子供社会の掟・・・

SeanのマブダチはCésar。幼稚園の年長さんの時にマルセイユ方面から引っ越してきてあっという間にSeanと気があって仲良くなった。3年間持ち上がりで今年度が最終学年となるが、これだけ仲良くしてるんなら来年のクラス替えでも一緒になれるといいけどと思っております。
で、このCésarとSeanとの関係でちょいと気になったことが。
実はこのCésar、うちに遊びに来たときにSeanとのからみを観察してると、Seanにあれやってこれやってと指図したり、Seanが〇〇がやろうと言えばボクはそれ嫌いだからやりたくないこっちがいいと問答無用で却下したりとなかなかの親分風を吹かせております。ふ〜んこの子って結構押しが強いんだな〜と思う反面、対するSeanはそれに対抗するでもなくOK〜とおとなしく従ってて、なんだいSeanもっと自分の意見言いなよ、と少々不甲斐ない気持ちになるワタクシ。ま、子供同士のことなので喧嘩にならない限りは口出ししませんがね。それでも、お互い仲良くやっててやっぱり仲良しなんだね、と見守っておりました。
ところがヴァカンス中のある朝のこと、その考えを変えたほうがいいのかしらと思えるようなことがありまして。
それはいつもの様にSeanと一緒に歯を磨いていた時のこと。その日はワタクシなにか片手間にやることがあったかなんかでSeanに自分で歯磨き粉を付けて磨いといてね〜と少しの間洗面所を離れた。そして戻ってきてみたら歯を磨くどころかまだなんにもしていないSeanが。「ちょっとキミ、自分でそれくらいできるでしょ?ママが戻ってくるまでにやっておいてくれないと」と注意すると「だってママが取ってくれるんでしょ」って。コラ、手の届くところにあるんだしもう7歳なんだから自分でできることは自分でやらないとダメじゃないか。とさらに注意。すると「だってCésarはボクにあれ取ってこれ取ってっていつも言うんだよ」とSean。「何よ、それって学校でってこと?」「うん。だってCésarがボクはCésarのserviteurだからって言うの」「!」ビックリ・・・。serviteur(セルヴィトゥール)とは使用人や召使、しもべのこと(serviteurは召使と言うには少々古風な言い回しじゃないかと。普通はservantとかdoméstiqueを使う傾向が)。
とっさにワタクシの頭に浮かんだイメージはコレ

les-domestiques-downton-abbey
(TVドラマDownton Abbeyの召使さん達ですが、一応イメージ的に)
てことはCésarにとってのSeanはしもべかい!だからああいう上から目線的な態度だったわけね・・・。そう言えばちょっと前にSeanがやたらserviteur、serviteurって言ってたな、と思い出したけど、そうかこれが原因か。
一体どういうことかとSeanに問いただしてみれば、Césarは他の子には言わないでSeanにだけそういうことを言うらしい。Seanもね〜のんびり型だけに言われることをぼ〜っと受けちゃうところがあるから、そこにつけ込まれるってのもあるよね〜。それにCésarのことが好きだから断れないっていうのもある。確かに子供の言ってることだからそんなに目くじら立てることはないとは思うんですがね、それにしたって自分の可愛い息子が友達に、しかも本人は大親友だと思ってる当人から召使呼ばわり&扱い受けたらちょっと心穏やかではないんじゃないでしょうかね。
さらに問題なのは、そうやって言われたSeanが親のワタクシにも同じようなことをするというね。つまり子供であるSeanにとって彼の母親であるワタクシに指図するってことはワタクシを召使扱いしてるってことで。ううむこれはマズいでしょうよ。
速攻で「Sean、悪いけどママはキミの召使じゃないからね!子供が大人を使うなんてもっての外。大体誰もキミの召使になんてならないから。それにキミもCésarの召使じゃないからね。お友達は召使になんてならないの」と諌めましたが、さて分かってくれただろうか。それにしても今どきserviteurなんて中世の王様みたいなことを言うもんだな〜。どこで覚えたんだろうか(TVゲームからの影響の疑惑アリ)。
ふと思い起こせば、先日Musée Cinquantenaireでラスコー洞窟の壁画展をCésarとパパFrédと観に行った時、観終わって子供たちがゴーフル食べてる間大人たちでおしゃべりしてたんだけど、PaulとFrédがなにやらCésarのことを話しているのが耳に入った(残念ながら最初の方は子供たちに気を取られて聞いてなかった)。どうやらPaulがCésarがいつもSeanに対して命令的な態度を取るんだよね〜みたいなことを話したみたいで、それに対してFrédが家ではいつもお姉ちゃんがボスでCésarは抑えつけられてるから外に出ると自分がボスになりたいらしい、と。ま、よくあるパターンですね。それでいつも注意はしてるんだけど、とのこと。ふうん。なるほど、パパ達はこの事について話していたのね、と後で納得した次第です。
それでもね〜今までSeanが召使呼ばわりされてこき使われてるという事実を知らなかっただけに(Paulは知ってたらしい・・・じゃあなんでワタクシに言わないのよ・怒)腹の虫が収まらないのだ。先生に話したらどうかとPaulに言ってみたけど、そんなことしなくてもいいと譲らないPaul。あっそう、じゃあ様子見るけど次にまた同じことがあったら絶対に先生に相談しますからね、ということで夫婦の会話終了。ワタクシとしてはCésarの両親に言うのはちょっとね〜と思ってしまうのだ。なぜかって折角家族ぐるみで仲良くしてるのにこれが元で疎遠になるのももったいないし、できれば学校でのことだから学校で収めて欲しい気持ちがあるんですね。これが日本だったら速攻でイジメだ!って先生に直訴に行くんじゃないだろうか。まあこの程度ではイジメってのもないとは思いますが。友達同士とはいえ日常的に召使呼ばわりしてあれやれこれやれとこき使うのを先生が見てないってのもどうかと思うんだけど、実際こっちの先生って子供のこと見てないですね〜。22人の子供たちをおとなしくまとめるのは大変だとは思うけど、こういうところも多少は目を配ってほしいと思うのは無理なお願いなんだろうか。
ヴァカンス明けの月曜日の朝、Seanには学校へ行く道すがらもしまたCésarがserviteurって言ったら友達はserviteurにならないよって言ってやりなさい、もしそれでも言ってきたらじゃあキミだってserviteurだよって言えばいいのよ、と話すと「そうするとね、ボクは違うんだって言うよ」そうか既に経験済みってわけか(笑)。「とにかく、指図されてもボクはキミのserviteurじゃないから絶対ヤダ、自分でやれって言っときなさい」とアドヴァイスしておいた。でもって言われたらすぐにママたちに教えるようにと。さて、Césarはどう出るかな〜。子供社会も大変だね・・・。

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