恐る恐る鯖のフライを作ってみた。
毎日どんよ〜り雨が降り〜の、のブリュッセル。ワタクシの風邪は気合でなんとかひどくならずに済みましたが咳き込むと苦しい、が続いております。なにかしら、この治りが悪いの。
さて、去年は日本では芸能人の方々(特にお笑い系)が寄生虫に胃に穴を開けられて大変なことに、なんて記事が結構出ておりましたね。どうやら鯖とかイワシとかの青魚系に寄生するアニサキスという虫が原因だそうで。
こういうの
いや、見たくないわ・・・(オエ)。
ワタクシ的には誰アンタ?的な庄司智春っていう芸人さんが胃の中にこの虫が8匹もいて胃の中血だらけだったらしいし、有名どころでは渡辺直美もやられたとか。
しかし、このアニキサス、筋肉に入っちゃうこともあるそうで、そうなるとさばいた時に見つけられないこともあるんですって。まあ、この虫は新鮮な魚に付くらしいんでお刺身とかが危ない。でもワタクシ達ヨーロッパに住んでると日本みたいに新鮮なお刺身にありつくことなんてのがレアなんで、食べなければとりあえずは避けられる、と。
で、これが頭にあったのである日Seanに「ママ〜ボク細くて長い魚が食べたいの」と言われて、うむ、キミそれはサンマのことだね。しかし、ここはブリュッセル、サンマは売ってないの(高〜い真空パックもあるにはあるが買う気にはならぬ)。じゃあ、我が息子の願いを叶えてやるにはどうしたらいいかと言えば代替品でお茶を濁すってことになりますね。全く同じじゃないが青魚系ならイワシなら見た目は小ぶりだがイケるであろうとSeanに提案してみたら(イワシはフランス語でsardine:サルディン)二つ返事でOK出たんでCarrefourの魚のコーナーを超久々に見てみたらこれがまあ、魚より保冷用の氷の方が多いんじゃないかっていうくらいの閑散ぶり。こんだけの魚しかなくて良く商売できるよね〜というレベルでして、まあでも庶民の味方のイワシくらいあるだろうといつもある辺りを見てもイワシの姿はなし。代わりに何か青いのはないかと見ると鯖が5〜6匹位あったのでまあ仕方ない約束したんだからとイワシの出来るだけでっかいやつを3匹購入。腸に例の虫がいるという話だったので腸を取ってもらいました。ちなみにこっちの魚売り場の店員さんはハサミでジョキジョキとお腹あたりを切ってニョロニョロっと取り出した後ホースでドバ〜っと水で洗い流して終了。三枚おろし(フランス語では「フィレにして」)ってリクエストすると所謂三枚おろし的な感じになりますが下手くそゆえサイズが劇的に減るので覚悟が必要なんで、三枚おろしは自分でやることに。
ハイ、どうして三枚おろしにしたかというと買った時はまるごと焼き魚にしようかと思ってたんですが、あの虫のイメージが頭をよぎりまして、ベルギーの店員さんの腕を信じてないんでどう考えても開かないとコワいと思ったワタクシ。
下調べでは−20度以下で48時間冷凍や60度以上(70度だと瞬殺、60度だと1分でお陀仏)の加熱で退治できるということで、これはもう一度冷凍して(我が家の冷凍庫が−20度まで冷えるのかどうか確信がない)加熱調理でダメ押しするしかなかろうという結論に至りました。
まあ鯖なんでまるごと焼いても良かったんだけど中を調べたいとなればこれはただ焼くのはちょっとね〜。なのでフライにしてみることに。
イワシだったらフライ美味しんだけど鯖はどうなんだろうとググってみたら意外とトライしてる人がいたので、そうかじゃあやってみるかと鯖フライ
でっかい鯖買ったので一人分が結構ボリューム出ましたね。タルタルソースも自前ざんす。
この鯖フライ、衣付ける前にコショウとニンニクをバッチリまぶして下ごしらえしてあります。
ワタクシ、なかなかうまく出来たと思っておりました。でもね、お皿を前にしたSeanが「ママ、これなあに?」と若干ガッカリした顔をしちゃいましてね・・・。彼はサンマのような長いのがで〜んと出てくると思ってたらしいんです。いや、これこれ云々でね、と説明して納得してもらいましたが、期待を裏切られた10歳の少年のお箸の進み具合はイマイチであった・・・。
フライは、ええ美味しかったです。虫もしつこく探りまくったのでとりあえず発見せず、脂が乗っていないのが残念ではありましたが、いつも作る鯖の竜田揚げまではいかずともサクッとそれなりにジューシーに揚がりました。きゅうりをこれでもかと入れたタルタルソースがいい仕事してましたね〜。
Sean的にはサイドの米型パスタRisoniのサラダはお代わりするくらい美味しかったそうだ。
このRisoni、なんちゃってライスサラダ的に使えて非常に便利。お勧めいたしますよ。
てなわけで、これまで何の気なしに食べてた鯖も、虫予防に冷凍&加熱なら問題なくいただけるってことで、フライにちょいとトライしてみてはいかがでしょう。
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