メイソン・ピアソンのブラシとソニアのショッピングマニュアル

メイソン・ピアソンのブラシとソニアのショッピングマニュアル

昨日(日曜日)はそりゃもう良いお天気でした。そして今日も快晴のブリュッセル。
そんな春爛漫の日曜日に何をしようかと言えば、ええ、ワタクシ達は庭で過ごすことにいたしました。
なんでしょうか、Seanはワタクシと似ず出不精ぎみでして(これはPaulに似たのでは)どっちかといえば家でまったりと過ごしたいタイプらしい。で、こんなにいいお天気ならサイクリングでも!とワタクシは思うのであるが、如何せん我が家の男子どもはお出かけモードではない。では何をするかといえば、Seanが渋るPaulを引っ張りだして庭でサッカーの真似事を。ま、ある意味アクティブといえばアクティブよね・・・。しかし、我が家の庭の芝生は先日芝刈りをしたというのに既に大分伸びてきているんですね。でもって雑草も一緒に伸びる。当然だけど。我が家の庭に生える雑草は主にタンポポと白いカワイイ花(ヒナギク系?)。このヒナギクはまあ見ていてもカワイイので除草しなくてもいいかと仏心を出すワタクシですが、タンポポはイカンですよ。だって綿帽子ができるとそこら中に飛んでいって増殖するでしょ?根っこから引っこ抜かないと駆除は無理。で、よせばいいのにワタクシサッカーに興じる男子の横でせっせとタンポポ抜きに精を出しました。ワタクシの性格として綺麗にするならとことんしないと気が済まないたちでして(だからお掃除は好き)そりゃもう必死でタンポポ駆除をやりまして、そしたら何十年か振りにミミズを大量に目にしましてヒイヒイいいながらの庭仕事となりました。ミミズって畑には良いんでしょうが芝生にはどうなの。良いのか悪いのか園芸にはとんと疎いのでよく分かりませんが人間より手足が多かったり少なかったりするものには拒否反応を起こすワタクシ、非常に辛かったということで。しかしね、タンポポの根っこってしぶといの。なんであんなに地中深く根をはるのであろうか。一応細いシャベルはあるのでそれを地中深くぶっ刺してもりっと掘り起こすんですが根っこが切れるし、何よりも力がいるんですの。で、今朝。案の定肩と腰が痛くてですね(泣)。一瞬やっと痛みがあらかた治まった五十肩が再発したんじゃないかと青くなりましたが、恐らくこれは単なる筋肉痛でしょう。やれやれ、庭仕事はワタクシには向いていないざます。
と、前振りが長くなってしまいましたが、本日のお題のMason Peason。

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レトロなパッケージが歴史を感じさせますな・・・。
メイソン・ピアソンのブラシと言えば猪毛のブラシで美容界ではブラシのロールス・ロイスなんて話も聞くイギリスのブラシブランドですが、ワタクシこのブラシを所持しております(なにげに自慢)。このMason Pearsonは1885年創業のロンドンの老舗でして、全てハンドメイドで生産されているそうな。そんな老舗なら王室御用達かと思いきやそうでもないみたいですね。
ワタクシがこのブラシを知るに及んだのはかれこれ10年以上前、当時セレブスタイリストとしてブイブイ言わせていたソニア・パーク女史(今はあまり聞かなくなりましたがビジネスでお忙しいのだろうか)の著書「ソニアのショッピングマニュアル」という本を購入しましてあまりのセレブなお買い物ぶりに度肝を抜かれつつその後続、続々も全て購入し、バイブルとは行かないまでも時々眺めては「もし本当にこれらを全部所有していたら火事で消失したり空き巣に入られたらどんだけの損害になるんだろうか」とか「保険かけてないと心配よね〜」とか他人事ながら心配したりしたものでした。
こちらがそのマニュアル本

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ワタクシ本来ならこの手のマニュアル本にはあまり見向きもしないんですが、装丁のクラシックな感じといい、マニュアルと言うよりカタログ的な内容といいなんとなくツボだったので購入に至ったのではないかと。
で、この第1巻にこのMason Peasonが載っておりまして、恐らく一目見て「おおこれは!」と飛びついてしまったらしい。思い起こせばちょうどその頃長年使っていたブラシが傷んできたのもあり、当時のワタクシはバブリーな経済状況でしたので速攻でググッて一番安いサイトを探し出し(そういうところはしっかりしております・笑)ポチッと購入いたしました。どうやらこのMason Peason、メンテナンスもしっかりしているそうで、壊れたら修理をしてくれ、一生ものとして使えるというのが売りだそうで、そうかそれなら少々高くても頷けると、修理に出すってロンドンに送るんでしょ、なんてことは全く考えなかった浅はかなワタクシです。
しかしね、いくらバブリーだったとはいえ今購入したサイトを見てみたらワタクシのゲットしたBristle/Nylon Junior BN2っていうモデル(猪毛とナイロンのミックス)、£69って!ちょっと〜マジでワタクシこんなの買ったわけ?いやこの10何年の間に値上がりはしたと思いますがね、もう今となっては逆立ちしても買う気にはならないプライスですわ。それにしても10年、正確には11年ですが、ちゃんと役目を果たしてなお健在というのは流石ではないかと。
が、近年このブラシ界のロールスも若干その健常ぶりに陰りが。
こちらがマイMason Peason

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年季入ってます。
このセルフヴィンテージ状態のマイPason Peason、ただでさえ細くなってボリュームが少なくなってきたワタクシの髪の毛が絡まっちゃって絡まっちゃって、ま〜よく抜けるの。ちょっと!これ以上抜けたら困るんですけど!とブラシをよ〜く見てみたら、毛の部分にホコリがまとわりついているではないの。その頃ワタクシこのブラシをすぐ手に取れるように外に置いていたので、そうか飛んでるホコリが絡まったんだねと絡まっていたホコリを除去した後面倒ではあるが引き出しの中で保管することにしました。が。引き出しに入れたら付かないはずのホコリが付いてくる。これは一体どうしたことか。このブラシ、セルフメンテナンス用にお掃除用ブラシが付いておりまして(今も付いてるのだろうか)

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これだけでも購入できて£10.80。この値段なら普通のそこそこ良いブラシが買えそうです。
一生懸命マニュアル通りにお掃除しても植毛された毛の奥深くに入り込んだホコリは取れない。天然猪毛だから洗っちゃなんねえと思ってたら洗っても良しというので洗ってみてもやっぱりダメ。仕方ないのである程度取れた状態で使用していましたがとうとう我慢の限界を越えまして自分の力でなんとかこのホコリを取ってやるぜと眉毛用ブラシとピンセットを駆使してクリーニングいたしました。
その結果

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なんかこうキタナイものがね・・・(汗)
ブラシに付いてるのを見てると白いホコリに見えるんですが取れてみると黒っぽいのね。もしやこのホコリってワタクシの髪の毛に付着していたホコリなんだろうか・・・。キ、キタナイわっっ。こうやってゴソゴソと汚れを取っていたら猪毛が数本抜けまして、さらにナイロンの毛まで抜け!これには青くなりまして、何とか元に戻してやる〜と必死でピンセットで突っ込んだらなんとかはまって事なきを得た。いや、大変でしたわ・・・。
苦労の甲斐あってその後の使用感はやはり全然違いますね。そんなに引っかからないし、ブラシの流れもスムーズに行く様子。やれやれ、やはり問題はホコリの溜まり具合だったのか・・・。皆さん、高級品とは手のかかるものと心得たほうが良さそうでございますよ。っていうかこの手のものは「アラ、ホコリが。じゃあメンテナンスに出しましょ」とブラシごときに軽く修理代を出せるようなセレブやリッチ族のためにあるのであろうということに気が付きました。ボンビーには分不相応だったと。ま、これでしばらくは絡まりもないだろうし、是非一生モンとして末永く使えるようにメンテナンスを続けたい所存でございます。

当時のファッションピーポーは恐らく手に取っていたと思われるバイブル的なこのラインナップ。
ソニアのショッピングマニュアル 1

ソニアのショッピングマニュアル 2

ソニアのショッピングマニュアル 3

やはり最初のインパクトが一番大きかったですね・・・。2,3となってくるに従ってなんとなく自慢話を聞いているような気がしてきてちょっと閉口しましたが、なんとなく揃えてしまったというね。でもこれまで知らなかった日本の老舗の商品なんかを知る機会になって役に立ちましたぞ。

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