The Little Green Shop
ブリュッセルにはcommune – コミューンというものがありまして、まあParisで言うところのarrondisment、東京で言うなら23区って感じでしょうか。
ワタクシが住んでるのはUccle – ウックルというコミューンであまり商業的な感じではなくどっちかというと住宅街&大使館があちこちにという環境ですが(センターと言われる界隈やVenderkindereという通りには商店街がありますが)、すぐ隣のIxelles – イクセルあたりになると一気にレストランやらお店が林立するという、まあブリュッセルは小さい街なのでこういうちまちまとしたミックス感が面白いところなんですが。
で、今回ご紹介のThe Little Green Shop(読んで字のごとしですね)、ここんちは日本人的にはあまり馴染みのないForest(フォレ:森 – 読みはフランス語式にforêtなのにどうして英語表記なんだろうか)というコミューンにあるんですが、このコミューン、どちらかと言えばお上品なUccleとIxellesの隣ではありますが、良く言えばヒップ、悪く言えば柄の悪い(住人のみなさんゴメンよ)Saint-Gilles – サン・ジルにも接しておりまして、まあこのSaint-Gillesに近いあたりになってくると段々と庶民的で移民が多くなるので少々怪しげな雰囲気にもなって来たりはするものの、まだこの辺りはお上品さが若干残っておりますね。
で、このThe Little Green Shop。もともとは花屋さんのカップルで花屋さんとちょっとした軽食を出せるお店を、ということでopenしたらしい。場所柄思いっきりジモティのSaint-Gilloise – サンジロワーズ、ママ友Mibさんは知ってるんじゃないかと思ったら、案の定お散歩してる時に見かけたらしく「なんかめちゃくちゃ小さい花屋さんなのに食べるところなんてあるの?」と。いんや、あったの。ここを紹介している幾つかのオシャレ〜なブロガーさんの写真を見てると奥の方にズズズ〜っとうなぎの寝床状態になってる様子。あちこちのブログでここんちのブランチはブリュッセルのベストの一つ!なんて書いてあったのでそりゃ〜ランチ食べたら美味しかろうとMibさんと行ってみました。
The Little Green Shop
なかなかカワイイ店構えではないの。
ウィンドウにはお店のコンセプトめいた文句が
ティールームで花屋さんで野菜の店である、と。
最後の野菜、っていうのが今ひとつ不明ではあるが、まあいっか。
よっこらしょっとドアを開けて入ってみるとワンコが出てきたね。
ミニ柴。
どうやら親子だそうで、こちらのフード被ってソファで寝てるのがおこちゃまの方
デコがなんかレトロでカワイイ。
この入口にはカウンターがあって壁にはちょっとしたオリジナルの食べ物系(ショコラとかお茶やカフェとか)が売られております。
まったりとできるソファのコーナーも
お花屋さんだけにグリーンの飾り方が上手です。参考になるわ〜。
こんなのもカワイイ♪
これは本業のお花屋さんのスペースに向かう廊下の部分のデコ。
お花関係は奥のサンルームに
サンルームの向こうには庭があるので、お天気が良い時期には開放してそっちでお食事とかやってたんじゃないかな、と。
しかし、お花屋さんの割には花の種類が少ないような気がするんだけど、大丈夫なんですかね。
などとちょっと遅れてくるMibさんを待ってる間写真撮りまくり。だって誰もいないんだもん。ええ、実際本当に最期まで誰も入ってこなかったの。何組かドア越しに中を伺う人たちがいたんだけど、ドアの外に人影が見える度にミニ柴の親子が吠えまくって吠えまくって立ち去ってしまうというね。せっかくのポテンシャルなお客さんを追い払うような行動に走るので、いや〜これはこのワンコ共をなんとかしないとお客さん来なくなるんじゃないの。ちなみにワタクシはドアの前で逡巡せず一気に中に入ったせいかほえられませんでした。ここんちに入る時は迷わず一発で入店するべし、ということですな。
さて、Mibさん登場し、オーダーしようぜ!とメニューをオーナーの男性にもらってみると食べ物系がほとんど載ってない。確かにティールームというだけにお茶やソフトドリンクは充実してるんだけど、軽食やりたいんじゃなかったの?と男性に何か食べるものはと聞いてみればメニューにある通り「本日のスープとか〜本日のサラダとか〜」。なんだね、まさかの2択?なるほどここんちはブランチがメインと見た(だってブロガーさんたちの写真見てるとそれはそれはの充実ぶり)。そういうことなら軽〜く食べて別の場所でなにか甘いものでも、と意見一致。2人とも「じゃあ本日のスープシルヴプレ」。
で、やって来ました本日のスープ
ほうれん草のポタージュにレグリス(と思われる独特の香り)のクルトン的なものが乗っております。
うん、これは美味しかった。ただ、クルトン的なのがレグリスだけに少々癖のある感じですかね。添えられてたパンももっちりしてて美味しかったです。ただ、水物にさらに水物のお茶ってのはマズかったね(汗)。私はまだマシだったけどMibさんがアメリカンを頼んだら本当にアメリカ〜ンなサイズのが出てきてお腹がタップンタップンになったらしい。そりゃなるよね・・・。
まあでもまったりくつろぐにはよろしいんじゃないかと。ただ、あまりに人が入ってこなさすぎで彼らの将来を若干心配してしまったワタクシたちなのであった。生き残ってね、キミたち。
The Little Green Shop
314, Chaussée d’Alsemberg, 1190 Bruxelles
tel: 02 218 11 21
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