Train World – ブリュッセル版鉄道博物館(前編)
あんだけ暖かかったのにまたしても気温がガク〜っと下がって昼間でも6-7度程度しかないブリュッセル。今日なんか雹が降ったりして、寒の戻りっていうやつなんでしょうかね・・・ブルルル。
さて、もうすっかり前の話になってしまったんですが、Pâquesのヴァカンス中のお出かけの話。
なんだかんだ言って結局旅行はしなかったワタクシたち、どこにも行かないんじゃSeanが可哀想なので1週目はブリュッセルであっち行ったりこっち行ったりしておりました。その中でも一番のハイライトはやはりTrain Worldですかね〜。ここはSNCB(日本のJRみたいなもんですね)がSchaerbeek(スカルベーク)の旧駅舎とその敷地内に作ったいわゆる鉄道博物館で去年の9月25日にopen。出来た時は我が家がベルギーのニュースを見ないんで出来たことすら知らなかったんですが(汗)街頭のポスターかなんかを見て「あら、そんなの出来たんだ」なんて感じで巷がどう反応しているやら全く感知せず状態でした。でもサイトを見てみるとなにやらスタイリッシュにまとめてあってなかなか良さ気に思えるので、ご存知鉄ちゃんSeanはさぞかし喜ぶに違いないと早く連れて行きたいと思っていながらついつい遅れること半年、やっと訪れることが出来たというわけでして。ワタクシもちょっと興味津々だったりしたのでSean共々ワクワクしながら行って参りました。今回は写真たっぷりで前編後編でご紹介いたしますぞ。
実は行くのが遅くなったのにはもう一つワケが。この博物館のあるSchaerbeekっていうところがちと柄の悪い地区なんですね。でもって先日のテロ関連の立ち入り捜査で犯人グループの潜伏場所があったり、自爆した犯人の出身地だったりと何かと良い話を聞かないエリアなのである。ま、でもPaulがおりますのでね、とりあえずは問題無いですが、いなかったら絶対足を踏み入れないエリアであることは確か。
さて、入り口はどこなんだろうかとウロウロしちゃうくらい地味〜な看板で意外と控えめなこの博物館。京都の鉄道博物館openの大々的な宣伝を考えるとちょっと毛色が違うらしい。ヴァカンス中とはいえ平日(木曜日)、それほど混んではいないだろうと思ったら案の定並びもせずサクッと入場できました。ま、場所が場所だけにテロ事件の直後なら致し方なしではないかと。
チケット売り場も昔の切符売り場をそのまま再利用
Sean先生既に若干コーフン状態で乗り出しております。
チケットもレトロ
昔の切符をプリントしてあります。
26歳から65歳まで(つまり大人ね)は10ユーロ、6歳までは無料、26歳以下と65歳以上のシニアは7.50ユーロ。ま、そんなにはぼったくってないですね(日本のほうが若干お安いような)。
入り口からすぐのところはcafé
ここにも鉄道模型が展示されていてSeanはいきなりかぶりつき。
でも、ワタクシ個人的にはメニューにキャロットケーキ(でも7ユーロって高くないかしら)があるのを目ざとく見つけましてどっちかって言うとそっちの方に目が行っちゃいましたが、いやいやこういうところで飲食するのは自粛したほうが良かろうと軽くスルーして奥へ。
するとガラ〜ンと広い広間のようなスペース
ここは昔何だったんでしょうね〜。待合室?天井の鉄骨が素敵。
模型の展示や、左側の切符売り場的なところには時代を追って当時の券売機や切符、SNCBの制服が展示
ワタクシは奥の方にある券売機(?)の流線型のフォルムに目が釘付け。アールデコ的な臭いがプンプンとね・・・。
ここでの展示はこれで終了。ちょっとちょっと、これで終わりってことはないよね?(これで10ユーロは暴れますわよ)実はここの旧駅舎は触り部分でして、まあ建物と展示を観るという感じでしょうか。ここで終わりかと思って焦るのは順路がデカデカと表示してないからでして、まあこういうのってデザイン重視だったりするヨーロッパではありがちなんですが(入り口の控えめさと言い、ここんちのコンセプトかしら)外に一度出るということになっているらしい。っていうか人が外に出て行くのを見て同じようにしただけなんですが(笑)。ドアを開けて外に出ると小雨が降っておりまして、雨の中外に一旦出るってのはあまり嬉しくないんですけど〜と思いつつ展示してある電車に取り付くSeanを激写したり。
ここの電車は雨ざらしなだけにお触りし放題
レンガ造りがいかにもベルギー的な感じ。
そう言えば、アントワープへ電車で行く時に窓からこの建物が見えてたな〜と思い出しましたが、その時は教会かしら、なんて思ってたような記憶が。屋根がそれっぽくもあり(十字架ないけど・笑)。
反対側を見てみれば
現役のSchaerbeekの駅のホームがずらずら〜っと。なんだか殺伐としてるよね・・・。
雨を避けつつ前を行く家族連れに習って隣の建物に進んでいくと打って変わってモダンな建物が。ここでチケットを検札機に通して中へ。
すると
おお〜!
これを見た途端鉄のSean先生おもむろに足がソワソワ、目が泳ぎ始めてついに走り出す始末・・・。
さてさてこの続きは後編で!
Musée Train World
5,Place Princesse Elisabeth 1030 Bruxelles
tel: 02 224 74 98
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