Vitalのヌガー
雨模様のブリュッセルからこんにちは。
今日は雨ですがどうやら今週はまたまた暑い日が続くらしい。本当なのかな〜ガセだったりする可能性もあったりするのであまりあてにはなりませんが、まだまだ秋本番には遠い様子。
さて、10日ほど前だったかPaulの親友のVincentがフィリピン人の恋人をヴァカンス中にベルギーに連れて来てそのまま内縁関係の手続きをしようとしているということで、我が家にお披露目に(実はロータリークラブの会合でお相手出来ないのでウチにベビーシッターを頼むため)やって来た。彼から前々から聞いていたんだけど、どうやらフィリピンは日本のように3ヶ月までは旅行者として滞在OKという法律はあるらしいが、一旦それをOKというしちゃうと帰国しないという問題が跡を絶たず、3ヶ月とかそれを超える滞在にはなかなかOKが出ないという話。この彼女はシングルマザーで10歳の女の子がいるらしいが、今回はその子を自分の家族の元に預けて単身渡白したらしい。しかし、内縁関係を結ぶったっていつ許可が下りるやら分からないわけで、その間子どもは母無しで過ごすわけね・・・。10歳のわが子を自国に置いてでも来たいというのはそれほどの愛ってことなのかしら(ワタクシはSeanを置いて自分だけなんて無理ですわ。あ、Paulを置いてくのはいつでもOK・笑)。
そんな彼女、話を聞くとどうやらVincentより20歳位若い。ま、ドロドロの離婚劇をしたVincentですのでヨーロッパ人は懲り懲りのはずで若いアジア人は魅力的なんでしょうかね。しかも彼女のシチュエーションから考えるとそりゃもう尽くしてくれるだろうから入れ込んじゃうのも無理は無い。ホテルでお勤めだったというからなんとなく数年前のドミニク・ストロース・カーンのスキャンダルを思い出しちゃいましたが、彼女にしてみればこれがうまく行けばそりゃ玉の輿。なにしろVincentの家族はCourtrai(コルトレイク)のそこそこの名家でお父さんの代から(もしかしたらその前から)ロータリークラブの会員でそりゃもうスノッブなお家柄なのである。Vincent本人も自分で会社を起こしてなかなかうまいことやってるらしい。ちなみにPaulはこのVincentの会社のお手伝いをちょっとだけやっとりますが、Vincentの爪の垢でも煎じて飲ませたいと常々思っているワタクシなのである。
で、先日このVincentが我が家にやってきた時に「ホラ、お土産だよ!」と渡してくれたのがコレ
なんですかこのFragileのテープに巻かれたビニール袋の塊は。
・・・とコレを抱えて入ってきたVincentを見て思わず口に出してしまったワタクシですが、実はVincentは工業用レーザーカッターの機械を販売する会社を経営しておりまして、彼のクライアントに創業90年になんなんとする老舗のヌガーの会社、Vitalがありまして、これはそこからいただいたのをおすそ分け、ということらしい。
しかしだね、いくらおすそ分けと言ってもヌガーの切りだす前の状態っていうのはどうなの。これ齧るっての、このまんまで?実際このヌガーの板、長さ45cm強、幅25cmでデカいの。それが厚さは薄いのも1つあったものの3枚もあればそりゃ重いわ。しかも、甘いモノ好きなPaulはいざ知らず、ワタクシとSeanは甘いモノはそれほど好きではないのでもらってもわ〜い♪とはならないのである。ちょっと〜どうすんのよコレ。1年かかっても食べきれないわ、こんな量。などと思いつつ保管する場所もないので仕方なく洗濯機の上に置いておいたのであった。
しかし、ついにこのヌガーにも日の目を見る日が。
昨日はSeanの補習校でワタクシが副委員長を務めるマロニエ祭の委員会がありまして、おおそうだ、委員の皆さんにこのヌガーを配ろうじゃないかと思いついたのである。いえ、我ながらナイスアイデアだと思いましてね。早速前日の金曜日に委員の皆さんに「お渡ししたいものがありますので大きめのタッパー持ってきてくださいね」とメールしたワタクシ。さ〜メールしたからにはこのヌガーの板を切らねば、となりました。せっかくだから3種類全部差し上げたいので、とにかく洗濯機の上から重いヌガー板3枚抱えてきまして、いざカット。
こんな板ですのよ
これはよくわからないでしょうがクランベリーとアーモンド。
中はこんな感じ
分厚いんです。3cmはありましたかね。
同じサイズでもう一つ
こちらはアーモンド。
オンラインショップを見ると、この分厚いやつ2種はクラシックというカテゴリーらしい。パパイヤとパイナップルのせはTendre Suprême(超柔らかい)というカテゴリー。
さあ、切るぜ!ととりかかったワタクシ、やっぱりヌガーだからねっとりくっつきそうだと自分の切れ味スッキリの包丁を使う気になれずPaulに譲った切れ味の悪い方を使いましたがこれが大正解でございました。ま〜これがくっつくのなんのってもう。でもって硬いの。たしかにパパイヤパイナップルのは超柔らかいというだけあってまだ良かったが、残りの2つは一応商品名にはTendre(柔らかい)と書いてあるけどもう硬くて硬くて額に汗して押す手のひらに全体重かけて切りましたよ。
こんな具合に切れましたが
ハイ、包丁にこびりつきまくり(コレ取るのに熱湯かけないと綺麗にならない)。くっつくから最後の方は形が歪んじゃいましたわ・・・。
いやそれにしても力はいりました
結果手のひら真っ赤っ赤(泣)。
痛かった・・・。今日もまだ痛いっす。そりゃよく考えて見ればこれをレーザーカッターの機械で切ってるわけですから、それを人力で切るってのがそもそも無謀なわけで。しかしね〜Vincentもよくまあ何の手も加えてない原本というかまんまのヌガーを板ごとよくくれたよな〜と。きっと彼も手に余ったに違いない。
結局ワタクシが30分ほどかけてカットしたのは半分ほど。切り上がったのをサランラップで包んで袋に入れたらこれがまた重いのなんのって、多分2−3キロくらいあったんじゃないだろうか。でもね、オンラインショップみるとヌガーバー150グラムが一つ3.95ユーロなので、結構良いプレゼントになったんじゃないかと思います。
ワタクシたちは残りの半分を食べるのだろうか・・・(さてどうだろう)。
こちらVitalのサイト。ゲントとブリュージュの間にあるそうな。
オンラインショッピングもアリ。
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1番好きなのは世界遺産のベゲインホフの隣の建物にあるTable D’Amisの中庭なんです、、コルトレイクはちょっとランチに!といっても、、ぇええ〜❤︎り、リュクスで敷居の高いところばかり
仕事ですが、気の置けない友人たちが餌付けをしてくれます
オシャレで、優しいベルギー大好きです、フランスへ行くと家屋がいきなりダサくなってがっかりします、、、あの5キロのチョコの味を思い出して眠れなくなってしまいました⤵︎
nouvelleさん、お話を聞いていると何かベルギー関係のお仕事をされているのでは?などと勘ぐってしまいますが、この二つ星レストランってのはLa Duréeですか?コルトレイクは小さい町なんですがミシュランの星付きレストランがゴロゴロあるのでさすがリッチな町という感じです。しかし5キロのショコラの塊もらっても困りますね〜。気前良すぎるのもかえって迷惑・・・(笑)。
またまたこんにちは!お話の中に!!!ぬぬぬ!!!というポイントがあるとついついコメントをしたくなってしまいまして、もちろんイチポチ済みです
コルトレイクといえばこの春、友人に連れられて二つ星のレストランに行きました
お料理はもちろんの事、インテリアも申し分なく特にトイレが、昔の井戸のような室礼になっていて素敵でした
そして、笑、2度、5キロのチョコレート塊をベルギー土産にもらって帰ったことがあります、、ネタにはいいけど、旅行者には辛いお土産でした