤ワイン。
ではアントレ


燻製のマスにグリルしたポワロー。
これはなんとなくアントレと言うよりはメインに近いような気がしないでもない。ワタクシはポワローが最初ゴボウかしらと思ったんだけど、かなりみっしりとしたポワローだったというね。サバイヨンもいい仕事しておりました。
1つ目のメイン


タラとセップ茸のジュの麦のリゾット。
上に乗っかってるのはセップ茸。このリゾットが真似したい美味しさで。淡白なタラと相性良し。
2つ目のメイン


Brasvarのフィレミニョンとシューファルシ。
Brasbvarというのは豚の種類だそうで、味に特徴があってとってもジューシーなんだそうな。

ベルギーのブランド豚なのかしらん。
ワタクシは豚の代わりにセロリラヴ(根セロリ)。


なんかブランド豚の代替えでセロリラヴってなんだかやけに安上がりな気がしないでもないんだけど(笑)。
これがみっちりと身が締まってて美味しかったんで、まあ許そう。
最後はデザート


マスカルポーネのムースとパッションフルーツのソルベ。
マスカルポーネのムースはティラミスをムースにした感じでふわっと軽い。パッションフルーツのソルベで甘さが中和されるのもまた良し(元々ムースも甘さは控えめ)。
〆はお茶受けで


全体的にオレンジ色でカワイイ。
マドレーヌのお茶のジュレ乗せ、故障風味のホワイトチョコレート、マンダリンのパート・ド・フリュイ。いや〜このマンダリンのパート・ド・フリュイが絶品でしたわ。どうやって作るんだろう。ちゃんとみかんの形になってるのがカワイイ。う〜ん美味しかった。
こんな感じでPaulのバースデーディナーはつつがなく終了。やっぱり家族みんなでお祝いするのは楽しいざんすね。menu dégustationは65ユーロなんだけどお値段以上の満足度で満足満足。

La Buvette

108, chaussée d’Alsemberg 1060 Bruxelles
tel: 02 534 13 03

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