しっとりマロンケーキ

2020/11/09Bruxelles.Comments: 0

やっとアメリカの大統領選挙が収まったような収まってないような。
ワタクシ的にはカマラ・ハリス女史のスピーチにグッと掴まれましたね（勿論バイデンのスピーチも良かったざんす）。彼女はワタクシとタメなんですが、やっぱり黒人は老けないという通例に倣って彼女も若々しいざんすね。しかも彼女はアジアの血も半分入ってるんで更に若く見えるんじゃないだろうか。
トランプの悪あがきも身内の説得でそのうち終わりになるかもしれず（どうだろうか）とにかく来年の大統領就任が楽しみになってきました。それにしてもニュースを見るにつけ日本にトランプ信奉者があんなにいるとは知らなくてちょっとショックだったり。ヨーロッパはとにかくアンチトランプが主流なんで周りを見回してもトランプに肩入れするような人がいないんであのカルト教団みたいな輩が見当たらないんですが、日本もそうなのかしら。なんかコワい。
さてそんな昨日、先週からSeanにリクエストされていたマロンケーキを作ることに。このマロンケーキ、先日クロちゃんを埋葬しに行った木の周りに落ちてた栗を拾ってきたことがきっかけで、このクロちゃんの栗を使ってケーキを作ろうかと思っていたんですが、皆さん御存知の通り生栗を剥くのって結構大変なんざんすよ。なのでそのまましばらくボウルに入れて飾ってあったんですが、そろそろなんとかしたほうが良いかも、ということで重い腰を上げたワタクシ。もしかしたら足りないかもしれぬと先々週AuderghemのCarrefourで調理済みの栗の真空パックを探したものの見当たらず、先週土曜日はご近所のCarrefour Marketに行ってみたらまだ沢山あったんで一つゲットしていざマロンケーキ。
これがですね、作ってみると結構難しかったのだ。一応参考にしたレシピはあるんですけども、なにしろ初めて作るんでこういう初めて作るっていう時は必ず分量通りにやらないとワタクシ不安でしてね・・・。だって分量通りにやっても何故か出来上がりがおかしなことになったりするワタクシなんで。

リベンジ編はコチラ

今回レシピ自体はそんなに難しくなさそうなんでふんふん楽勝かな〜なんて思ってましたらやっぱりそうは問屋が卸さなかったみたいざんす。
まず栗。クロちゃんの栗を塩を入れた熱湯に漬けて剥こうと思ってたんですが、ううむやっぱり時間がかかりそうなんで熱湯につけてそのまま放置することにして（粗熱が取れたところで冷蔵庫で保管）買っておいた栗の真空パックの半量を使うことに決定。これがなんとかなれば後は簡単♪なんて思っておりましたら、なんとメレンゲが泡立たないというプロブレムが。いや〜このメレンゲってのを久しぶりにやったんで、卵白に分量通りのお砂糖入れればフツーにできるでしょ？と思ったのが間違いで。電動の泡立て機で最速でガンガン回してるっていうのに一向に角も立たないっていうね。ちょっとちょっとどうしたっていうのよ、なんで泡立たないの？とムカムカしながら回すも効果なし。だんだん泡立て機が熱持ってきちゃったんで、泡立てるのを諦めたワタクシ、仕方ないんでキープしておいたマスカルポーネを投入することに。実はこのマスカルポーネ、マロンクリームでティラミスを作ろうかと思って買っといたんですが、こんなときに役立つとは転ばぬ先の杖。
そんなこんなでなんとかケーキの生地が出来たんでオーブンに入れて50分待つ。んが、これがまた50分でもぷよんぷよんで更に15分くらい待ってやっと完成の日の目を見たワタクシのマロンケーキ

なかなか良い焼き加減じゃありませんこと？
ワタクシ、パウンドケーキ系は軽いのよりしっとりしてるのが好みなんでアーモンドパウダーを入れてしっとりと言うかどっしりと言うかみっちり系にしてみました。
中はこんな感じ

栗もゴロゴロと入っとります。
レシピではマロンペーストを入れるようにと書いてあったんだけど、マロンペーストが見つからなかったんで栗の半量と失敗したメレンゲもどきをミキサーで撹拌してクリーム状にしたのを入れております。もったいないんで失敗したのもきっちり使いまっせ。
お一人様用

う〜〜〜んしっとりでウマ〜💕
やっぱりアーモンドパウダーが入ってるんでさらにしっとり。マスカルポーネでも全然OKだし、むしろメレンゲよりこっちのほうがどっしりした感じに仕上がるんじゃないかと。日曜日は半分を頂いて冷蔵庫で一日置いた後今日のお昼にも食べてみたんですが、これが更にみっちりとしてこれまた美味。レシピ通りにラム酒とか入れてたら更に味がしみて美味しくなったかも。今度はラム酒入りで作ってみようっと。