これは告白なのだろうか・・・
今日は節分ですね👹。Seanが小さい頃はPaulを鬼に豆まきをしたもんですが、その豆まきした後の豆の回収をする(だってもったいないじゃありませんの・貧乏性)のは結局ワタクシの役目ってことでなんか割に合わないよな〜と豆まきをするのを止めて久しい我が家でございます。
で、そんな節分イヴの昨日、毎週木曜日の折り紙教室でこの豆まきを説明して豆まき関連の折り紙を教授いたしました。
この折り紙教室にアルチュールという(まず見られることはないと思われるがフランス語表記にすると差し障りがあるのでカタカナ表記にいたします)6年生の少年がおりまして、このアルチュール(英語だとアーサーね)、折り紙が非常に好きらしく9月の登録のときもママと一緒にワタクシの到着を待って一番乗りで登録したという熱心な子なのである。が、6年生とは言え飛び級を1つだか2つだかしてるだけに行動はまだお子ちゃまでして、何か気に入らないことがあると教室からダ〜っと飛び出してしまうというわがままぶりを発揮。こんなことする子はこれまでにいなかっただけにワタクシも結構面食らいまして1学期は怒りこそすれ、厳しくは注意しておりませんでした。が、2学期に入ってすぐ、このアルチュールと彼が教室を飛び出すとそれに乗じて真っ先に追いかけて行くというのを繰り返していた4年生のイネスという女の子の二人に対して、これから一度でも教室を出て行ったらもう戻ってこないくていいから止めてもらう、キミたちのご両親には事情を話して授業料を即刻返金するのでそのつもりで、と伝えておいた。
しかしですね、このアルチュール、学校の授業ではどうなのか知らないが(教室から飛び出すなんてことをやったら速攻で校長室行きだと思うけど)ど〜も気に入らないことがあると腰が浮きかけるのである。で、それを見るにつけ「あ、また外に行くわけ?行ったら終わりだからね」と脅しつつなんとか脱走を予防しておりました。
さて、昨日のレッスン。イネスが折り紙を折りながら瓶に入ったボンボン(練りアメだかなんか?)を3つほど机の上に並べそれをかわりばんこに舐めながら折っているのを発見。ただでさえ集中できないってのにお菓子食べながら参加するってのはどうよ。っていうかこれはNGでしょうよ。で、食べながらやるのを止めてすぐに片付けなさいと注意したところ「大丈夫食べながらできるから」ってそういう問題じゃないだろうよ(怒)。食べるか折り紙やるかどっちかにしなさい食べるんだったら外に行って戻って来ちゃいけませんと言うと渋々片付け始めた。するとこのイネス、3つあったボンボンの1つがない、アルチュールが盗んだと騒ぎ出した。言いがかりをつけられたアルチュールは盗ってないと言うものの、なにしろ日頃の行いが行いなだけに周りは盗った盗ったと責めるんですな。で、ワタクシ本当はどうなのとお弁当箱を開けさせてみたところが何も入ってない。イネスにないわよ、と言うと「いんや、絶対アルチュールが盗んだの!」と譲らない。ま〜これがもう執拗に盗った盗ったと食い下がって、いい加減に止めなさいと言ってもワタクシが説明してる間にもブツブツブツブツと責める始末。あまりのうるささに頭にきたワタクシ「分かった、キミたち二人で解決しなさい。収まるまで教えない」とストに突入、椅子に座って知らんぷりを決め込んだ。そしたらですね、ま〜ドンドン口論がエスカレートして叫び合いになっちゃってうるさいのなんのって、業を煮やしたワタクシ、「今回は特別に許すので外でやってくれ」と教室から出てもらったところ程なくしてイネスだけ戻ってきた。どうやらまたしてもアルチュールはそのままフケたらしい。ったくこのガキども(スミマセンね言葉が悪くて)はいったい何なのかしらと思っておりましたが、この教室を出るときにアルチュールがワタクシに手渡してきたものがありまして。何なのかしらと見てみれば
ハートだわ・・・。
そう言えば、ワタクシがレッスンを始めるときに説明を聞きもしないで何やらせっせと折ってたよな〜でもって説明を聞きなさいと言ったらこれはマダムので・・・、と言ってたな〜と思い当たりまして。
ちょっと、これって何かしら、ヴァレンタインデーのアレ?なんだか学生時代を思い出しちゃって思わずうろたえてしまったワタクシ、そそくさとバッグの中に放り込みましたが(笑)なんというかまあ複雑な気持ちになりましてね・・・。
実は先週もこのアルチュールは途中でレッスン放棄で教室から飛び出しそうになったところを取り押さえるという一件がありまして「こんなことを続けるならキミのご両親に連絡して止めてもらうから」と言ったところがさめざめと泣き出して(普通の6年生はこんな風に泣かんだろう)本当かどうかは知らないが「ママが病気で入院してて大変なんだ、うっうっうっ・・・」と。だから告げ口をしないでくれという意味だったらしいんですが、まあヤル気だけはあるので止めたくないというから見逃したものの、またしても今回のこれでハッキリ言ってワタクシもいい加減うんざりですわ。
そしたらですね、レッスン再開したところでイネスが口に手を当ててワタクシの方を見るじゃありませんの。何よどうしたのと思えば件のボンボンを手に「あった・・・」って。コラ!なんだそれ!散々大騒ぎしておいてあったはないだろうよ。ま〜ワタクシカンカンに怒りましてね。レッスン終了時にはイネスに皆にちゃんと謝りなさいと謝罪をさせた次第です。そうなると冤罪を受けたアルチュールが気の毒っていや気の毒。でも出てった教室に何も言わずに戻ってこないのはどうよと、あまり同情もできないんですが、来週イネスに皆の前で謝ってもらうってことで落ち着いたのであった。
いや〜それにしてもどこにでもこういう困ったちゃんが必ずいるもんですが、少人数の中に二人以上いると疲れますね・・・。まあその‘以上’の3人目ってのは以前もご紹介した物分りの悪いユリスですが、この子はできないだけなんでまだなんとかなるとして、喧嘩したり周りに迷惑をかけるのは手に負えぬ。幸いにもイネスは3学期は続けないと言うので少しは静かになるかもしれないと期待はしておりますが。
しかし、このハートの折り紙を手渡されたワタクシは来週どう対処したら良いのかしら。でもってこのハートをどう処理したら。ああ悩ましい・・・。
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ま、あれは嘘っていうか良く確認もしないで騒ぎ立てるってやつですね(笑)。他の真面目に折り紙をやりたい子供たちには気の毒でしたが、こうでもしないと分かんないんですよ。でも子供たち、三々五々「これでいいの〜?」と見せに来てくれてやる気のある子はやっぱり違うな〜と思いましたよ。
人にものを教えるというのは大変な作業ですね
しかも自己主張だけは強い小童相手なんて、あの優しい私には無理です!ただただ尊敬!
読者であり名探偵(自称)のわたくし、ボンボンのくだりで、誰が嘘をついているかはさらっとお見通しでしたが、、ついフランス女性達の身勝手な運転を連想してひとり怒りに身震いしておりました
ベルギー、やはりとても好きです、この時期Brafaで必ずBrussels入りするのですがその道中の街も含めて豊かで美しい国ですね