Senteurs d’Ailleurs
ワタクシ、コスメ関係にはどちらかと言うと忠義を尽くすタイプでしてあまりあれこれと買い換えたりお試ししたりしない方なのである。一つ気に入るとそりゃもう一生モン的に愛するので、それこそ愛用の品が廃盤になったりした日には目の前真っ暗、非常にうろたえてしまう。
そんなワタクシが定期的に通うのがパルファンと香水のセレクトショップ、Senteur d’Ailleurs。サントゥール・ダイユール(日本語にすると変ですが)とは更なる香りとでも言うんでしょうかね。実はここんちはワタクシがParisからブリュッセルに移ってからず〜〜〜〜っと20年近く通い続けているご贔屓のお店なのである。ワタクシがブリュッセルに来た時には既にあり、恐らくその前から営業していたと思われるので昨今の店舗の移り変わり事情を考えるともはや老舗と言っても良いのではないかと。現在の住所になるまでワタクシが知っている限りでも2回引っ越しをしておりますが、ずっとavenue Louiseのアドレスはキープ(現在はavenue Louiseの端、place Stéphanie)。最初は小さなブティックで、そこに香り関係の商品が所狭しておいてあったのを思い出します。どうしてワタクシがこのお店に通うようになったのかといえば、Parisにいた時からず〜っと愛用してきたSainta Maria NovellaのAqua di Roseをどうやったらブリュッセルでも買えるんだろうかと、Paris時代に通ってたSaint GermainsにあるAmin Kaderのいつもお相手してくれていた女性に聞いてみたら、このSenteurs d’Ailleursを教えてくれたわけです。余談ですがParisにあのSainta Maria Nobellaの直営店が未だにないのは恐らくこのAmin Kaderが独占契約か何かを結んでいるからではないかと。Amin KaderはParisには2店舗あるみたいですが、これと同じ事情でアントワープに直営店があってブリュッセルにはないというのも、このSenteurs d’Ailleursが独占契約しているんじゃないかと想像・・・。
そんなわけでワタクシのSenteurs s’Ailleurs通いが始まったわけです。ついでにここんちにはまたしてもワタクシがParis時代から愛用中のDiptyqueも扱っていたのでそりゃもう一石二鳥、すっかりお気に入りのお店となったのであった。
で、現在のお店はといえば、スキンケアを中心としたコスメのブティックとパルファンを扱うブティックの二本立てになっております。
こちらがコスメのブティック
モダンでシンプルな入り口。パルファンのブティックの横の道を登って行くとあります。とは言っても隣なんですがね。お店自体が大きいのでちょいと歩く感じ。
建物自体が(他の建物と比べると)まだ新しいので非常にクリーンなイメージです。
中に入ってみるとこんな感じで
全てが真っ白なデコで清潔感がヒシヒシと伝わってまいりますね。
ワタクシのお目当てのSanta Maria Novellaは充実の品ぞろえ
ハーブと食品関係以外はほとんどフルラインナップ揃っているんじゃないだろうか。
しかしアレですね、ここ数年のSanta Maria Novellaの商品の値上がり具合ってのは一体どうなの。ワタクシがブリュッセルに来た頃、というかユーロに換わった頃のAqua di Roseのプライスは500mlのボトルで19ユーロだったのが、今じゃ36ユーロですわよ、奥さん。19年の間に倍。これって普通なんでしょうか。でも、こういう値上がりって天井知らずなんでしょうかね?Bioのローションが50ユーロとかになったらもう誰も買わないんじゃないの?これが有名ブランドで最新テクノロジーをつぎ込んでどうしたこうしたっていうのならあらまあそうなのねと買う高級志向のリッチなマダムがいるかもしれないが、ず〜っと変わらない成分のフィレンツェの老舗の薬局の商品がガンガン値上がりしちゃったらね・・・。とりあえず、ワタクシはこれがないと生きていけないレベルですので自分の常識の許容範囲を超えてしまった時に考える予定ですが、ううむ悩ましい。
どうやらここんちのイチオシ商品達はSanta Maria Novella意外ではKiehl’s、Aésopあたりでしょうかね。だいたい入り口入った辺りにおいてあるのはイチオシのはずなので、これらはすぐに分かるところにあります。
奥の方はTom Fordのコスメなんかもあったり
なにかとリュクスな雰囲気を醸し出しているのですな。
そしてこの場所に移ってコスメとパルファンが別れたことでコスメのブティックにはinstitutつまりエステができたそうで。まだ一回もおじゃましたことはありませんが、どんな感じなんだろうか・・・。
ここんちはスタッフが皆さん愛想が良くて、サンプルを結構気前よくくれるので嬉しい限り。今回も男性スタッフが「何かお試しになりたいものは?」と聞いてくれたので最近乾燥過ぎて手がガサガサなのでと嘆くとAésopのハンドクリームを2つに別のブランドでアンチエイジングのクリームをくださいましてね。ローション一つでサンプル3つは気前良し(ブリュッセルではね)。
ついでにお隣にあるplace Stéphanie真ん前に面してるパルファンのブティックの方もちらっとチェック。
こ〜れ〜は超一等地でっせ〜
パルファンに特化しているとは思えない重厚な店構え。
いやはや引っ越す度にグレードが上がっていく様はまさにわらしべ長者状態。儲かってるのね〜。確かオーナーは男性(おっちゃんと言っても良い風情だった記憶)だったと思うんだけど、今思えば先見の明があったということで。
もはや扱ってないパルファンのブランドはないんじゃないかと思えるほどの充実ぶり
香りと名のつくものならなんでもござれの様相です。ルームフレグランス、キャンドルもよりどりみどり。
こちらの内装はコスメのクリーンな感じとは全く正反対のオールブラック
ちゃんと考えてるのね。
ちなみに、こちらではJo Maloneが個別の大きい一部屋を割り振られておりまして、かなり力が入っている模様です。どうも、ここんちがJo Maloneに大々的に力を入れ出してからブリュッセルの空港の免税店街に店舗があったJo Maloneのブティックが(免税店街大幅改装前はあのHermèsの後に入っておりました)長続きせず早々に撤退したというのはここんちの待遇と何か関係あるんだろうか(大人の事情ですかね)。改装後にはその他のブランドと同様にコーナー展開のみになっておりますが。
これだけ大きいコスメとパルファンのセレクトショップというかコンセプトショップはあまり類を見ないんじゃないだろうか。一見の価値ありだと思いますわよ、奥様方。
Senteurs d’Ailleurs
1A, Place Stéphanie 1000 Bruxelles
tel: 02 511 69 69
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