ラーケン王宮温室 – Serres Royals de Laeken
毎年この時期に一般公開されるラーケン王宮の温室 – Serres Royals de Laeken。ブリュッセルに住んで既に18年になるというのに一度も観に行ったことがなかったワタクシ、今年はお花見気分がかなり盛り上がっておりましたので折角だからと出不精のPaulにお願いして連れて行ってもらいました。
この王宮温室、1年にたった3週間の期間限定でしか公開されないので王室の行事予定などをじっくり見てからお出かけになるのが得策ですね。なにしろベルギーの王室は人気ですのでバッチリWebsiteなんかもあったりして、日程が事細かに記載されております。それにしてもLa Monarchie belge – ベルギー王室ってサイトがあるってスゴいですね。イギリスのロイヤルもあるみたいだし、やっぱりヨーロッパの王室関係って人気なんですね〜。日本の皇室もサイトあるのかしら(あるとしたら宮内庁でしょうかね)。
さて、昨日日曜日、お天気がイマイチだけど温室だから中入っちゃえば平気じゃないかとPaulがおトイレ&お風呂のお掃除を終えるのを待ってお出かけ。しかしですね、出発したのが午後2時半を大幅に回ったところ、ついでに同じ方向だからということで来週のSeanのお誕生日会をするAquariumの場所確認をして、更に初めてだったのでカーナビ(壊れてたのがやっと使えるようになった)したのに道間違えてかなり時間をロスしちゃいましてね。到着したのは3時半近く。でもって案の定駐車場に入るまでに少々車の行列が。とはいってもpoliceがいい仕事しておりまして(こういう時普段は余り役にに立たないpolice)さくっと誘導してもらい空いてるところを見つけてすんなり駐車OK。
なんとなく混んでる雰囲気がアリアリなんですが、ま、最後の日曜日だし当然だよねと我ら3人てくてくと王宮方面へと向かう。
入場券売場は2つ。思ったより並んでなくてホッ
ロイヤルだけに金持ってんで〜っていうプライドがあるのかはたまた高い金額にすると税金泥棒なんて言われかねないと危惧してか大人2.50ユーロで18歳以下は無料となかなかの太っ腹のプライス設定です。期間中の入場料は王宮の修復なんかに当てられるそうで。ふ〜ん。
王宮の屋根にはベルギー国旗がはためいておりましたが王様が在宅中ってことなんでしょうか
ここがInとOutになっておりまして、Outしたらもう入れないことになっております。
初めてのワタクシ達、早々に温室に入れるかと思ってたらここはさらっと通過してすぐに外に誘導されるというね。
ここの花の香がそりゃもうすんばらしく濃厚でございました
振り向けば温室。
どど〜んと王冠が鎮座しておりますね。アール・ヌーヴォーの建築はベルギーアール・ヌーヴォー建築の神と言っても良いオルタのそのまた先生というアルフォンス・バラによるものだそうで。
キレイね〜
なんて美しい温室を横目にしながらなかなか中には入らせてもらえず、歩を進めるといきなり人の群れが。どうやらこれは温室に入るための行列らしい。
ここに来て行列か〜と小雨が降る中桜の花びらがさわ〜と散るのを眺めたり
暇つぶししつつじわじわと温室入り口へ接近。
何回か曲がったりしてやっと入場。
まずはシダ系のお出迎え
景観的にもなかなか良く考えて植物を配置してありましてさすが王宮温室。
この辺りはまだ廊下的な感じで、大勢の人々の後ろをゾロゾロと歩いて行くと熱帯植物のホール
温室内はいくつかのテーマにわかれているわけですが、それらをつなぐ廊下というか通路がフュシアのトンネル状態になっておりまして、そりゃもうキレイだったんですわ・・・
ワタクシのコレクションの名前がフュシアだけにガン見してしまいましたね。
こんなに沢山のフュシアを見たのは初めてかも
フュシア盛り♪
フュシアって一鉢だけよりも断然てんこ盛りのほうがキレイってことが分かりましたね。やっぱりロイヤルはケチらないのである。いや〜我を忘れて写真撮りまくってしまった。
この王宮温室の目玉はカメリアのコレクションだということなんですが、カメリア的な花がなかなか目につかなかったんだけどもしかしたらこの部屋がそうだったのかもと思われるのがこちら
ムンムンと濃厚な香りが・・・。
しかし、ここはむしろアザレアの方が目立ってましたが、もしかしたらカメリアの変種なのかも?などと思ったり。どうなんだろうか・・・。
でもキレイなんです
この白い花が一番良い香りを放っておりました。
さてどんどん行きますと多肉植物を使ったちょっとした箱庭的なものが。
よく見ると・・・
シュトロンフ(スマーフ)♡
ロイヤルもお茶目なのね(笑)。
大分歩いたな〜と思いつつSeanの写真を撮ろうとするとなにやらSeanがモジモジくん。おっとキミおしっこなのかい?と聞けばビンゴ。しかしこの辺りにはおトイレはない。どうするどうすると一旦外にでると警備のお兄さんがいたので緊急の旨伝えればここの奥に行ってしてくださいと。
ここの奥とはこの先
なにげにアール・ヌーヴォーなおトイレ(笑)。
あ、ここだけの話ですが、中はそんなにキレイじゃなかったの(爆)。しかし王室専属の庭師専用おトイレを使った子供もそうはいないのでは。やるな、Sean。
さて、ここで温室の外に出ていよいよメインのドームへ。
入り口にも王冠。ガッツリとロイヤルを主張しておりますね。
中は主に熱帯植物が鬱蒼と
実はドームの真下は砂地になっておりまして何も植わってない状態になっておりました。何か意味があるのだろうか(日差しが強すぎてNGとかね)。
極楽鳥花なんかも
立派です。
Lópold Ⅱ – レオポルド2世 – のモノグラムが燦然と
彼の治世の頃の植物もちゃんとあるんだそうだ。
ドアノブまでモノグラム
いいわ〜これ。うちに欲しい・・・。
ハイ、温室めぐりはこれにて終了。入館は4時で終了だけど、中に入ってしまえばこっちのもの、ゆっくりと観てまわれます。Seanがもうちょっと落ち着いてくれてたらもっと長居してたな〜(到着時間が遅かったのと行列に少々時間がかかったのがミソ)。
来年はもう少し早めに来てゆっくり堪能したいと思っております。
ああ素敵だった・・・♡
見学は8日まで。夜8時から10時までのノクチューンもあるので夜の温室も素敵かと・・・。
Serres Royals de Laeken
Domaine Royal de Laeken, 1020 Bruxelles
Tel: 02 513 89 40
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