L’ASSAUT – フランス特殊部隊GIGN
先日のCharlie Hebdo(シャルリー・エブド)事件からもう2週間も経っちゃったんですね・・・。その後ベルギーでもテロ未遂とかあったり、いや物騒な世の中になってしまいました。
編集部銃撃の2日後Paris郊外の印刷所とParisのスーパーに同時立てこもりがあって、その時に大活躍をしたのがフランス特殊部隊GIGN
リアルカッコイイわ・・・♡
フランス語だとジェイジェンという発音になるのですが、いや〜やたらこの方たちがかっこ良くてですね。なんて言うと非常に不謹慎なんですが本当にかっこ良すぎでしたの。スゴいスゴ〜いと画面に食い入るように見入ってしまったワタクシです。
そんなGIGNはどんな組織なんだろうかとググってみたら、正式には国家憲兵隊治安介入部隊(Groupe d’Intervention de la Gendarmerie Nationale)と言う。フランス語にあるとおりgendarmerie、つまり憲兵隊ということで軍人さんなんですね。フランスでは陸海空に次いで第4の軍隊だそうで。へ〜そうなんだ。軍隊だったらle 14 juillet(革命記念日)のパレードで行進してそうだけどあまり見た記憶が無い。対テロの特殊部隊だけにそういう晴れがましい場所は避けてるんだろうか。ホラ、顔が知られちゃマズイとかね。いやもしかしたらワタクシの記憶違いかもしれませんが。
このGIGN、一番有名なのはAir France 8969便のハイジャック事件じゃないだろうか。1994年のことなのでワタクシもよ〜く覚えております。あの、操縦室から人が(後で知ったけどあれは副操縦士が一人ぶっちして飛び降りたらしい。7mの高さから飛び降りて良く無事だったな〜)飛び降りた、というか飛び落ちたというか、あれは結構衝撃的だった。
さてそのGIGN、ここに選ばれているのはエリート中のエリートだそうで狙撃のスペシャリストらしい。つまりメンバーは全員凄腕のスナイパーということで。いや、素晴らしい。などとかっこええわ〜とググっているうちにこのGIGNのAir Franceハイジャックを元にした映画があるのを発見。おおスゴいじゃないの、なんとか映画観れないものかと探してみたらFc2の動画で名前は隠されていたけどあったあった。早速拝見致しました。
タイトルは「l’ASSAUT(ラソ−)突入」。まさにドンズバのタイトルですがシンプルで的を得たタイトルだと思いますね。なのに日本語のタイトルは「フランス特殊部隊GIGN〜エールフランス8969便ハイジャック事件〜」って長っ(笑)。なんでこうなっちゃうかね、日本語タイトル。
2011年の映画ですが、日本ではまともに公開されたんでしょうか。
これがですね、まるでドキュメンタリーかと思えるような感じで、しかも映像がモノクロに近い色調で、でも時折赤とかが強調されていたりで非常に印象的。時間も短くコンパクトにまとまってて全編ハラハラ・ドキドキ超緊張する立派なサスペンスなのであった。
内容は書いたとおりまるでドキュメンタリーのように淡々と事実を追っていく感じでこの事件をご存知の方ならウンウン、そうだったよね〜そうだったのか〜と頷けること請け合いです。
主演はこの方Vincent Elbaz
おバカなコメディー「La Vérité si je mens!」なんかで有名ですが
この映画、日本では絶対ウケないと思うので公開されてないと思うけど本国フランスでは大人気らしくシリーズ化してて3作まで作られております。(Vincent Elbazは一番左のロン毛の彼)
こんな軽いのに出てる割にこういうどっぷり重〜いものもイケるんですね。見直しました。
さて、L’ASSAUTでワタクシお気に入りのシーンは彼がいよいよ出動と言う時に超心配する奥さんに「On va chercher les gens, c’est tout. – 人を迎えに行くだけだよ」と言って出かけていくの、いいね〜漢だね〜。後で実在のご本人のインタビューを見たんだけど、肩にまだ銃弾が2発残っているそうですが、実に淡々と突入の状況を話していて、あながちこの一言も作り物じゃないんじゃないかなと思った次第。
この機会に「L’ASSAUT(日本語タイトル長過ぎるのよ)」ご覧になってはいかが?
GIGNかっこ良すぎますぜ。
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