ハロウィーンのリース

2015/10/27Bruxelles.Comments: 0

Seanの学校で折り紙教室を始めて早1ヶ月ほど。
子供たちの中に出来過ぎて時間が余っちゃってつまんない子（この子が一番のガン。できちゃうと他のことをやりたがって他の子の気が散っちゃう）、出来なさすぎて自分ではどうにもこうにもならない子（小学校1年生だけどそれ以前に必要な物を持ってこない・汗）、などなど8人いたらそれなりの進度の違いがあってレベル分け出来ないだけにこりゃ難しいな〜と思う今日このごろ。
そんな折り紙教室 – Atelier Origamiですが、先週と今週でハロウィーンにちなんだものを、ということでハロウィーンのリースを作ることに。
コレですがね

これはたまたまネットで見つけたんですがなかなか良く出来ておりまして、まあこれくらいならみんななんとか自力でできるだろうとフィーチャーすることに決めた。（サイトはこちら）
先週はかぼちゃ、その上に乗っかってる魔女の帽子、そしてお化け2つを作ったんだけど、いや〜これがね〜・・・。一番簡単な魔女の帽子はまだ良かったが、その次のかぼちゃ、さらにはお化けに至ってはほぼ全員が袋折りするところでワケが分かんな〜い！とワタクシの周りに群がって、みんなに見せても理解するのはそのうちの2人、3人とかだったりでいや一体何回折ってみせたやら。結局かなり折るのを手伝ってあげてなんとかその日は終了、来週に続く！となったわけですが、さてその続きの今日。前日にまずは自分でリース作ってからよね、とちまちまと既に作ってあったパーツを組み合わせてみるも、これが結構バランス取るのが難しいの。おっとこんなんで子供たち大丈夫なんだろうかとか〜な〜り不安になりましたね。
しかし子供たちには次でハロウィーンのリース完成だからね〜と思いっきり予告してあるし、31日からvacances de toussaint（ヴァカンス・ドゥ・トゥーサン – 万聖節のお休み）だから今日中に完成しないと意味なくなっちゃうし、とにかく何が何でも今日中にリースまで行き着かねばというプレッシャーを背中に感じつつ何食わぬ顔で子供たちを前にするワタクシなのであった。
今日はリースの残りの部分、墓と骸骨の頭部分。この墓がね〜大人でも結構難しいというか綺麗に全部同じ大きさに作るのにはコツがいるというか、ワタクシも少々苦労したので、こりゃもう子供たちだったら同じ大きさに一度に4つも作るなんて到底ムリだろうと思ってたら案の定めっちゃ大変でした（汗）。
このおかげでかなり時間をロスしましてなんとか4つ作らせてさあ今度は骸骨の頭よっ。
骸骨の頭は頭頂部分は大したことないんだが問題は歯の部分。下にベロンと出た三角の部分を五等分に折ってギザギザの歯に見えるようにするというね。大人のワタクシでも苦労しましたわ。でもこれ出来ないとリースのヘッドが格好つかないんでどうしてもやんないといけないんだな、これが。
またまた子供たちがわらわら〜と周りにやって来てほぼ一人ずつ面倒見てたらあっという間に時間がなくなってきた！冷や汗かきつつなんとかリースを組み立てるところまでたどり着いてみれば、今度は糊を持参していない子供がいるじゃないか（怒）。あんだけお道具箱持って来なさいと行ってあるのにどうして持ってこないのキミたちは！お道具箱（trousse – トゥルースと呼ばれる大きめの筆箱に筆記用具は勿論、マーカーから色鉛筆から糊、ハサミに至るまで一切合切装備して常備しております）は学校で使うので普通は手元にあるはずなんだけどね。それって毎回持ってくるの忘れるってことかい・・・。
残り時間も後10分もない状態でテンパりまくって最後の方はもう子供たちじゃなくてワタクシが貼り付けたような格好でリース終了っ！え〜、終了っていうのはどうしてかといえば完成を見なかった子が沢山いたからです（笑）。ま、とりあえず出来たような形でホッといたしました。
で、出来上がりはこういう具合に・・・

これはワタクシの作ですが、まあこういう感じにして欲しかった、ということで。
最後にみんなで記念撮影なんかしたかったんですがそんなもうとんでもありませんで、ギリギリで焦りまくりの末に終了したという次第。やれやれまったくストレスフルな1時間・・・。でも子供たちは満足気だったので良しとしよう。
さてヴァカンス明けは何をしようか・・・。この子供たちの状態を見るにつけますます頭を悩ますワタクシなのであった・・・。