折り紙でバースデーパーティー
ワタクシ本業はジュエリーデザイナーですが(頭に「売れない」がもれなく付きますが・泣)余技で折り紙教室もやっておりますのはこのブログをご覧の皆様は御存知の通り。このところ、この余技が本業に取って代わりそうな感じになっておりまして少々複雑な心境ではありますね・・・。
そんな折り紙関連で先週末は土日と折り紙づくしで大変でした。
まず土曜日はアダルトクラスで折り紙が大好きという女性が是非教えて欲しいということでワタクシの自宅でマンツーマンレッスン。この日はアクセサリーを作るレッスン。
折り鶴のピアス
作ったのは右の方の桜。
ま、これらは去年のmarché de Noëlでワタクシが夜なべして作ったのから選んだんですが、さすがに出来る人だけあって覚えるのが早い。日頃「せんせ〜これでいい〜?」(たまに目の前まで突きつけてくる子もアリ・笑)と一回折る毎に聞きまくる子どもたちに教えるのとは訳が違うわ。2時間教えてとりあえず予定していたのを一つずつ作って余った時間でヴァリエーションのを一つ
これはオーナメントように作った星。実はブローチの桜と半分ほど同じ工程で星が作れるのだ。
いや〜、大人相手って静かでいいわ〜。この先教えるなら大人だけのクラスが断然良いね(笑)。
なんて言っておりましたのもつかの間、明けて日曜日。
2−3週間ほど前に去年のPâquesのスタージュでSpokenで教えた女の子が自分のお誕生日にワタクシに来てもらって折り紙パーティーをしたいと母親にリクエスト、そのママがワタクシに是非お願いできませんかと電話をかけて来た。確かに折り紙でパーティー出前ってのはかつてママ友から進められて一時は真剣に考えたこともあったものの、結局考えただけで終わったワタクシ(よくあることよね)。ちなみにこちらではこの手の子供のお誕生日のパーティー出前と言う業種が結構ありまして、ワタクシもSeanのお誕生日会を盛大にやってた頃はウェブで相場を調べたりしたものでしたが、まさか自分でやるとはね。ぜひお願いしますと言われて無下に断るわけにも行かないし、ちゃんと相場の金額を払ってくれるんならやってしんぜましょうとお受けすることに。
しかしですね、快く引き受けたものの、子供の人数がね・・・。なんと15人。この15人ってこの手のパーティー出前(出前だけじゃなくて美術館とかの施設でも)ではマックスの人数なんである。てことは大人一人で相手できる子供の数ってのが15人が限度だっていうことなんでしょうね。受けた早々はまだ全員からご招待を受ける返事が来てないって言うことだったのでもしかしたら減るかも、なんてことだったんですが、結局全員参加ということになりまして晴れて15人。ワタクシの折り紙教室の子どもたちでこれまでのmaxは10人で、はてさてワタクシ大丈夫なんだろうかと若干不安になったものの、全員が小学4年生だしまあなんとかなるだろうとお誕生日会の会場となるご自宅へと。お宅は我が家からさほど離れていないBascule方面で楽ちんだったんですが、お宅に到着してみてあらビックリ、それはもう結構なお屋敷と言っていいお宅でして(だって家の中にエレベーターがあると言えばそれなりのお屋敷の内に入りません?)。こちらは中国系のお金持ち、といった趣でふむふむこりゃアジアンの実業家ね〜などと思わずお宅拝見(リビング付近だけですが)しちゃいましたわ。
とりあえず、女の子の両親と挨拶もそこそこに大判の紙を切る作業で床に這いつくばって15枚紙切るところから。なんとか開始の2時半前に間に合ったのでホッ。さてここで15分遅れではあるものの(遅刻する子が数人折りましたのは想定内)パーティー開始。手始めにワタクシが這いつくばって切った紙でかぶとを折ってもらいお手並み拝見。驚いた事にできな〜いとべそをかく子はいなくてワタクシの生徒と比べたらそりゃもう雲泥の差でありました。ふむこりゃ幸先良いかもしれぬと続けて角香箱(つのこうばこ)、コマ(マコトコマという山口真さん作の3つのパーツで作るコマ)と作ってここでケーキタイム。途中で親御さんが「何かお飲み物はいかがですか?ずっと喋り続けてらっしゃるし・・・」と聞きに来たものの、途中で飲みながらは無理なんで丁重にお断りしてしゃべくり続けたワタクシ。きっとワタクシがず〜〜〜〜っと説明してるのを見て(ハイ、親御さんたちは皆さんガーデンでアペロして談笑されておりました)気の毒にと思ってくれたんでしょうか。いや、ワタクシいつもの折り紙教室ではこんな悠長に説明なんかしてられませんのよ、奥さん。だってワタクシの生徒たちはできない子を待ってる間にフラフラ歩き回り〜の、何故か教室にあるバランスボールで遊び〜ので怒鳴り、出来ない子はとことん出来ないから時間かかりまくるしでそりゃもうテンパっちまいますのよ。確かに、折り紙をやったことない子はどうやったらこんな多角形に折れるんだろうかと思うような出来ではあったものの、そういう子は少数派で非常にやりやすかったですね。
子どもたちがケーキタイムで上階に上がっている間ワタクシは親御さん達としばし一服。子どもたちを送ってきて残ってた親御さんたちはベルギー男性とアジアンのミックスのカップル(一人は中国人、もうひとりはタイ人)と老夫婦(60代後半あたりなので祖父母であろう)、他にベルギー人らしきお母さんが2人くらいいたように思うが恐らくケーキ係でいなかった模様。20分ほど白ワインで喉を潤して談笑してちょっと一息つけてエネルギーチャージをし終わって後半戦。ここでは紙飛行機を作らせてその後誰が一番遠くへ飛ばせるかのコンペティションをさせるというのが目的(残り3−40分なんでそんなもんね)。一応1位のご褒美の勲章を作って行ったので子どもたちのモチベーションが盛り上がった様子で1位の子は結構誇らしげだったような。いいね〜こんな折り紙の勲章でも大喜びできる小学生って。そんなこんなで5時となり、予定時間を30分オーバーして御暇したワタクシですが、しかし。
いや〜、ワタクシ相当疲れたみたいですわ・・・。日曜日の夜はそれほどでもなかったんですが、歳のせいで(ええそういうお年頃なので)翌月曜日の朝が起きるのが大変で。でもって一日中なんだかぼ〜っとだるいような眠いような状態が続きまして。こりゃイカン、ワタクシかなり疲れてるわと早めに就寝したものの、今朝もまだ疲れが残ってて前日同様ぼんやりとしておりまして、遂に昼食後は1時間ほど昼寝をしちまいました。これで多少は復帰しましたが、まあどんだけ疲れたのワタクシったら。やはりアラフィフにはおこちゃま15人の相手はハードでしたわ。こういう仕事を生業としている人たちって大変ね・・・。この手の仕事はフランス語ではanimateur(アニマトゥール・つまりバラエティーの司会者とか盛り上げ屋という意味)と言いまして子供向けで一番多いのがピエロなんですが、ピエロだと芸をしないといけないんで更に疲労度が増すんじゃないだろうか。まあでも小学校4年生程度ならワタクシ一人でもなんとかまとめられると思うので今後こういうお話があったらお受けする所存でございます(なにげにPR)。
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