SANでランチ

SANでランチ

お寒うございます、ブリュッセル。
先日は日本サッカーチームがベルギーと対戦すると言うのでSeanが観たい〜観たい〜と連呼するも、平日の夜遅くまでにサッカー観戦はいくらなんでも良くないだろうと思ったものの、頭ごなしにダメでは気の毒だと(Paulは頭ごなしにダメの姿勢)9時までならということで観せてやったら正味15分程度だったけど満足して寝てくれましたね。単純だね、キミ(笑)。結果は御存知の通り1−0で日本が負けちゃいましたが主力がいなくても結構いい動きしてたので(本田選手って代表外れたんだろうか、どうなんだろうか)サッカー観るのなんてワールドカップ以来だったので「ふ〜ん、日本も結構やるじゃないか」と感心して観ておりました。
夜のブリュージュのスタジアムはやたら寒そうでしたが、そんな寒くなるちょいと前、Nさんと久しぶりにランチ。諸々の理由にてもしかしたらしばらくゆっくりランチなぞできなくなっちゃうかもしれないということで、そんならちょっとランクがいつもより良いところでランチでも、と奮発したつもりで選んでみたのがSAN Sablon
このSANは1号店のBruxellesセンターのお店が出来たときから気にはなっていたものの、食事の形態がボウルのみっていうのがなんとなくピンとこなくて試さずにいたところ、アラいつの間に2号店までできちゃって、という人気ぶり。今回せっかくだからと1号店をサイトから予約しようとトライしたら既に満席状態。おおさすがに人気なのねと2号店のSablonにトライ。カレンダーを見る限りでは満席じゃないように見えたものの、いざ予約を入れてみるとキャンセル待ちとな。ううむ、ココに行くと心が決まってからのこの満席コールはちょっと凹みますね。でも連絡が来るまで待ってみようと思ったら結構早い段階でコンファームが来て、なんだかんだ言っても余分の席を確保してんじゃないの?とまんまと予約成立。
このSAN、ミシュラン2つ星のL’aire du tempsのシェフ韓国系ベルギー人のSang Hoon Degeimbreのカジュアル版というかコンセプトレストランというか、そのコンセプトというのはここで出す料理の全てをボウルで食すということだそうで。まあ2つ星レストランの味が手軽に味わえるというのが人気の理由ではないかと。
そんなわけで行ってみましたSAN Sablon。
予約した12時ちょい過ぎに到着してみると既にお客さんがテーブルにチラホラ。先に到着してたNさんと久しぶり〜なんて話をしているとオーダー取りにお兄ちゃんがやってきた。レストランのコンセプトを説明しつつ、まあこちらはランチのつもりで来たので他のメニューやらは目もくれずランチセットをオーダー。
ふとオープンキッチンの方を見てみると日本人と思われるシェフが調理中


がんばってくださいましね。
さて、ワタクシたちがオーダーしたランチセットというのは28ユーロでこんな感じ


これはサイトから拝借したイラストですが。
まさにコンセプトにきっちり添ったボウルオンリーのメニューざんすね。
左からサイドディッシュ、メインのボウル、その上にはなぜか天ぷら、そしてスープまたはジュースにデザートまたはカフェ(お茶は出ないのだろうか)というラインナップ。
まあ、ワタクシがこのイラストでランチに28ユーロという決してお得感はないプライスを鑑みてここにトライするのを先延ばしにしていたというのもあるんですが、ちょっと様子見てみようではないのと待っていたらサクッと出てまいりました


これで全部だそうで。
解説しますと


え〜と、まず左下のはカボチャのスープ。これはまったりとしてなかなか美味しかった。そしてその上にあるのは所謂アントレ。ランチメニューではこれがお肉系だったのでワタクシは白身の魚に変更してもらいました。サラダっぽいと言えばサラダ。でもなんとなく酢の物っぽいような和風を感じましたが若干魚の臭みがあったような気も。真ん中のはメインの穀類やカリフラワーと魚系のさつま揚げのようなものが混ざっていて、その上にサイトで天ぷらということでサイドになっていたものが春巻きとなって上に鎮座しておりました。右上はお漬物(彼らはそうは呼んでいないだろうが)。で、何故かパンとバター。
しかしですね、ここのコンセプトらしいんですがこれらのボウル(的な)に入ったお料理全てをスプーンで食せよというわけ。いや〜Nさんとワタクシ顔を見合わせて「ね〜お漬物や酢の物もスプーンで食べるってどうよ?」となりまして、お給仕してくれたお兄ちゃんを呼んで「お箸あります?」と聞いてみた。そしたら彼の返事は「いえ、これは私達のシェフのオリジン、韓国では食事は全てスプーンですのでお箸はご用意しておりません」と。
ちょ、待ってくれる?韓国料理っていつもメタルのお箸が必ず出てくるんですけど?どこの韓国の話してるんですの?もしや北朝鮮の方?
それを聞いてNさんとワタクシは顔を見合わせて「いや〜韓国ってスプーンしか使わないってありえないっしょ?」と厨房の日本人シェフをガン見。二人して、きっとあの日本人シェフはい〜やこれは間違ってるって絶対思ってるよね〜とヒソヒソ話してしまいましたね。じゃあさ、シェフのアナタは焼肉とかスプーンで食べるんですか?(いやそれはないだろう)いくらミシュラン二つ星のシェフとは言え、間違った情報をスタッフに教えちゃいけないんじゃないですかね。この日本人のシェフだってそれはないだろうと思ってるに違いないだろうが(思ってなかったり?)、シェフ大先生を前にしてそれは違います先生とは言えなかったんだろうか。
だってこんな風なんですもの


ま〜このひょろっとしたハーブのようなのを掬うのが難しいのよ。さらにこれを口に入れるのも一苦労。
でもね、お給仕のお兄ちゃんはボウルをまんべんなく混ぜて食べるようにとアドヴァイスしてくれたんですが、それを言葉通りに受け取ったNさんは上に乗っかってた春巻き(彼らの中では天ぷら)を丁寧にスプーンで切り刻んで混ぜていただいておりましたので春巻きの味はすっかりボウルでミックスされてもはや分からない状態(笑)。あ、ちなみにワタクシは春巻きは春巻きでちゃんと手づかみで単独でいただきました(日本人が作ってるだけにパリッと揚がった春巻きでござんした)。
いやそれにしても、このボウル、どれもこれもお上品なサイズでしてね・・・。メインのボウルでも両手の平に収まるくらいの大きさで、これを混ぜるのって結構テクが必要ざます。
これら数多のミニボウルにウンザリしてデザートを勧められたときにはワタクシ「もう結構です」とお断りしちまいました。後で考えればデザートはランチセットに入ってたよな〜と思ったものの、何しろニンジンと〜なんとかと〜のアイス〜、と言われた時点でパス!となりましてね。
ちゃんとデザートをいただいたNさんの分


やっぱりボウルで出てくるの。
味見をさせてもらったけど、まあサッパリはしてるけど微妙なお味でした。
ふと周りを見回せばカウンター席もしっかり埋まっておりまして人気のほどがうかがわれましたね。まあワタクシたちはキャンセル待ちだったわけなので当然といえば当然。でもワタクシたち二人を除いて後は全てこっちの人(つまり欧米系)、しかもかなりの席はスーツ姿の男性で恐らくビジネスランチと思われる風情。しかしね〜ビジネスランチにボウルをスプーンでかき混ぜて苦労して食べるってのはどうなんでしょうかね。食べてる間ビジネスの話なんてまともにできないんじゃないかしら。ワタクシ的にはこの絵ヅラは笑えるって言うか、もっとじっくり観察すれば良かったわと後悔いたしました。だってね、とにかくスプーンで食べるのが面倒だったのよ。だから食べ終わるまで周りを見る余裕なんてありませんでしたの。
まあこれがミシュラン2つ星シェフの監修じゃなければ噴飯物となりそうなところ、シェフが日本人の方でしたので許す、って感じでしょうか。でもワタクシ的にはリピはないな〜と。
でも話の種には十分なりますので一度はお試しになってはいかがでしょうか。あ、マイ箸をお持ちになった方がより食べやすいのではないかと思いますわ💖

SAN Sablon
12, Joseph Stevens 1000 Bruxelles
tel: 02 512 42 12

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